《になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》#37
「アンサンブルバルン様!」
うさぎっ子は再びそう言って私の手を解いた。そしてそのアンサンブルなんとかの一団に近づくと、攻撃されるかされないかの所で膝を追った。アドパンの上層部の奴等はどうしたらいいのか迷ってるじ。私がいるし、それにアンサンブルなんとかってのも原因かも。青い顔してるが、下手にけないのだろう。オラルドはなんだか諦めムード?
そんな事を思ってると、アンサンブルなんとかがその渋い聲を響かせる。
「何かな? 伝えたい事があるのだろう?」
「はい! この街は壊れる一歩手前にあります!」
その瞬間、上層部の連中がおかしな顔をした。不味いと思ってるのだろうか? けどオラルドが彼等を止めてる。
「壊れる? 順調とも聞いてるが? ドオクア殿の死は痛ましいが、それでも街は彼の意思を引き継ぎ、再建へ向かってるというじゃないか」
「それは真っ赤なウソでございます」
「噓? とな」
アンサンブルなんとかの視線が上層部の連中へと向いた。鋭いその視線が彼等を抜く。沸き立ってた周りもなんだか靜かになってる。向を見守ってるじ。上層部の連中は當たり障りのない事ばかりあの蛇に言ってたのかな。その理由は一……まああいつらは自の保のことしか考えてないからありのままを話すときっと立場が悪くなるんだろう。
って事はあの蛇は視察とかに來たとかそんなじ? 私という存在をあの蛇に會わせるのを嫌がってる? まあもう會っちゃったけど。そして逆にうさぎっ子はあの一団を目指して進んできたと思える行だった。私を會わせたくない思と、會わせたい思……それはどういう意味だっけ? なんか頭痛くなったてきた。
「はい! まずドオクア様の死は病死ではありません! あそこの悪魔の仕業です!!」
「ええ!?」
ちょっ! いきなり指さされちゃったよ。しかも凄く熱い視線をうさぎっ子は向けてる。まあでもあれは嬉しいではないけど……だって完全に恨みの目だよあれ。やっぱりうさぎっ子は……
「ほほう……あのしいお嬢さんが? 確かにこんな所に人種? とも思ったが悪魔だったか」
なんか蛇の人は穏やかだ。蛇の癖に。けどけないよう……
「見た目に騙されては行けません。アレが二年前にこの街を破壊した元兇にして、今回ドオクア様を亡き者にしこの街を食い盡くしてるのです。どうか私達をお助けください。このままではこの街は破綻してしまうんです!」
「ほうほう、それはそれは本當ですかな?」
そういって蛇は上層部の奴等をみる。彼等は冷や汗を垂れながらもそのうさぎっ子の言葉を否定する。
「そんな馬鹿な! そんな人種の娘など知りませんな! アンサンブルバルン様も見たでしょう? この街の活気ぶりを。そのウサギ娘の言うことは出鱈目です」
「確かにこの街はなかなか活気に満ちてる様に見えましたが……」
「そ、そうでしょう」
蛇の言葉になんとかホッとする上層部の奴等。けどその時だ。周りに集まってる民衆が聲を上げたのは。
「そんな訳あるか! ドオクア様が居なくなってこっちは仕れもままならないんだ!」「ああ、アンタ達が無理矢理んな事を変えてる。それも駄目なふうにだ!」「どんどんこの街はおかしくなってる! 俺たちには仕事だってないんだ!」
その聲は止める事など出來ない程に大きくなっていく。これが街の聲……稅金で絞り上げ、無いものまで巻き上げて行ってるから不満しか無いみたい。彼等はこの狀況を待ってたみたい。奴等を、そして私を斷罪するこの時を。
「これがこの街の全ての人の聲です。真実なんです。當たり障りのない數字になんか騙されないでください! アンサンブルバルン様、どうか私達を救ってはくれないでしょうか? 貴方様ならと、皆が立ち上がったんです!」
