《ひざまずけ、禮》第1章43話 飾りじゃないのよ〇〇〇は

學校に基地が完した、次の日。言った通り、その日は1日佐和さんの誤解ときに専念していた。

佐和さんたら僕の話聞く気がないのか、どれだけ言ってもプイッとそっぽ向かれるもんだからさぁ。結構な苦労だった。晝休みに何とか誤解を解けた。

んでもって、放課後。2人で基地に向かうと、あきらか基地の存在に驚き・・・というか「何あれ」という気持ちをもった數名が、基地の周りにいた。

僕だけしかこの場にいなかったら、1度逃げて人が居なくなるのを待ってただろうが、佐和さんのおかげで人ははけていった。佐和さんのコミュ力、おそるべし。

そして、基地にろうとした・・・のだが、佐和さんがある場所でピタッと止まってかなくなってしまった。その場所とは、例のポストの前である。

比影「・・・佐和さん?なにしてるの?」

佐和「んー?ん、うん・・・」

かなくなったと言ったが、正確にはポストの前で立ち止まって、カチャカチャと何かをかしていた。なんだろうと思っていると、ポストが開いた。ポストってそんなじになってるのね。

佐和「・・・うーん、現れてないから來てないのか、現れたけど來てないのかが分からないんだよねぇ。」

比影「佐和さん?」

佐和「もし後者なら、恥ずかしさからなのか、怪しさからなのか・・・流石にあれは不味かったかなぁ。」

比影「あのー・・・おーい・・・」

佐和「こうなったら、1回ポスターの近くで張り込んで、ポスターに目をとめた人がいるかどうか確認しなくては!そうと決まれば・・・!」

比影「佐和さんストップストップ!頼むから僕にわかるように教えて!?」

佐和「あ、ごめん。」

佐和さんは僕に以下のことを話してくれた。

まず、あのポストは飾りでもカモフラージュでもなく、報提供箱(つまり目安箱)のようだ。何のためにとおもっていたが・・・きちんと使い道があったのね。

もちろん、ポストにれてもらう容は、紅き街に関する報。どこかで見たことはあるか、聞いたことはあるか。今後のためにも、幅広くんな人に聞くため、目安箱のようにしたのだとか。

佐和「ちゃんと神様には説明したし、神様から比影くんには言うってことだったのになぁ・・・。」

比影「レア様ェ・・・」

佐和「あはは・・・まぁ、それは置いとくとしてもさ。ご覧の通り一通も來てないわけですよ。」

比影「來てないってことは、紅き街が出てないってことでしょ?じゃあ、別にいいんじゃない?」

佐和「あー・・・その、そりゃそうなんだけどさ?こっちとしてもやることがないと言うかさ?」

比影「やることならあるじゃん。ヤツらを倒すための裝置とか武とか作るんだってば。それもこの基地の役割のひとつでしょ?」

佐和「えーっと・・・そうなんだけど、けれどねぇ・・・?」

・・・なんか怪しい。さっきから、佐和さんの目が泳いでいる。この人は噓をつけない人だな。

僕は、佐和さんの不審なきを捉え、カマをかけてみることにしたのだった。

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