久々の生兵としての仕事が來た。最近絢爛豪華な生活ばっかりしてたから、自分がそういう立場だと言うことを忘れてたよ。だって、國の重鎮共を籠絡してたから戦爭面ではそこまで進展無かったんだよね。向こうのなんだっけ？　あの超格好いいロボットの『アンティカ』とかいうのを一破壊した事がかなり効いたんだって蛇の奴は言ってた。

どうやらあれは最終兵クラスの切り札だったらしい。あれを倒せる兵は他にはなかなか無いらしく、それこそ世界數人レベルの英雄か、神クラスの武を投するかしないといけないとか？　けどそんなの早々出來るわけはないし、人種があれをどこに投するかはわからない。だからこそ人種と戦爭してる國はアンティカに後手に対応するしか無かったらしい。

しかもあいつら、必ず三機一隊として行してるらしく、下手に英雄とか神を持ち出しても必ず勝てるという保証が無かったってのもあるとかなんとか。それをきいて私は思ったんだけど……私かなりピンチだったよね？　だってそんな超兵と単獨で邂逅したんだよ？　これも私の不運がせる技か？　けど乗り越えたけどね。私じゃないとアレと出會って生き殘るとか無理だったってのは、実できる。

アンティカを一機破壊した。それはきっと人種達にとっても予想外のこと。完全に私はライザップの生兵として認識されてるだろうか？　きっとされてるよね？　私は敵じゃないんだけどな〰。しょうがないから生兵としての仕事してるだけだし。これは生きるためなんです。人種の同胞一杯殺してる……というか、消し飛ばしてるけど、彼等は死ぬ覚悟があるからセーフだと思ってます。

そして私には死ぬ覚悟なんてないんで、容赦なく消し飛ばしてく所存だよ。壊したアンティカがどうなったのか私は聞いてない。力を開放してししたら私意識なくなっちゃうしね。でもアレだけの裝甲とかしてたアンティカが消滅したか疑問だよね。人は簡単に消し飛ぶんだけどね。多分、ライザップはかに回収してるんじゃないだろうか？

パイロットが居たとしたら捕虜か、奴隷か生兵に落とされるかな？　けど生兵の所では新りは見なかった。いつもの面々。私が來てからきっと彼等はそんなに減ってないだろう。別に助けてる気もないけど、なんとなくね。

「ラーゼ様にこんなことをさせるとは……」

そう言ってるのはグルダフの奴だ。今日はとても機嫌が悪い。私がこういうことしてると言ってなかったからね。私に危険が及ぶことが許せないみたい。さっきもここを管理してる人に突っかかってたしね。し前は立場上の人に噛み付くようなやつじゃなかったのに、私がグルダフのなかで優先順位トップとなってからちょっと変わったね。

けどこれは斷れないことだしね。それに今回はちょっと目的もある。それは殘りのアンティカである。まあ出てくるかわかんないけど、蛇の調べではまだこの大陸に居るとの事。蛇は私をあれと會わせたく無いようだけど、ちょっと人種のことも知りたいじゃん。それに私の目的も要求も一応は向こうに伝えておきたい。パイプがほしいんだよね。

上に直通できる様なね。けどそこら辺の兵士はただの雑魚だし、指揮とか偉そうな奴は現場まで來ないのだと思ってる。となると、戦場で一番階級が高そうなのってアンティカに乗ってる奴って事になる。

だって最終兵クラスのだよ？　それを一般兵とかに乗らせないでしょ？　きっと階級の高いやつが乗ってるはず。それかかなり將來有で目をつけられてるやつとかね。

「戦場にアンティカの反応です！」

（來た）

そんな報告をけてガラス向かいは慌ただしくなってる。アンティカのデータとか々集めてるらしいからね。アンティカが出てから私をわざわざ投するのも、私にアンティカを破壊してほしいから。多分何処かからかこの戦闘にアンティカが投されるかも？　みたいな報を摑んだんだろう。けど一機倒されても本國に戻らないとか、私に拘ってる？

まあ私にも都合が良いから良いけどね。

「それでは上手くやってくれたまえ」

そんな事をいうのはここの責任者のカバだ。研究者で、生兵達を実験道とかしかみてないクズ。けど中々に優秀だから殺せないんだよね。それにここに配屬されるのは大クズらしいから、こいつ以上のクズがきても困る。てな訳で放置してる。私の足元の魔法陣がりだした。

「座標固定しました。転送魔法陣を起します」

「ラーゼ様……どうかご無事で」

跪いてそういうグルダフを一でして私は手をふる。そして視界がに包まれたと思ったら、の匂いと、悲痛なびが溢れる戦場へと私は送られた。さて……今度は挨拶くらい出來るかな？