《になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》#34
「どうやってここが?」
そううさぎっ子にスズリが尋ねる。確かによく考えたらどうやってうさぎっ子はここがわかったのだろうか? だって森は濃霧に包まれてる。私はそれこそ道が出來たからここまで最短で來れたけどさ、うさぎっ子にはそんな配慮は無かったはず。てかスズリ達の驚き様からしてここに來れるはずがないってじだもんね。そんなスズリの言葉にうさぎっ子はさも當然の様にいう。
「ラーゼ様の匂いは分かりやすいですから」
「臭ってるって事? 良い匂い? 私だし良い匂いだよね!?」
私の理想的に匂いってのはすれ違いざまとか、超至近距離でふわっと漂うとかが良いんだ。無闇矢鱈に匂いを振りまくのは私にふさわしくない。下品なのは嫌なのよ。それにそんな広範囲に臭うってなんか臭そうじゃん。いやいやいや、私に限ってそれは無いけどね。排泄からさえ匂いしないんだよ。私が臭いなんてありえない。
「ラーゼ様はラーゼ様の匂いですよ」
「え? それってどっち?」
なんか不安になる言い方!! けど大丈夫。自信を持て私。臭いとは言われてないしね。
「確かにこいつの臭いは分かりやすい」
「ベルグまで何言い出すわけ!?」
この変態狼、まだ私の匂い覚えてるの? なんだか匂いまで侵されてる気分。ベルグは言うことなんだか変態チックだからな〰狼じゃなかったらぶっ飛ばしてた。私はとりあえず自分で腕とか嗅いでみる。けどやっぱり自分じゃ自の匂いなんてわからない。こればっかりは私自で確認出來ないから、他人目線でしかわからないってのがなんとも……自分で確認できればを張れるのに!
「私も鼻はいい方なのです。それにラーゼ様を逃すわけがありません。ありえません……」
「うさぎっ子!」
私は思わず抱きつこうとしたけど、綺麗にかわされた。そんな恥ずかしがらなくてもいいのにね。ここにはどうせベルグとスズリしかいなんだし。まあ誰も居なくてもうさぎっ子はそんなこと許してくれないんだけど。ほんとシャイな子だよ。でもそんなうさぎっ子がもじもじしながら両手を広げてくれる日を私は勝手に夢想してる。
その時になったら思いっきり抱きしめてあげるんだ。なんか親とか居ないらしいし、私がその溫もりを與えてあげたい。私も親とか居ないけどね。保護者の位置にはゼルラグドーラがいるけどね。でもほら、あいつ放任主義だから。
「貴様……」
「そういう事なんだ……」
あれ? なんだか私以外がピリピリ仕出したぞ。いや、うさぎっ子が來た時からそれなりに警戒してたベルグ達だったけど、今はハッキリと敵意をじる。ちょっ! うさぎっ子は私みたいに固くなんて無いんだから、ベルグに噛まれたら絶命不可避だよ!! 私は急いで二人の間に両の腕を広げてった。
「ストップストップ! 二人共怖すぎだから!」
「ストッ? 貴様、気付いてないのか?」
ストップは通じなかったか? まあそれよりも何が? 気付いてないって? 私の反応で察したのかスズリが衝撃の事実を告げる。
「その子、アンタの事憎んでるわよ」
「アッハッハッハ!」
これが笑わずに居られようか? いやない! そんな私を見てスズリもベルグも、そしてうさぎっ子も唖然としてた。
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