《ひざまずけ、禮》第1章46話 もはやお約束

次の日の放課後。2人でポストを恐る恐る見てみると、昨日のポスター掲示のおかげか、數枚の紙がっていた。年柄にもなく、2人でガッツポーズを取った。

佐和「よかったぁ、った甲斐があったね!」

比影「ほんとだね!紅き街解決にしでも手立てになるといいけどね。」

佐和「それなら尚いいけど、とりあえず學校がより良いものになればいいかな。さて、部活始後初めての依頼はなんじゃろな~っと♪」カサカサ

そんな思いで折りたたまれた紙を広げていくと、中に書いてあった文字は・・・

「さっさと廃部してしまえ」

佐和「法廷で會おう」

比影「賛

1発目から、ストレスが溜まるものだった。

最初のはあとで校長にリークするとして、とりあえず次々に依頼を見て行くことにした。

・・・が

比影「次は・・・えぇと、『校長の髪と長い話はどうにかなりませんか。ついでにその部屋返せ』か。どうにもならんから諦めろ、っと。」

佐和「次・・・『ラジオネーム 笹の葉って味いよね いつも見てます、頑張ってください。曲のリク』・・・もういいや、間違ってますよ、と。」

比影「次は・・・『勉強せずに高得點取りたい、回答をよこせ』か・・・はぁ、通報した、と。」

佐和「・・・『彼しいから連絡先よこせ』、甘えるな行あるのみ、と。」

比影「・・・なんか、何でも調べるといった手前あんまり言い難いけど、ろくな依頼がないね。」

佐和「依頼というより、愚癡を書いてるじだね。ここはネット掲示板じゃ無いのにね・・・。」

2人してため息をついた。そりゃ多は、こういったおふざけも來るとは思ってたけど、ここまでとは思わなかった。

んで、ポストにってた紙は殘り1枚。全く期待せずに開いた。ここまできて、期待しろという方がおかしいと思う。

比影「えっと最後のは・・・『昨日の夜中、団地の片隅でボールが跳ねるような音がして、近くに行ってみると赤の景が広がっていました。る前に逃げ出しましたが、調べて貰えませんか。』と・・・ふぁっ!?」

佐和「うそ、ほんとに紅き街の報來た!?」

比影「・・・確かめてみよっか。佐和さん、レア様に連絡してみて。」

佐和「わ、わかった・・・」

電話でレア様に問い合わせてみたところ、本當に昨日の夜中に紅き街が出現したことがわかり、しかも報にあった付近で出たらしく、報の裏付けが取れた。

比影「とりあえず、この人に會ってみよっか。電話番號も書いてくれてるみたいだし。」

佐和「そうね、そうしましょう。・・・ほんとに來るなんて思わなかったなぁ。」ボソ

比影「え、なに?」

佐和「な、なんでもないよ!早速連絡取りましょ!」

こうして僕たちは、依頼主に電話をし、詳しいことを知るために直接會うことになったのであった。

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