《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》ゴブリン討伐その1
村長の家に著く。
「ようこそいらっしゃいました。どうぞよろしくお願いします」
か弱いに見える私達にも禮儀正しくしてくれる。いい村長のようだ。依頼もやりやすくなるだろう。
「まずはどの辺りにどのくらい來るのか教えてくれる?」
ルーナさんが村長さんに聞いてくれる。私も頑張らないと!
「あちらの方にある畑と、井戸周辺、一度に來る數は3〜4匹でございます。ただおそらくはそれ以上いるかと思われます」
「あ、あの、いつ頃からこんな被害に遭われたんですか?」
「2月ほど前からで、最初のうちは騎士の方々が來てくれたのですが、來なくなってしまって。あぁ、すみません、おもてなしもしないで、飲みでもどうですか?わざわざ街から來てくれたのでしょう?」
「い、いえ、おかまいなく」
さすがに悪いから斷る。ただえさえ食料とかが不足してそうなのに。
「あたし達は村に來たゴブリンの討伐と、周辺の見回りをするから、あんまり村人を近づかせないでくれる?」
「わかりました。全員に伝えておきます」
村長の家を出て、ゴブリンが出るという畑の方に行く。
「うわぁ、ひどい狀況だね」
「これじゃ復興も大変そうですね」
畑と言えるかも怪しい狀態になってる。しばらく人が近づいてないのか、見るからに育ててるじゃない植が生えている。
「リィア、數は3匹、多分あの木の向こう」
ルーナさんは探知魔法で気づいたのか位置を教えてくれる。
「視認しました。攻撃します。ルーナさんもお願いします」
「わかってる」
「エレクトロショック」
「ウォーターバレット」
2匹を倒して、殘りの1匹を倒しに剣を抜いて行く。
ゴブリンは逃げようとするが私の方が速いからすぐに追いつく。が、その時には多くの反応に囲まれていた。さらに奧の方で待ち伏せされていたみたいだ。
「リィア!」
「マルチパラライズ」
私は瞬時に探知魔法でゴブリンの位置を特定して、麻痺魔法を複數放つ。
痺れてけなくなったゴブリンを剣で倒していく。
「ルーナさん、手伝ってください」
「言われなくても」
私は次々とゴブリンを倒して行く。
ルーナさんも手伝ってくれて、無事全滅させることができた。
「ねぇ、リィア。なんかこう、いい攻撃魔法ない?」
ルーナさんは水屬だからあんまり攻撃に適してないというかなかなか思いつかないよね。
「そうですね、水屬魔法は水以外でも出せるんですよね?それなら強力な酸とか窒素とかなられるだけで攻撃になると思います」
「ごめん、言ってることが全然わかんない。でも溶かす水?ならできそう」
あぁ、そっか、私は前世での知識があるけど、ルーナさんはないんだった。どう説明しようか。
「えっと、窒素はとてつもなく冷たいでれると火傷するんです。あと酸は近で言えば胃の中ので、食べたものとかを溶かすようなもので、相手がドロドロに溶けるのをイメージすればいいんじゃないんですか?」
「なるほど、やってみる」
「ドロドロ、ドロドロ、、飛ばすじに、、アシッドバレット!」
目標にした植がドロドロに溶ける。おぉ!今の自分でもよくわかんない説明でもできるなんて、ルーナさんがすごいのか、この世界の魔法が結構てきとうなのか。
「できた!できたよ!でもこれ、討伐するだけなら向いてるけど、回収するならあんまし向いてないね。今回の場合は結構役に立ちそう」
「あとは、すごい勢いで細く水を出せば相手を切ることができるんじゃないんですか?」
「やってみる、、ウォーターブレイド!」
標的にした石が切れる。おぉ、すごい。というかそんな簡単に新しい魔法って使えるものなの?
私もできるしルーナさんもこんなに早く覚えるなら案外魔法はこの世界の人達にとって難しいものじゃないのかもしれない。
「これは相手との距離が近いほど威力が出そうだね。接近戦ではすごい使えそう」
「あとは、攻撃技じゃないんですけど、強力なを出して目潰しするんです」
「それじゃ、眩しくてあたしの方も見えなくなっちゃうんじゃない?」
「う〜ん、だったら腕で目を塞ぎながらとか、自分でするならタイミングとかわかりますし」
「それもそうだね」
ルーナさんの魔法のレパートリーが増えたことで、これまでよりも討伐が楽になるだろう。ただ、私が當たらないように気をつけないと。
ん〜、なんだかんだで私は電気系統の魔法を使ってるけど、ほかにないかな?
うーむ、あ、剣に付與するとかは?
すごいかっこよくない?
早速やってみよう。
「剣に魔力を纏わせる覚で………ライトニングソード!おぉ!()これは、廚二心をくすぐる、ルーナさんルーナさん、どうですか?すごいかっこよくないですか?」
私はり輝く剣をルーナさんに見せる。
「すごいけど、別にかっこいいかって言われるとどうだろうなぁ、っていうかリィアは見た目がかわいいからかっこよくはなれないと思うよ」
くっ、ルーナさんにはこのかっこよさがわからないか。殘念。
とはいえかわいいと言われたからまぁよしとしよう
「リィア、遊んでないで次は井戸の方に行くよ」
「はーい」
井戸の方にも數匹いた。
ふふふ、早速ライトニングソードの錆にしてやろう。
「さっそく試してみよう。アシッドショット!」
ゴブリンが完全にグロ注意なじなる。うひゃあ、グロい。
「ウォーターブレイド!」
そしてルーナさんに近づいてきたゴブリンを真っ二つにする。
私も負けられないね。
私は探知魔法で位置を特定する。
「ライトニングソーーード!!!」
ドカーンとなって三匹のゴブリンが丸焦げになる。
れたら電するみたいだね。
ビリビリ剣と名ずけよう。
…………さすがにかっこ悪いからライトニングソードでいいや。
よし、近くに反応はもうないみたいだね。
ん?遠くの方で反応がある。おそらくこれはゴブリンかな?
「ルーナさん、ちょっといいですか?」
「なに?どうしたの?」
「ちょっと歩いたくらいの距離のところに反応があるんですけど。おそらくゴブリンの」
「行こう。どうせ今あたし達が帰ってもいずれはそいつらがまた來るんだから。見つけたやつはみんな倒さないと」
ルーナさん、結構容赦ないね。
「わかりました」
し歩いていくと、開けたところに出た、斷層になってて、崖の部分にはがある。周りには大量のゴブリンがいる。特に、の周りにはこれまでとは違う、強そうなゴブリンがいる。
上位種ってやつ?
「す、すごいことになってるね」
「そうですね。これはでかいの一発かますしかないですね」
「ふふ、そうだね、思いっきりやっちゃおうか」
ちょっと大変な戦いになりそうだ。大丈夫かなぁ。
スクール下克上・超能力に目覚めたボッチが政府に呼び出されたらリア充になりました★スニーカー文庫から【書籍版】発売★
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