《になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》#53
「ラーゼ様、今日のご予定はいかがなさいましょうか?」
「うーんそうね、アンタの目にはそろそろ誰が落ちると思う?」
ベッドの脇に控えてるのは黒貓マッチョこと『グルダフ』だ。パン屋の息子であの軽薄そうな貓と共に居たやつね。數日くらい忘れてたんだけど、どこからか蛇の奴が連れてきた。全く私の事、どこまで把握してるのか……時々怖くるよ。まあどうせカメレオンの奴が見てたんだろうけどさ。最近はカメレオンもこっちの好きなようにかしてるから、もしかしたらカメレオンが気を利かせたのかもしれないけどね。
自分が居ない時の護衛目的だったのかも。まあ速攻でグルダフは落とせたし、良い手足になってくれてたすかってるけどね。蛇みたいにくっつきに來ないし、従者の距離ってやつを守ってるのが良いよね。
「私には誰もラーゼ様のに抗うことなど出來ないと確信しております故」
「よくわかってるじゃない」
まあつまりは誰でも良いと言うことだね。
「対象達の予定はどのくらいわかってる? かち會えそう奴等から接して行きましょう。どうせ落ちる寸前の奴等は向こうからこっちに來るんだし、淺い奴等に接して落として行くわよ」
「仰せのままに」
ここ一ヶ月で私宛に屆く貴族の変態どもからの招待狀は増える一方だ。どれだけ私を抱きたいのやら。こまめに接していった結果が現れてるね。私って案外働きものである。まあ大チヤホヤされるだけだからね。男なんて、がニコニコしてれば簡単に落ちる生きであると証明されたよ。可いの子を邪険に出來ないかわいそうな生き……それが私の中の男だね。
「さてと」
そう言って私は寢間著をごうとまくり上げて気付いた。パンツとおへそがわになった姿をグルダフに見せちゃったよ。グルダフは真っ赤になったまま視線を床に落としてる。グルダフは派だから好きだよ。
私はそのまま服をいで、グルダフに掛けた。そしてパンツ一丁でクローゼットを開けて服を著る。今日は白いフリル付きのキューティな服に、下はピッチリとしたふくらはぎまでのパンツで行こう。気付いたら増えてる服は、蛇の奴が勝手に買ってきてる。だから見たこと無いものも一杯。毎日服裝は変えてるんだけどね……全く何著買ってくるのやら。
この部屋の収納は今や、私の服で一杯だよ。もともと蛇はそこまでここ使って無くて殺風景だったからなんとか収まってるけどさ、そろそろ収まりきらなくなりそうなんだよね。
でもそれは蛇が勝手にどうにかするでしょう。別の部屋を借りるか、それかもっと大きな屋敷でも買うか……それは私の知ったことじゃない。そんな事を考えて放置してたグルダフをみると、まだ私の服がかかったままで微だにしてなかった。いつまで直してるのか。確かに見ないようにするのは素晴らしいけど、思いっきり息吸っては吐いてしてるの聞こえてるからね。
私の匂い、堪能しすぎ。まあご褒としてそうやったんだし、別に思いっきりやっていいけどね。服に顔を埋めないだけ、まだグルダフは倫理観保ってる。蛇なら口に含んでるだろうし。あいつ最近、ますます人目を憚らなくなってきたがある。だから最近はお預け中なのだ。々と、お願いして家に寄り付かなくさせてる。やっぱり國を落すとなると々と大変なのだ。
「ほら、いつまでも嗅いでないで行くわよ」
そう言って近づいた瞬間、私の細いをその太ましい腕がガッチリホールドしてきた。そして顔を思いっきりお腹にこすりつけてくる。どうやら私の匂いで理が飛んじゃったみたい。
「ラーゼ様ラーゼ様ラーゼ様!」
派というのは訂正しよう。でも獣よりのグルダフは中々に可い。ペットがじゃれて來てるじなんだよね。私は優しく頭をでてあげる。
「はっ! ラーゼ様……私は……」
「気付いた? 私の事、そんなに好き?」
正気に戻ったグルダフに私は意地悪なことを聞く。すると何やら口をパクパクさせてうつむいた。一介の従者が主人に好きなんて言えないのかも。でもその気持はとても分かりやすく伝わってくる。だってグルダフは全然私を離そうとしない。寧ろもっと力を込めようとしてくる。けど力を込めすぎると私が痛いと思ってか何とか最適な力加減を探しる。可いやつである。
「大丈夫、思いっきり抱きしめてみて」
「ですが……」
「大丈夫っていってるんだよ?」
そんな言葉にグルダフは一度立ち上がり、私の全部を覆うように抱きしめてくる。しかも今度は思いっきり力を込めて。けど大丈夫。だって力でを強化してるからね。してなかったらベッキベキだよ。自のの全てを込めたような包容。微かに聞こえるグルダフの聲に耳を澄ませる。
「してますラーゼ様」
そう呟くグルダフに微笑んでると、何かが見えた。そのの奧にピンクの……手をばすと、何やら皮にれた瞬間に魔法陣がでる。そしてそのまま部まで腕がっていって、そのにれた。なにか暖かながってくる。
「コレがって?」
よくわからないが、なんだか満たされた気分。味しい気がする。もっと食べたいかも。そんな事を思って私はニヤリとした。
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