《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》帰るまでが遠足です。

翌朝、私は今日の髪型を考える。そう言えば昨日で異世界に來て1週間経つんだよね、ここは原點に戻って、ストレートにしよう。最近発見したのだが、地屬魔法で髪型が変えられるなら寢癖も直せるんじゃないかと思って、試してみたら普通に出來た。魔法って便利、髪をいちいち濡らさなくていいし、かたち整えてくしでとかせばもうさらさらになる。

「ん〜、よく寢た〜」

「おはようございますルーナ、ちゃん」

そういえばルーナちゃんの呼び方変えようってことになってたんだった、忘れてた。

「ふふ、まだぎこちないね」

著替えてリビング?最初に招かれた部屋に行く。

「あ、おはようございます。よく眠れました?」

「おはようございます、ソフィアさん。昨日は疲れてたのでそりゃあもうぐっすりと。ルーナちゃんなんて寢言言ってましたし。」

「え、噓。な、なんて言ってた?」

「リィア〜、ふふ、リィア〜とかなんとか言ってたので思わず抱きしめました。」

「な、な、な、そんなこと!うぅ〜恥ずかしい。あとなんで抱きしめられてたのかと思ってたけどそういうことだったんだ。」

「仲いいんですね、朝ご飯はどうしますか?今用意しますよ?」

「せっかくだし貰おうよ」

「そうですね、じゃあお願いしてもいいですか?」

「わかりました。」

ソフィアさんが用意してる間に村長が來る。

「この度は本當に、本當にありがとうございました。ただ、どうにも信じ難いところもあります。よかったらその、証拠があれば見せていただいてもよろしいでしょうか?」

あぁ、騙されてるとは思ってないけど私達の見た目からは想像つかないってじかな?

「まぁ無理もないね、食べ終わったら見せるってことでいい?」

「はい、」

食べ終わって外に出る。

「この辺でいいですか?結構大きいんで、」

「え?あ、はい、どうぞ」

私はバッグからゴブリンのボスっぽいやつを出す。

相変わらず怖い見た目だ。私ゴブリン苦手になったかも。

「うわぁ凄いねこれ、リィア、こんなのと戦ってたの?見ただけで腰抜けそう。」

村長と集まってきた村人達は唖然としている。

「本當に、本當だったのか、」

「信じられなかったけど、これを見たら、」

「こんなのどうやって倒したんだ?」

「申し訳ありません、この上位種はゴブリンキング、恐らくCランク以上のパーティじゃないときついと考えられるもの、普通なら逃げ帰って応援を呼ぶほどです。しかし、それに応ずる金額を払うことは今の村の狀態だと出來ません。」

「いいの、あたし達がしたかっただけ、依頼の不備はギルドからなんか貰えると思うし、気にしなくていいよ、」

「ありがとうございます、ありがとうございます。」

ゴブリンをしまって私達はそのまま畑の方に行く。

村人がせっせと畑の荒れを直している。

「すみませーん」

「あら、あなた達は昨日來た冒険者さん、村長から聞きました、ありがとうございます。」

なんかところどころでお禮言われると照れちゃうね、ルーナちゃんもちょっと照れてる。かわいい。

「あたし達も畑を直すの手伝うよ。」

「いいんですか?さすがに悪いと思いますが、、すみません、お願いします。」

ということで、荒らされた畑を直す。雑に取られた作の殘りを抜き取り、地屬魔法で土を直して、村人の人達が耕たがやして、最後に軽く水をまいて土をらかくして種をまくまでの狀態にする。壊された柵を直すのは手伝えないけど、その代わりに疲れた人を回復させたり、水を上げることが出來た。

「本當にありがとうございます。こんなに早く終わるとは思いませんでした。」

「いえいえ、」

続いて井戸の方に行く。井戸はそこまで荒らされてはなかったが、汚れてしまい、水もし汚くなっていた。

汚れは浄化魔法をかけてみたら落ちたのでよかったが水はきれいにならなかった。

「ルーナちゃんルーナちゃん、ルーナちゃんならこの水の汚れをなんとか出來るんじゃない?」

「やってみるよ。ホーリーウォーター!」

ルーナちゃんの聖水、ゴクリ、、今度飲ましてもらおうかな?あ、深い意味はないですはい。

「う〜ん、浄化自は出來ないみたいだけど一応さっきよりマシになったじかな?こればかりは時間が経つのを待つしかないっぽい。」

そんなこんなで復興を手伝い、村の力になることが出來た。

「そろそろ帰りましょうか、ビクトレアに、」

「そうだね、でもその前にお晝食べない?おなかすいちゃった。」

お晝ご飯も村長にご馳走してもらい、私達が帰ることを伝える。

「もっとおもてなししたかったですが、、今のままでは満足に出來ません。またぜひこのドロー村にお越しください。この度は本當に、本當にありがとうございました。」

「じゃあね、リィアさん、ルーナさん、今度會う時はご馳走作りますよ。」

村の人達に見送られながら帰路に著く。

「今回の依頼は大変だったね。」

「ほんとですよ、私死にかけましたし、もうゴブリンはこりごりです。」

結果的にルーナちゃんともっと仲良くなれたけど、さすがにもうやりたくないなぁ、やってもあそこまでしない。

帰り道にもたまに魔が出たりした。

ルーナちゃんと私で難なく倒し、売れそうなものはバッグにしまう。

途中で野宿して、また二人でみはりながら夜を過ごす。そして翌日、歩いて森を抜け、ビクトレアの街に戻る。

「帰ってこれたぁ!」

「またここに帰ってこれてよかったです。帰り道までが遠足ですからね、気が抜けなかったので早く安らぎ亭に行きたいです。」

「帰り道まで安全じゃないから気をつけてって言いたいの?」

「まぁそれであってます。」

    人が読んでいる<コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください