《ひざまずけ、禮》第1章35話 〇〇〇のちからってすげー

佐和さんは、スライムに突っ込んでいった。もう、キャラ崩壊とか言ってられないほどにキレ散らかしていた。

スライムもこちらの存在に気づいたようで、跳ねて驚いていた。

佐和「ふっふっふ・・・この前はよくも服の中にってくれたな・・・潰してくれよう!」

佐和さんは足を上げる。スライムは驚いて、地面に潛ろうとして・・・今だっ!

比影「でぇい!」ガバァ

スライム「!?」

僕はスライムがし地面に潛ったところで、隠し持っていたものを袋からガバァとぶっかけた。昨日買ってきた1キロを全てぶっかけてやった。

それは、どこのご家庭にもあるような、普通の調味料。・・・言ってしまえば、お塩です。

塩をぶっかけたスライムは、既に半分ほど地面に潛っていたが、地面から出てきた。しかしそれは、既にスライムとは言い難いものに変わっていた。言うなれば、スーパーボールのようなものに。

こうとしているようだが、ビクともしていなかった。スライムから抜けた水分は、すぐに蒸発した。

昨日調べた時に、ネットに載っていた報なんだけど、スライムに大量の塩をかけると、水分が分離してスーパーボールみたいになるんだってさ。

化けに効くかどうかは分からなかったけど、効いてくれてよかったぁ。

比影「佐和さん、うまくいったね!」

佐和「だねだね!いやースッキリした!じゃあ比影くん、し離れててね!」

比影「うん、あとはお願い!」

佐和さんは手袋をつけて、人差し指をやつに向ける。

佐和「わたしにちょっかい出したこと、あの世で後悔しなさい!あんたらもあの世に行くのか知らんけど!」

スライム「・・・!・・・!」

佐和「ひざまずけ・・・れぇぇぇいっ!!」

佐和さんの聲とともに、スライムだったものがに包まれ・・・しずつ、消えていった。それと同時に、周りに漂っていた重苦しい空気も、消えていった。紅き街の崩壊である。

佐和「ふぅ・・・と。」

比影「お疲れさま、佐和さん。」

佐和「比影くんもね。いやはや、今回も何とかなってよかったよ。」

比影「なんかパターン化してる気もするけどね。にしても、最近やっぱり多いね・・・。」

佐和「ほんとよね。まだ対処できる範囲だからいいけど、いつかは私たちの手にあまる存在も出てくるだろうし・・・。」

比影「・・・やっぱり、し考えなきゃだね。あっちが力なら、こっちは知能だ。」

佐和「・・・ふふ、そうね。それより・・・早く帰って朝ごはん食べなきゃ。お腹すいちゃったよ~。」

こうして僕達は、また1つ紅き街の侵攻を食い止めたのだった。

レア「・・・ふふ、よくやったよ2人とも。この調子で・・・よろしくね。」

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