《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》廻のの外へ 44
直上に吹き上がる私達。マジでまんまロケットだし、きっとGとか凄いんだろうなって思ってたけど、実際、中はいつもと変わらない。そこら辺はG-01の高能っぷりがうかがえる。深淵へと落ちてきた道を今度は吹き上がってる。遠くに見えるがどんどんと大きくなってくる。
けどこの狀態……作がむずい。油斷すると、斷崖にぶつかりそうになる。そこまで狹くもないんだけどね。ふらふらする。私はG-01の中で両手を目一杯広げて、まるで綱渡りするかのようにバランスを取ってる。
「おっとと……」
なんか下手すると直ぐにバランス崩して側面に突っ込みそうになる。なんでこんなにこれってバランス悪いの? 世にあるロケット……まあこの世界にロケットなんてないだろうが――それはなんでまっすぐに上に飛んで居いけるのか疑問で鳴らない。
「まさか……中で宇宙飛行士がバランスを取っている!?」
『なんですかそれ?』
アホな事を考えてるとAIが呆れた様な聲を出してきた。まあ私も殆ど薄れてる記憶だ。何と言われてもわからない。なんとなくこの狀況で思い出しただけだし。キーワードがあると、ちょくちょくそれに関連した事柄を思い出すんだよね。
どうなってんだ自分の頭……と思う。まあけど流石に宇宙飛行士が中でバランスとってるはないね。G-01は自分がバランスを取ってるから不安定なのかもしれない。私って絶対にかっるいし。かなり痩せ型だからね。まあそれが反映されてるわけはないけど。
でも自分のバランス覚が良いかはわからない。斷崖だけど、時々、デッカい枝とか巖が出っ張ってたりするから困る。一応G-01の機能でそういう危ないのは事前に知らせてくれる。をつけてここに突起や障害があると教えてくれる。
黃く塗られてるのは強引に突破できる。赤いのは避けた方がいいみたいなじだ。大木のよりも巖とかの方が黃いのは、とかの問題なのだろうか? よくわからないけど、G-01が頑丈って事かもしれない。
目の前の巖をぶち破って、どんどんと近くなるに近付いていく。けど上に近付くにつれてが多くなってくね。落ちる時は気にもしなかったはずなんだけど……
「長した?」
これだけ有ると、落ちる時に引っかかってくれても良いじゃんって思う。まあ落ちる時はまっすぐだったのかもしれない。流石に落ちてから今まで長なんて……しないよね? 絶対にないと言えないけど……なにせ世界が違うと常識まで変わる。この世界はとても巨大な木々で満ちていた。あれだけの大きさに育つにはそれこそ何百……何千年という年月が必要ってのが先観であるけど、やっぱり世界が違うとそれも違うかもしれない。ならあり得る……この短時間で長したってのも……
「うぐぐぐぐ!!」
Gはないけど、斷崖の壁を削る様に進むせいで凄い振が伝わってくる。しかもブースター一個が剝がれた。そのせいで、バランスは崩れるわ、中でアラーム五月蠅いわ……散々だ。でも――
「よし!! 深淵からの出だああああああああああああああああああ!!」
私の視界に蒼天の空が広がった。
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