《2番目の村娘は竜の生贄(嫁)にされる》
悪魔の蟲歯の呪いのせいで、50年に一度、竜族は人間の花嫁を迎えると言うことで相殺できるということを、神様に言われ…そうしているが、
ぶっちゃけると竜族側からも不満が出ていた。
「人間て…めんどくさくね?」
「食料しょくりょうと結婚すんの?草くさ…」
「そもそも人間と渉するのもめんどくせえ。そもそも人間は、山を切り開き、自然を壊す害悪」
「でも悪魔から訳の判らない蟲歯の呪いあるし。50年間は安心だけどさ…。まぁ、ブス寄越してきても困るから、人貰うことにしようぜ?人間なんか竜の加護で、魔から守ってやるって言ったら、大言うこと聞くぜ」
とか言うことで、代々50年毎に、人の嫁を娶るめとることになった竜族。
この城と城下街は、結界で人間には気付かれないようにしている。竜族と言えど、繁はするので、ここでは人間姿で過ごすことが多い。その方ほうが効率的に暮らせるからだ。
多くは山に住んだり、人間が気付かない空に、神様が島を點々と造り、そこを領地にして村や町を作っている竜の貴族達も多い。人間達は空に島が有るとは思っていないから、侵攻されることも戦爭になることもないし、人間達は空を飛ぶと言う発想はない。
*
リオン王子が、フィリス様の贈りを買われた後、部屋に戻り、寛いでいる時に、私が給仕をしている姿を見てボソリと言った。
「クレイグ…そう言えばお前、あの人間娘と結婚して何日になる?」
「…丁度1週間くらいですかね??」
リオン王子は、珍しく端正な顔に皺を寄せて
「済まなかったな…。お前に…新婚休みをやるのを忘れていた!いつも通り給仕してるし…」
「はぁ…、仕事ですからね…」
するとリオン王子が
「おい、俺もあれだったけどな、流石に新婚なのに働きすぎだろ!!子作りとかもしろよ!!よし!休暇を2週間與える!!」
「えっ!!?そんなにいりません!!王子の従者は私です!」
「捨てられたみたいな顔すんな!ばか!!お前の仕事人間もいい加減にしろ!休め!しは!後、嫁と仲良くしろ!!」
「そ、そうは言っても…何を話せば…。結婚もいきなり書面上だけで、ジュリエットさんも直ぐにフィリス様付きの侍にられたし、あまり話してません。廊下であったら、「仕事頑張ってください」「そちらも」くらいしか無いので…」
と言うとリオン王子が頭を抑えた。
「お前等おまえらは夫婦だろうが!!いいか!クレイグ!!2週間のうちに、嫁と仲良くなれ!!可能なら子作りしろ!!世間一般の新婚生活とやらを満喫しろ!これは!命令だ!!」
と命令が下されたら、王子甘やかしの私は逆らえない!!というか、そもそも新婚生活よりも人生活すら、今までしてこなかったのに!仕事命しごといのちの私には不要な産なのに…。
まぁ…、王子のお嫁になれるのだろうと思って私の背中の上で嬉しそうに
「イケメン王子様と結婚できる!やったー!」
と喜んでいた、ジュリエットさんには、酷いことをしたな…とは思うけど。いや、実際酷いと思う。いくら王子とフィリス様が超ラブラブだから、たぶんこのままの結婚はないだろうし、村娘さんは別の人ひとと結婚させられるだろうなと思っていた。
まさか、私の嫁にされるとは思ってなかったのですが!!!
想定外だったけど、王子の命令には逆らえない!!竜族なら誰でもいい。でも王子の命令だから結婚した。というか、サインしただけで、ジュリエットさんと私の間に、だのだのは無いと思う。労いねぎらいの言葉をかけるのみ。
それにまだ…、手紙は送ったけど、実家にジュリエットさんと挨拶に行ってないので、この機會に行くしかないか…。後、家いえも手配しないといけない。あんまり住まないだろうけど。
ああ、実家にしばらくジュリエットさんを預けて、私が家いえ選びをすればいいのか。王子から特別ボーナスだと家いえを買う資金も頂いてしまった。家政婦さん…、いや、管理人を雇わないとね。家いえを開けることも多いだろう。基本、城に勤めるし。
あれ?ジュリエットさんは……、お城に勤めたいのかな?でも、王子命令でフィリス様付きの侍になったし。お互い仕事はしてる。でも最初金持ちと結婚したいとか言ってたしな。私は侯爵家けの次男だけど爵位は長男の兄さんのものだし。王子付きの侍従長じじゅうちょうで給金は良い方ほうだけど…。特に贅沢したいとかも無いんだよなぁ。でも、は贅沢したいのかも!!?
