《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》準備という名のショッピング
冒険者ギルドを出て、村へ向かう準備をする。
「とりあえず必要なものをメモしましょうか」
「そうだね、まずは食材かな?攜帯食はあんまり味しくないから食べたくないけど、しょうがない」
私のバッグは時間停止能力があるっぽいから攜帯食はいらないんだけど、この事実を言っていいものなのだろうか。
「リィア?どうしたの?難しい顔しちゃって、調子悪い?」
よし!せっかく仲良くなって、一緒に過ごすようになったんだし、隠し事はない方がいい。
「あの、ルーナさん。実は、、」
私はバッグについての説明をする。
「えぇ!?そんな珍しいの持ってたの?それだけで、數十年分のお金手にるくらいにはすごいんじゃ、、でも、話してくれてありがとう、あたしを信用してくれたってことでしょ?このことは誰にも言わないよ」
「あ、ありがとうございます。ってことなので、攜帯食は買わなくていいんですよ、適當に屋臺とか、あ、またサンドイッチ買いますか?作るのもアリですね」
ルーナさんがいい人でよかった。
あ〜でも、転生者だとかそういう話はまだ話せないというか話しても信じてもらえないよね。
「なるほど、じゃあ食料は問題なさそうだね。次は、テント、ランプ、リィアが火屬魔法使えるから火打ち石はいらなくて、水はあたしが出せるし、大きなリュックみたいなのは、リィアのバッグでいいし〜うーむ、あとは〜あとは〜、あ!ポーションとかそういうのは〜あたし達二人とも屬魔法使えるじゃん。てことはテントとランプと食料だけでいいの?」
「あ、私テントとランプ持ってます」
「じゃあ食料買うだけじゃん」
まぁそうなるね。
「常備依頼でもけに行く?リィアが一緒なら角ウサギやフィールドディア狩るだけで結構なお金になるし」
「えぇ〜せっかくですし一緒にいろいろ回ってみましょうよ!お金の心配ならしなくてへーきですから、私がだします!」
「それじゃあたしとリィアが対等な関係になれないじゃない。そんなのいや」
「でも依頼けるのも私がいないとルーナさんダメじゃないですか」
あ、ちょっと言いすぎたかも
「そんな!ことはあるけど、どうせあたしなんかはリィアと比べると、、あたし、何も出來ないよ」
「ごめんなさい、言いすぎました。私もルーナさんがいないともう寂しくて死ぬレベルなになっちゃったのでルーナさんがいなかったら私、、」
私もうさみしすぎて死んじゃう。それくらいルーナさんが大好き。
「いや、さすがに重いって、、でも、リィアって結構殘念なところあるし、あたしがいないとダメになりそうだから一緒にいてあげる。あたしに謝しなさいよね」
え、私重い?あ、これもぼっちあるあるで、普段から一人でいると仲良くなった人ができたら必要以上に構いたくなるって言う。
で、自分にとっては一番の友達でもその子にとっては自分が一番の友達じゃないから友達の友達がいると基本的に軽くあしらわれるか無視されて傷つくっていう。
で、結局諦めて自分には構ってくれないんだなぁ、じゃあ相手に悪いし構うのをやめようってなってぼっちに戻るやつだ。そしてなんだかんだいって一人の方がよくね?ってなるんだよね。
はぁ〜
「お〜いリィア?どうしたの?泣いてる、あぁもうわかったから、おごらせてあげるから、いいよ、気にしない」
「あの、ルーナさんって私の他に友達っていますか?」
「いるよ、でもそれがどう、、」
「うわぁ、やっぱり〜」
「え、え、どういうこと?いや、ミミとメアリーのことだから。リィアもあの姉妹とは仲良しでしょ?」
な、なんだ、そういうことだったんだ、私捨てられないですむの?
っていうか私めんどくさすぎない?こんなんだっけ?
