《ひざまずけ、禮》第1章36話 ぶち當たりし壁
あれから數日、紅き街出現の報はしばらくなかった。
僕はその時間を利用して、前にも言った僕ら人間の知能を生かした裝備・・・前の「ご安全に1號」のような偵察機とか、そういったものを手ごろに作れないかと考えていた。
とりあえず、今後も偵察用は必要になるため、前のものより頑丈な、オフロードにも適したラジコンカーで作った。「ご安全に2號」と名付けよう。
あとは、気休め程度だけど・・・敵の足元を狙えるパチンコを買ってみた。玉は・・・まぁ、その辺の石ころとかでもいいだろう。
こうしてしずつ裝備を揃えていった・・・のだが。
比影「・・・うーん、これじゃ牽制くらいにしかならないよね。」
1番の、というか最初からわかっていた壁にぶち當たった。所詮、僕の知能で作れるのは、化けにとって有効となりうるものでは無いこと。
鎖鎌とか出刃包丁とかなら、ワンチャン何とかなるのかもしれないが、そんな騒なもの持ち歩けない。世界の平和を守るものが、銃刀法違反で逮捕なんて笑えない。
そんなことを考えながら、機に突っ伏していると・・・家のインターホンが鳴った。
親が出たようだが、そう時間も経たないうちに階段を上がる音がする。いや、まさかね?そう思った次の瞬間、僕の部屋の扉がノックされた。
母親「比影ー?いるー?」
母親だった。佐和さんじゃなかったことに安堵と寂しさを覚えながら、返事をする。
比影「母さん?いるけどどうしたの?」
母さんから帰ってきた言葉は、意外なものだった。
母親「もう用意終わってるの?佐和さんが學校行こうって來てるけど。」
比影「・・・へ?」
僕は呆気に取られた。今日は土曜日、つまり學校はない日のはず。なのに、學校へ・・・?
母親「変よね、今日土曜日なのに。學校から土曜日登校の話って出てたかしら?」
比影「いや、わかんないけど・・・でも佐和さん來てるんだよね?すぐ用意するから待ってて貰えるよう伝えて?」
母親「わかった、伝えとくわね。」
そういって階段をおりる母さん。・・・とりあえず、用意をしようか。パジャマのままで學校には行けないし・・・。
そこから數分で支度をし、僕は1階へと降りた。玄関では佐和さんと母さんが何やら話していた。
比影「お待たせ佐和さん。」
佐和「ぐぬぬ・・・って、おぉ比影くんおはよう!じゃあ行こっかさっさと行こっか。」
比影「え?う、うん。」
佐和さんは何やら怪訝な目をしていたが、僕を見た瞬間にそういって、そそくさと玄関から出てしまった。
不思議に思って僕もあとを追いかけようとすると・・・
母親「ちょっと、いいかしら。」
母さんに止められた。
比影「なに母さん、急いでるんだけど。」
母親「さっきの佐和さんについてなんだけど・・・」
比影「え?うん。佐和さんがどうしたの?」
母親「・・・あの子うちによく來てるけど、彼、じゃないのよね?仲のいいお友達って佐和さん言ってたけど・・・」
突然何を言い出すのだろうか、この母は。
比影「彼じゃないよ。佐和さんの言う通り、仲のいい友達だって。」
母親「・・・ふーん・・・へー・・・」
そう言っても母さんは、怪訝な目でこっちを見てきた。拉致があかなかったので、僕もそそくさと玄関から出た。
・・・いったい、なんだったんだろ?
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