うーん。その辺あたりは聞くか。
と休憩時間中に、私はジュリエットさんに聲をかける。好奇心で皆みんなが覗き見していたので
「すみません、ちょっと…」
と私の部屋に呼びつけた。
ジュリエットさんは、お晝を持ち、モグモグとサンドイッチを食べながら聞いた。
「なんですか?何なにかご用事?」
と素っ気そっけのない返事が帰ってきた。
私は王子から休暇をいただいたことや、実家への挨拶や滯在などを話した。
「で、私が貴方あなたの家いえで待ってる間…貴方あなたは家いえを買ってくると?」
「そうです。そう言えば、ジュリエットさんは、お仕事はどうします?家いえにずっといますか?」
「……いや…働くわよ。家にいたってやることも無いじゃない…。働いて給金を貰い、自分の好きなを買うわ」
「そうですか。ならば、私は何なにも言いません。それからもう一つ」
「何なに?まだあるの?貴方あなたのお母さんとも上手くやれっての?嫁姑問題あるしね?はぁ、めんどくさいなぁ」
とボヤいている。
「い、いえ、それも確かに有りますけど…王子の命令で…こ、子作りを可能ならやれと。世間一般の新婚生活を送れと言われて…」
と流石にモゴモゴと言うと、彼はあっさりと
「ああ…そんなの適當に、休み明けに言っておけばいいわよ。口裏を合わせればいいだけでしょう?だって私達、があるわけじゃないし、クレイグさんのことは私、同僚のし上の上司くらいにしか思えない…貴方あなたもでしょ?」
と半目はんめで聞かれて、私はしだけがちくりとした。
「ええ、まぁ、そうです。そ、そう言えば、実家は空の島の一つにあるんですよ!」
「へぇ。空に島が有るのね?それはちょっと初めてで楽しみかも」
と興味を持ってくれた。
後は実家に帰るだけか。
しかし私は、そこで気付いた。
皆みんながジュリエットさんを…餌として見ないだろうか?いや…、流石にないか?
………いや、有り得る…。
どうしよう…。言うべきかな?でも怖がらせちゃうかも。帰らないと言い出しそうだし。
まぁ私が家族に厳重注意しておけばいいか。
ここに連れてきて、同僚達は度々ジュリエットさんを盜み見て、ヨダレを垂らしてる奴らがいた。
「あの…、まぁ…、そう言うことなので、2週間ですが、よろしくお願いしますね」
「了解致しました。クレイグさん」
とピシッとした。これじゃ、嫁ではなく部下だ。
普通なら今…私の部屋にいるし…イチャイチャしているんだろうけど…ジュリエットさんにはその気は皆無かいむだし、別に私もそんなつもりはない。ジュリエットさんは、面白い人ひとだと思うけど。
お晝を済ませ、ジュリエットさんは、仕事に戻ると言い、部屋を出たのだった。
          
俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜
世界中で知られる有名ゲーム機を 開発、製造、販売する會社 『新城堂/SHINJYODO』 三代目社長 新城 暁(30) しんじょう あかつき × 新城堂子會社 ゲームソフト開発 『シンジョーテック』 企畫開発部 成宮 芹(28) なりみや せり 暁にとっては運命の出會い 芹にとっては最悪の出會い 追いかけ追いかけられる二人の攻防戦
8 141初めての戀
美男美女。リア充達のハーレム物。 とは程遠い。年齢=彼女いない歴。要するに童貞が主人公の物語。 僕が初めて人を好きになったのは高校二年の春。まさかまさかの一目ぼれだった。 しかし、それは一目ぼれではなくて必然だったんだ。 運命的な出會いのはずなのに、運命はとうの昔から動いており、僕だけがそれを忘卻の彼方に置き去りにしていた。そう、忘れてしまっていたのだ彼女のことも、あの子との約束をも。 そしてあの人のことも---。 ある日を境に見るようになった夢、性別を超えて仲のいい幼馴染、心の闇を隠しムードメーカを演じる親友、初対面なのに目の敵にしてくる男子生徒、そして僕が戀に奧手だったのも、全部意味があった。 それらに気が付いたのはもちろん偶然じゃない、必然的に一目ぼれした彼女と出會ったからである――。 それでも君が好きだから。 必ず君を迎えにいくよ。 戀に不器用な男子高校生と一途に彼を想い続ける女子高生の、青春をかけたドタバタラブコメディー。 【更新頻度】 H31.2月より週一を目処に更新致します。
8 160ただいま冷徹上司を調・教・中・!
同期から男を取られた崖っぷちOL 久瀬千尋 ✖ 容姿端麗で仕事も完璧、誰からも一目置かれる課長 平嶋凱莉 二人はひょんなことから(仮)戀人になることに。 今まで知らなかったお互いの素顔を知るたびに、二人の関係はどんどん近くなる。 意地と恥から始まった(仮)戀人は(本)戀人になれるのか? 戀愛下手な二人の戀愛が今始まる。
8 56ニート16歳の俺が、戀愛なんて間違っている
久々に、學校に行ったらクラスメイトから「おまえいたっけ?」といわれたけど久々だから仕方ないと思いつつ內心傷ついているのに誰も気が付いてくれなっかったけど、「やっほう、お久―」といわれて、(付き合いてぇぇえええ!!!)と思い俺は、、、、、
8 66美少女同級生が新たな家族に!!
雨宮優は、三月の終わりに父さんの再婚相手を紹介される。 そこには、連れ子として、學園のアイドルの雪村朱音がいた。 この出會いが、雨宮優の人生を大きく動かしていく。
8 152地味な俺がなんでモテるの!?
斉藤 成城(さいとう せいじ) は普通の男子高校生である。 住んでいる所は住宅街住みやすいし少し遠いいが、電車で行ける 山や川などがある。 身長169cm 成績 普通 運動神経はやや自信あり 顔は…………普通のどう見ても普通の高校生 そんな彼は 戀 を一回も経験していなかった がある事をきっかけで斉藤成城は 戀のハリケーンの集まるど真ん中にいたのだ…… どうも!みなさん!斉藤 です! 今回のテーマは………戀です! 自分は実力不足ですが…もしも!この作品気に入ったよー!っと言う方!ぜひぜひ!フォローを! そして、誤字 情景等が足りなかったら指摘コメントお願いします! サブタイトルを変えました! 2019年7月21日にキャラデザを見直し変更しました!
8 187