になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》#67

に染まってるネジマキ博士は回復に時間がかかりそう。何気に選んだのがあの眼鏡のだった訳だけど……想像以上に聞いたみたい。なにやらさっきのの名前か何かをブツブツつぶやいてる。もしかしてあの人娘とかだったのかな? 有り得そうな気もする。回復待つのを面倒だし、何やら罪悪も湧いてきたからアンティカを見學する。

どうやら背中側から乗るタイプの機の様。ハシゴみたいなのが後ろからびてる。ここらへんはアナログだね。てかアンティカってこうやってみるとあんまり大きくない。いや大きいは大きいけど、十メートルとかそんなない。々五メートルくらい? カンカンと音をたてて上がってみると、コックピットも開いてた。どうやら前傾姿勢で乗り込むようで、かなりコンパクト……というか狹い。よくわからいスイッチとかが一杯で、前方と左右の百八十度以上はモニターなのか……なんか石みたいが私を映してる。

うん、今日も私はだね。てかこれマジで石なのかな? 魔石? よくわかんないけど、こういうのって軽さとか追求してるんじゃないの? いや、そもそも魔法があるんだし、そんな事はどうでもいいのかも知れない。この世界の常識と前に居た世界の常識は違うしね。見ればみるほど石っぽいし……なんかこう、多角形の集合みたいなじによく見るとみえるんだよね。

るとひんやりとした覚が指先から伝わってくる。そして同時に流れ込んでくる複雑な魔回路。それがいつもよりも長くて、終わった時になんか気持ち悪くなった。なんか車酔いみたいな覚。その時変なボタンでも押したのか、モニターなのかと疑ってた石に外の景が映し出された。やっぱりモニターじゃん。一どういう原理なのか……まあ知る必要はないけど。

「てか、私に反応してる?」

何やら勝手に起しようとしてるような? しかも私の周りに、謎の文字が舞ってる。

これは……私の中から出てる? 私が溜めるだけ溜めてなにもしてこなかった魔回路達……それの何かが反応してるようだ。そう思ってると、勝手にハッチがしまった。そして何故か固定してるパイプとかシャーシを壊して歩きだす。

「ええ? なになに?」

ちょっとパニックである。てか外に居るグルダフやらネジマキ博士は私以上にパニクってる。何か喋ってるな……私の視線を何処かで認識してるのか、勝手に彼等をアップにしてくれた。

『や、やめるんじゃ! 何をする!! アンティカまで……アンティカまで儂から取り上げる気か!!』

「ちが!? 何か勝手にき出したのよ! 止めてよ!」

聲を拾って聞きやすくしてくれるアンティカ。てかここで気付いた。なんともう一機もき出してた。私の周りを回っる魔回路がアンティカ自の周りにも回ってて、それは私が乗ってない青い方にも出てる。どういうことよ?

二機のアンティカは近づいていき、二機の魔回路が変な干渉を起こしてるのか……周囲がバチバチ言い始める。しかもなんだか、私の力が吸われてる様な?

「ちょっ……マジて何やってるのよ!」

けどアンティカが答えるわけない。黒くて深く、けど星星の様に景が私達の周囲に出來てた。そして二機のアンティカは輝きをましていき二機の中央が真っ白になった。

気づくと……おかしな現象は終わってた。なにやらコクピットが焦げ臭い。それに私も今にもブレーカーが落ちそう。そうとうな力を持ってかれた。そしてその結果……目の前にはプロト・ゼロと呼ばれた赤いアンティカが新品の様な輝きで立ってた。

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