《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》廻のの外へ 37
『その前に一つ確認ですが、貴方がいう魔王というのは、そこの魔王ですか?』
「他に魔王って居ないじゃん」
AIが変な事を言い出した。一何を言い出したのか、理解が出來ない。だって魔王って魔王じゃん。他に魔王がいるかと……ね。
『魔王はいますよ』
「どこに!?」
まさかこの世界にも魔王が!? まあ世界が変わったし、居てもおかしくない。けど、まだかかわってないはずなんだけどね。まだアビスにしか出會ってないよ?
『貴方が魔王にはこれまでの魔王が統合されたと言ってませんでしたが? なら、妨害してるのがこの魔王なのかはわからないのでは?』
「ああー確かに?」
確かに言われてみれば、そうだね。けど魔王の意思とかがあるかわからないし、そこまで頭が回らなかったのもしょうがないよね。
「つまり、私の過去視を妨害したのはあの魔王じゃなく、歴代の魔王だった!?」
『何か心當たりはないのですか?』
「そう言われても……確かになんか覗くな……とかいう聲が多重に聞こえた気がするけどね」
演出かと思ってたけど、実際歴代の魔王が言ってたとしたらあの重なった聲も納得だ。
『魔王の誕生には世界の仕組みが関わってるのかもしれません』
「世界の仕組み?」
『魔王も勇者も世界によって組み込まれたシステムの様な存在かもしれないと言うことです』
「なにそれ?」
もうちょっと簡単な言葉でお願いします。システムとかいわれてもわかんないよ。
『魔王も勇者もその誕生は世界のかもしれないのです』
「なるほど……」
『まあまだ推測ですが』
「なにそれ?」
結局、わかんないんじゃん。
「もう一度挑戦してみて、魔王達に聞い足り出來るかな?」
『どうでしょうね。勇者も試して見ては?』
確かにそれも一理ある。魔王では拒絶されたけど、もしかしたら勇者は過去視を普通にさせてくれるかもしれない。なんせ勇者優しいし。けど、別に勇者って特別な生まれなのかな? なんか普通に親とかいたよ? いや、でも勇者や魔王が世界のシステムとか言うのなら、こっちの方が実は深い闇が……
「とりあえず勇者も試してみる」
というわけで、今度は勇者で試すことにした。今度は時間を停止するところまでは簡単にできた。どうやら力の馴染めかたって奴がわかってきた気がする。そして再び私はAIにいうよ。
「やっぱり無理だったよ」
『そうですか』
勇者の方はなんだか綺麗な聲が拒んできた。やっぱり何かがあるらしい。勇者の時は々と質問したんだけど、応えてくれる事はなかった。まあでも、私はかなり力と言うになれてきたと思う。今なら、出來るんじゃない?
私は過去視を止めて、本格的にアビスの力を利用して二人を元に戻す事に挑戦するよ。
Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜
一風変わったVRゲーム『Monsters Evolve』があった。モンスターを狩るのでもなく、モンスターを使役するのでもなく、モンスターになりきるというコンセプトのゲームである。 妙な人気を得たこのゲームのオンライン対応版がVRMMORPGとして『Monsters Evolve Online』となり、この度発売された。オフライン版にハマっていた吉崎圭吾は迷う事なくオンライン版を購入しプレイを始めるが、オフライン版からオンライン版になった際に多くの仕様変更があり、その代表的なものが初期枠の種族がランダムで決まる事であった。 ランダムで決められた種族は『コケ』であり、どう攻略すればいいのかもわからないままゲームを進めていく。変わり種ゲームの中でも特に変わり種の種族を使って何をしていくのか。 人間のいないこのゲームで色んな動植物の仲間と共に、色んなところで色々実験してやり過ぎつつも色々見つけたり、3つの勢力で競いあったり、共に戦ったりしていくそんなお話。 カクヨムにて、先行公開中! また、Kindleにて自力での全面改稿した電子書籍、第1~6巻を発売中! そしてオフライン版を描くもう1つの物語。 『Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~』も連載中です。 良ければこちらもどうぞ。 https://ncode.syosetu.com/n9375gp/ 無斷転載、無斷翻訳は固く禁じます。
8 84平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)
時は2010年。 第二次世界大戦末期に現れた『ES能力者』により、“本來”の歴史から大きく道を外れた世界。“本來”の世界から、異なる世界に変わってしまった世界。 人でありながら、人ならざる者とも呼ばれる『ES能力者』は、徐々にその數を増やしつつあった。世界各國で『ES能力者』の発掘、育成、保有が行われ、軍事バランスを大きく変動させていく。 そんな中、『空を飛びたい』と願う以外は普通の、一人の少年がいた。 だが、中學校生活も終わりに差し掛かった頃、國民の義務である『ES適性検査』を受けたことで“普通”の道から外れることとなる。 夢を追いかけ、様々な人々と出會い、時には笑い、時には爭う。 これは、“本來”は普通の世界で普通の人生を歩むはずだった少年――河原崎博孝の、普通ではなくなってしまった世界での道を歩む物語。 ※現実の歴史を辿っていたら、途中で現実とは異なる世界観へと変貌した現代ファンタジーです。ギャグとシリアスを半々ぐらいで描いていければと思います。 ※2015/5/30 訓練校編終了 2015/5/31 正規部隊編開始 2016/11/21 本編完結 ※「創世のエブリオット・シード 平和の守護者」というタイトルで書籍化いたしました。2015年2月28日より1巻が発売中です。 本編完結いたしました。 ご感想やご指摘、レビューや評価をいただきましてありがとうございました。
8 158シスコン&ブラコンの天才兄妹は異世界でもその天賦の才を振るいます
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