「なるほど……皆さんの決意は伝わってきました。とりあえず彼等は拘束しましょう。そしてこの街の真実を教えて貰いましょうか」
その言葉で蛇の周りの奴等がく。抵抗しようにもどうしようもない上層部の連中。オラルドも一緒に拘束されてるが、彼はずっとこっちをみてる。そして何か口を開いて伝えて來てる様な? あれは「逃げてくれ」なのかな? でもこの狀況だよ。逃げ場なんて正直ない。
「さて、あのお嬢さんはどうしたら良いのかな? 二年前にこの街を壊した張本人ということだが?」
「私は……」
なんだろう。反論しようにも周囲の視線が気まずすぎて言葉が出てこない。だって皆めっちゃ睨んでるもん。そんな中、うさぎっ子が立ち上がってこちらを見る。彼ならもしかして! と私は期待する。けど……
「あれは悪魔です。私達全ての住民の人生を狂わせた悪魔。それはドオクア様も同じ。あれのせいで全てが狂ったんです。だから……」
そういううさぎっ子の目からは一筋の涙が流れてる。それは私の為の? それともこの悲願の為? 分からないけど、私はとりあえずその景を目に焼き付けとく。
「死んでくださいラーゼ様」
その言葉を聞いて、蛇はうさぎっ子の肩を叩いた。そして自が前に出てくる。その服は周りの護衛の様に全鎧ってわけじゃなくなんだかスーツの様なビジネスライクな服裝だ。の線もどちらかと言うと細い。けど、その威圧は半端ない。
「と、言うことだが反論はあるのかな? 隨分と恨まれてるようだが」
確かに死ねコールが巻き起こるくらいには恨まれてるらしい。こんなに死ねとかマジなのこいつら。自分達の罪がわかってないと見える。
「私がやったことを否定なんてしない。けど、全部仕方なかったもん。こっちだって生きるのに必死だった。ただそれだけ。それの何が悪いってのよ! この街の連中だって白狼の森を犯してた! こっちだけが悪いなんて言いがかりにも程があるわね。被害者でいれば楽なんでしょ? ドオクアに助けてもらって、今度はこの蛇? 甘やかすのも程々にしたほうが良いわよ」
そんな言葉を吐いたら周りから超ブーイングの嵐だった。でもその通りじゃない? 嘆く暇があるなら行しなさいよ。強者にしか頼れないのなら、逃げてるのと同じ。
「ふむ、君の罪は確定的だが、確かに他力本願では良くはない。長が見込めないからね。よし、そうだ。この街がまだ死んでないと、希があると言うのならそれを示して貰おうではないか。この街の勇気ある者は前へ! この悪魔と呼ばれるお嬢さんと一戦して貰おうではないか」
「は?」
思わず私はそう吐いたが、それは街の奴等も同じだったのかザワザワしてる。そりゃそうだよね……だって私はこの街の連中には恐怖の対象みたいなものだよ。それと一戦やれなんて自殺志願者を希してるような。それにその戦いしてどうなるの? 私的に罪が確定してるとか言われてるんだけど……どうにかして逃げる算段つけないとね。
「どうしたかね? 誰も勇気ある者はいないのかな? それでは私はこの街に希があるとは思えない。自分達の為に立ち上がる事も出來ぬのなら、どの道アドパンは終わりだ」
お、これは不戦勝で開放パターン? それならありがたい。今の生活は捨てがたいけど、どうせ期間限定のボーナス期間みたいなだったし、諦めはつく。それに人種の國にいけば私はチヤホヤされ放題のはずなのだ。こんな所に未練はない。いや、一つだけあるけど……
「私がやります」
その未練が手を上げた。ピンと立つ長い耳に決意をめた赤い瞳。仕立ての良いメイド服にを包んだ彼は私をまっすぐ見つめてる。
「うさぎっ子……」
彼が私を殺そうとしてる。どっかの狼が言ったとおりに。
僕はまた、あの鈴の音を聞く
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