《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》廻のの外へ 28
魔王は先代魔王から全てをけ取った様だ。それからの魔王は、今までの野生児ではいられなかった。魔王の知識、歴史、力……そして責任、使命……そういうのを魔王は理解したんだ。それから魔王は魔王となった。そして宿敵の勇者が誕生するまで待つことになった。
あの野生児の魔王が勇者を待つ……信じられない事だ。でも今の魔王は襲ってきた奴をただぶっ殺しそのを食らう奴では既にないんだよね。まあそれでも待つ意味は? と思うが、魔王の歴史に、責任に、そして使命にその答えがあるんだろう。
私はいきなり場面か変わるからどのくらい待ったのかはわからない。案外早かったのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。けど、次の場面はあの勇者が魔王の前に仲間達と共に現れた場面だった。
(これって、私が目覚めるちょっと前のじ?)
私が目覚めたとき、既に魔王と勇者は最終戦闘してた。そこに勇者の仲間はいなかったから、これはきっとあのちょっと前。
「魔王!! 貴様を討つ!!」
その勇者の言葉に魔王はニヤリと笑った。そう心から……それが私にはわかった。
「はっ!! ――はれ?」
周囲を見ると、まだ見慣れたとは言えない機械とモニターがある。モニターには石となった魔王の姿がある。
「戻ってきたんだ」
どういう基準で戻されたのかわからない。けどまあ楽しいを見たとは思う。戻ってきたら実は魔王が復活してる。とか思ったが、やっぱりだけど、現実はそんなに都合よくは行かないらしい。過去を見れたんだし、それってつまりはこの目の力を私は使ってる? け取ってる? と言えるとは思う。ならそれをもっとれる様になれば、二人を元に戻せると思う。
ニヤリ……
「これは仕方ない。二人を助けるためにはもっとこのアビスの目玉の力をしる必要があるからね。だからこれはプライバシーの侵害とか……そんなんじゃないんだよ」
誰に言い訳してる訳でもないんだけど、なんかそんな獨り言をつぶやいてしまう。とりあえず今回は魔王を満たし、次は勇者だろう。今の流れを見るに、きっと魔王と同じ場面までは見れるんじゃないかな? そう思って再び目を抱えようとすると目がホロリと崩れだした。
「ええ……」
取り出した目玉はそれなりに頑丈だったんだけどな……
「力を使い果たしたとか?」
それくらいしか心當たりがない。まあけど問題はないか。なにせまだあるし。――と言うわけで、別の目玉を勇者の前に持って行く。
「今度はもっと解析するぞ」
そう気合いをれる。目玉の視界に勇者をいれると再び熱くなってきた。私にそれに集中して――
「おらーいくぞーー!」
そう言って目の前の子供追いかける。周囲には他にも四・五人の子供達がみえる。どうやら鬼ごっこしてる?
(え? ちょっとるのがナチュラル過ぎて何も出來てないんですけど!? そっち上手くなっちゃってるじゃん!!)
私は嘆いた。
骸骨魔術師のプレイ日記
全感覚沒入型VRデバイスが一般的に普及した未來。このデバイスはあらゆる分野で利用されており、それはゲーム業界でも同じである。人々はまるで異世界に迷いこんだか、あるいは近未來にタイムトラベルしたかのような経験が可能ということもあって、全世界であらゆるジャンルのVRゲームが飛ぶように売れていた。 そんな好調なVRゲーム市場に、一本の新作タイトルが舞い降りる。その名は『Free Species World』。煽り文句は『あらゆる種族に成れるファンタジー』であった。人間にも、獣にも、はたまた魔物にも成れるのだという。人型以外の姿を取ることが可能なVRゲームは世界初であったので、βテストの抽選は數千倍、製品版の予約は開始一秒で売り切れ狀態となっていた。 これは後に社會現象を起こす程に大人気となったVRゲームで悪役ロールプレイに撤し、一つの大陸を支配して名を轟かせたとある社會人のプレイ日記である。 ◆◇◆◇◆◇ GCノベルス様から書籍化致しました。書籍版のタイトルは『悪役希望の骸骨魔術師』です!
8 92クリフエッジシリーズ第四部:「激闘! ラスール軍港」
第1回HJネット小説大賞1次通過、第2回モーニングスター大賞 1次社長賞受賞作品の続編‼️ 宇宙暦四五一八年九月。 自由星系國家連合のヤシマに対して行われたゾンファ共和國の軍事行動は、アルビオン王國により失敗に終わった。クリフォードは砲艦の畫期的な運用方法を提案し、更に自らも戦場で活躍する。 しかし、彼が指揮する砲艦レディバードは會戦の最終盤、敵駆逐艦との激しい戦闘で大きな損傷を受け沈んだ。彼と乗組員たちは喪失感を味わいながらも、大きな達成感を胸にキャメロット星系に帰還する。 レディバードでの奮闘に対し、再び殊勲十字勲章を受勲したクリフォードは中佐に昇進し、新たな指揮艦を與えられた。 それは軽巡航艦デューク・オブ・エジンバラ5號(DOE5)だった。しかし、DOE5はただの軽巡航艦ではなかった。彼女はアルビオン王室専用艦であり、次期國王、エドワード王太子が乗る特別な艦だったのだ。 エドワードは王國軍の慰問のため飛び回る。その行き先は國內に留まらず、自由星系國家連合の國々も含まれていた。 しかし、そこには第三の大國スヴァローグ帝國の手が伸びていた……。 王太子専用艦の艦長になったクリフォードの活躍をお楽しみください。 クリフォード・C・コリングウッド:中佐、DOE5艦長、25歳 ハーバート・リーコック:少佐、同航法長、34歳 クリスティーナ・オハラ:大尉、同情報士、27歳 アルバート・パターソン:宙兵隊大尉、同宙兵隊隊長、26歳 ヒューイ・モリス:兵長、同艦長室従卒、38歳 サミュエル・ラングフォード:大尉、後に少佐、26歳 エドワード:王太子、37歳 レオナルド・マクレーン:元宙兵隊大佐、侍従武官、45歳 セオドール・パレンバーグ:王太子秘書官、37歳 カルロス・リックマン:中佐、強襲揚陸艦ロセスベイ艦長、37歳 シャーリーン・コベット:少佐、駆逐艦シレイピス艦長、36歳 イライザ・ラブレース:少佐、駆逐艦シャーク艦長、34歳 ヘレン・カルペッパー:少佐、駆逐艦スウィフト艦長、34歳 スヴァローグ帝國: アレクサンドル二十二世:スヴァローグ帝國皇帝、45歳 セルゲイ・アルダーノフ:少將、帝國外交団代表、34歳 ニカ・ドゥルノヴォ:大佐、軽巡航艦シポーラ艦長、39歳 シャーリア法國: サイード・スライマーン:少佐、ラスール軍港管制擔當官、35歳 ハキーム・ウスマーン:導師、52歳 アフマド・イルハーム:大將、ハディス要塞司令官、53歳
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