《ひざまずけ、禮》第1章40話 奴らに対抗するには

それから僕達は、せっかくレア様が來てくれたので、3人でこれからの対策を考えることにした。

ちなみに基地の裝は、ないそう・・・ではなく、さっきも言った通りコーヒーメーカーと、それを嗜むための一通りのキット、それからお茶菓子に、扇風機とヒーター。ある程度のものは揃えてもらった。

あとは、今回のような會議なんかを開く時に使う、ホワイトボードと機に椅子、仮眠用のソファとかだろうか。まぁ、そんなことはどうでもいいか。

レア「このコーヒーメーカー、コーヒーを作るだけじゃなくて、紅茶とか緑茶とか々作れるのな。最先端やなぁ。」

佐和「でしょ?結構拘ったんですよ~」

・・・と思ったが、案外どうでも良くないのかもしれない。2人はしばらく、コーヒーメーカーのことを話し込んでいた。僕もすごいとは思ったけど・・・そこまでかなぁ。

それから、10分は経っただろうか。

比影「・・・あのー、そろそろいいかな。本題にりたいんだけどさ。」

佐和「へ?・・・あ、ごめんごめん!つい夢中になっちゃって・・・」

レア「すまへんなぁ、こういう便利グッズには目がないねん。向こうにもこういう便利なやつがあればええんやけど・・・。」

比影「・・・なんか、神様の世界も大変なんですね。」

レア「せやで?上のやつらは頭かったいわ、下のやつらは言う事聞かんわで・・・うちらみたいな中間のヤツらが、1番苦労するんや。よう覚えとき。」

比影「勉強になります、とても。それよか、本題にりましょう。紅き街の対策會議、はじめますよ。」

やっとこさ2人が席に著いてくれた。僕も椅子に座り、あらかじめホワイトボードに書き連ねておいたことを説明する。

そこには、これまで倒した敵とその有効打となったもの、化けの寫真を掲示していた。

比影「最近の化けは、最初の頃に比べて大きく、そして兇暴なものが多いです。それに、ギリギリだったものもいますし・・・。」

レア「ふむ・・・」

佐和「確かにそうね。けど、私たちが強くなろうにも、やっぱり限界があるよね。」

比影「漫畫の主人公みたいに、特別な力というか、隠された能力でもあれば違うんだけどね。流石に現実的にないだろうから、ここからは武とかで応戦するしかないと思うんです。」

レア「武・・・やつらと1発やり合おうってことやね。逃げてばっかなのもなんか面白くないしなぁ、いいとは思うで。でも・・・」

レア様は考え込む仕草をした。そう、ここからが問題なのだ。

比影「まだ倉庫で武の作ができる分、今までよりも格段に効率よく出來るとは思いますけど、それでも倒せるようなものではないですから・・・。」

佐和「そこで、レア様の力を借りたいんです。アイツらに有効な手段というか、特攻武みたいなものって、ありませんか?」

僕達は、レア様に懇願するよう、見つめた。

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