だめだ、人と関わった経験がないからわかんない。
コミュ障ぼっちこじらせてるからなのかなぁ。なんとか治さないとほんとに見限られちゃう。
「ほーら、もういいでしょ、行くよ」
「あ、はい、、ルーナさん、ルーナさんってすごいいい人ですね」
「なに急に、ただあたしはあたしに優しくしてくれる人に嫌われたくないだけ。他の人だったらこんなにしないよ。ってうわぁ、また抱きついてきて、ちょっリィア」
「えへへ」
「あ、リィアさんとルーナちゃんだ〜偶然」
ルーナさんとイチャイチャしてると、見知った顔が聲をかけてくる。
「あ、ミミさん、それにメアリーちゃんも、こんなところでどうしたんですか?」 
「食材の買い出し。そっちは?」
「お母さんにたのまれて、あと余ったおつりでなんか買っていいって」
「私達も依頼で一泊しないといけないところにある村に行かなくちゃいけなくなって、でいろいろ準備しようと思ったんですけど結局必要なのは食料だけだったのでミミさん達と同じようなじです」
「それじゃあ一緒にまわらない?おススメのお店とかあったら教えてよ」
「えぇ〜せっかくメアリーと二人きりで買い行こうと、、」
「お姉ちゃん(ジト目)、気にしないください、一緒に行きましょう!」
「え、私もルーナさんと二人きりで、、」
「リィア(あきれ顔)、ミミと同じ反応しなくていいから」
しょぼ〜ん
ま、まぁでも2人が一緒でも楽しいからいいか!
そのあと、私達は気になった食品を買っていく。
「リィアさん、攜帯食とかじゃなくていいの?」
「明日のお晝用はこういうのでもいいかなと思って」
「なるほどね」
「せっかくだからみんなでなにか料理しませんか?リィアさんとルーナさんのお晝用」
「それもいいですね。そうしましょう。ルーナさんもいいですか?」
「いいよ、あ、でも、ミミは」
「いいもん、私はどーせ役立たずだよ、三人で楽しくやったらいいよ」
「ミミさん、そんなあなたに朗報ですよ、ミミさんでも出來そうな料理があるんです」
「え?なになに?包丁使わない?火加減とかなんかいろいろ混ぜたりとかしない?」
「はい、タイミングさえ良ければ大丈夫です。まぁこれはすぐ食べないと味しくないのでお晝用には出來ないですけど」
「それじゃあダメじゃん」
「それじゃあお姉ちゃん、今日のお晝はみんなで作ったものにするのはどう?今日のお晝はお母さんとお父さん、用事で食堂やってないし」
「それなら、まぁ」
「決まりだね」
予定が決まったところで、足りないものを買い足していく。
「あ、お姉ちゃんお姉ちゃん、あれ」
メアリーちゃんが見たのは屋臺の一つのアクセサリーショップの一個の髪飾りだ。
「綺麗ね、お小遣いの分で買おうか?」
「そしたらほとんど使っちゃってお姉ちゃんの分が、、」
「別にいいよ、一緒に使えばいいじゃん」
「待ってください」
ここしかないでしょ、この二人に謝を形にできるのは、ついでにルーナさんも、、
「すみません、これと、あれと、あれください」
私はメアリーちゃんが言ってたのとルーナさんに似合いそうなの、ミミさんに似合いそうなのを買う。
「「え?」」
「日頃の謝です。いつも私と仲良くしてくれてありがとうございます。プレゼントです」
ふっ、きまったぁ……これで好度上がり間違いない!
「わぁぁ、リィアさん!ありがとうございます。大事にしますね」
「いいの?もらっちゃって、ありがとう」
「べ、別に頼んでないんだけど、、ありがとう」
「それじゃあ、すみません、これください」
え!?
「はい、リィアさん。これでみんなおそろいです」
メアリーちゃんが同じ種類の髪飾りを買ってくれる。
「いいの?」
「いいよ、こっちも仲良くしてもらってるんだし」
「あ、ありがとうございます、一生大切にします!」
「リィア、やっぱりが重いよ」
そんなことないと思うけど………重いかな?
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