ライザップの中でも外れにある小さな村。そこに私直々に來てる。本當はこんな面倒な事、したくなかったんだけど、流石にここにあるというはこの目で見たかった。それはアンティカ。どうやらあいつらはここを占拠してたようだ。しかも住民とか皆殺し。こういう事をするような奴には見えなかったけど、私もまだまだ甘いと言うことかな？

彼等は兵士だった。國の為、仲間の為なら敵國の奴なんて容赦なく殺す……そういうなんだろう。

「アレでございます」

そういうのは先行してた獣僧兵団の一団の一人。高臺から村の端に目を向けると、中々に不釣り合いな大きな空がある。シルバーの船の四方にプロペラが四つ。形は船というよりもアメンボを野暮ったくしたみたいな形してる。あの中にアンティカがあるんだろう。てかアンティカを空輸するための専用の空だと思われる。

「アレにまだ人いるの？」

「數人確認してます。殺す事は簡単ですが、どうしましょうか？」

確かに獣人は人種よりも強いのは世界の常識……というか、この世界の最弱が人種なんだよね。地球はめぐまれてたんだと思う。同じような大きさで、力も強く、魔力も強大な種が複數いるこの世界では人種は臺頭出來ない。まあ滅んで無いだけ立派だとは思うけどね。それに今、その常識を覆そうとしてるようだし。そこは同じ人種として頑張れと言いたい。

まあだけど、このままでは人種は滅ぶけどね。そもそも今まで人種が生き延びられたのは、上位種の興味がそっちに無かっただけ。聞いた話では、上位種は下賤な人種なんて視線にれてないらしいからね。けど、こっちから仕掛けると手痛い反撃がくる。このままんな種に喧嘩売ってくと、そのうち絶対に手が回らなくなるよ。アンティカを大量生産出來るなら……ワンチャンあるかもだけど、蛇が言うには、アンティカは三機しか無かったみたいで、一機は私が破壊済み……しかもパイロット達の言葉を考えるに、私が壊した奴が一番重要だった可能すらある。

これから行こうとする國の最終兵を自で潰すと言うね……自分の首絞めちゃってるね。けどあの時は知らなかったんだもん。しょうがない。そもそもそんな兵をポンポンと投するなといいたいね。そしてこれから殘りの二機も鹵獲しようとしてる。人種にとったら絶だろう。まあ上層部とは繋がってるから、そこまででもないかもだけど、事を知らない人達はかなり深刻にけ止めるかもしれない。

けどそこまで配慮はできないよ。勝手にどうにかしてくださいってじ。私はわたしでアレにそれなりに興味ある。調べたって私じゃ理解なんて出來ない。けど、アレだけのなら、魔回路を手にれておきたいじゃん。

私はれるだけで、魔的なアルゴリズムを吸収できる。まあそれがになってるかって言ったら全然だけどね。けど、々な魔的な回路は収集してるんだ。ライザップでも沢山実は収集した。てか流石は首都だし沢山の機関が魔的な要素でいてる。この世界の主要な力は電気ではない。電気もあるけど、メインはマナという世界に満ちる魔力の源である。

そしてそのマナを大昔から蓄積してる石、魔石が主な力だ。多分あの空も魔石が力だと思う。

「取り敢えず生け捕りにして。アンティカと共に殘ってる中にはアレの技者が居るだろうしね」

技者以外は殺してもかまわないんだけど、見分けるのも大変だし、多分戦闘特化の奴等は首都に忍び込んだ奴等だから楽勝でしょ。私の合図で獣僧兵団が空へと強襲を掛ける。の五分もすると制圧したうまを伝える旗を窓から出した。優秀である。私は優雅に空の中へとる。傍にはグルダフが控えて、風景に溶け込んでカメレオンがいる。

多分カメレオンは気づかれてないと思ってるだろうけど、殘念私には見えてる。確かに前の私ではカメレオンを認識はできなかった。それだけカメレオンの擬態は完璧だ。流石は英雄アンサンブルバルンの影。けど今はバレバレ。なぜなら私にはそのアンサンブルバルンの目があるからだ。どういうことかというと、私は蛇の特を手にれたようだ。

私はれるだけで魔回路を手にする事が出來る。多分それと同じような事だと思う。蛇のDNAを私は子宮でけた。あの夜に私は蛇の特を手にれたんだと思う。つまりはんな種や獣人とSEXすれば、私は様々な力とその特をこのにやどせるということだ。これは中々の大発見。上位種の力も特もこのに宿せるということだ。

マジで私は最強になれそう。けど、自で戦う気は無いんだよね。それにそうそうSEXなんて……私はそんな安いじゃない。寧ろ世界一、宇宙一高いでいたいくらいだ。

今の私の視界はサーモグラフィーのようになってる。面白いから時々、切り替えて使ってる。後はを鱗みたいに出來る。けどこれはあまり意味はない。だって私はこのままで、超強固になれるからね。防の面では鱗は仕えない。けど、手を鱗で覆えば、貫通力が増すのは実証済み。もうそろそろ厄介だったから、あの生兵施設の奴等は私が直々に引導を渡して殺った。

流石にパイロット達を解剖とかされても困るしね。けど、ちょっとした検査で面白い事がわかったようだったけどね。

そんな事を考えてると、大きな扉が開き、広い空間に出る。多分この空の八割はこの空間で埋まってそう。そこには金ピカの機と、青い機があった。一つ空いたスペースがある。そこは虛しく空……私のせいだね。そしてそんな中、獣僧兵団に囲まれてる人種の面々。私は不安そうな彼等に笑顔を見せながら近づいてく。

（大丈夫怖くなんてないよー）

「うふふ……ふふふ」