《たった一つの願いを葉えるために》樹海2
「いや、確かに街中にあるとまでは思ってなかったけどさぁ。探索者で周辺を探知しても森の終わりが全然見えない」
〈マスター、探知の限界の10km以に森の端はおろか人の気配もありません〉
巨大な木々に囲まれて、日のも屆かないくらい鬱蒼としてるにもかかわらず、花と呼べるかわからないほど奇怪な植が生えていて鹿を捕食していた。
闇雲に歩き回らないほうがいいな。上からでも見渡してみるか?
そんなふうに思案していると…
〈マスター〉
(わかってる)
ヒュン!
背後から何かが飛んできた。半になって避けると、飛んできたのは矢だとわかった。飛んできた方向に風魔法のカマイタチを撃つ。
グギャ!…ドサッ
隠れてたのはゴブリンアーチャーだった。気配察知で探ると、周りを囲まれていた。
「グギャ!ギガ!ギョギギグキャ!」
「ギュギャ!ギュギャ!」
「ギガガガ、グギギャ!」
(ナビ、ゴブリンは何いる?)
〈全部で19です。その5ほどがアーチャーです。恐らく、本隊の斥候のようなものかと〉
(了解、ありがと)
そして、ゴブリン達が襲って來た。だが、
「あの場所のゴブリン達よりは遅いな」
焔は燃え移るからダメだ、だから“ライトニングアロー”
黒雷の矢が速でゴブリン達全員を撃ち抜く。撃ち抜かれたゴブリン達は、の中から焼き盡くされ全が黒焦げになる。そして灰になり、後には小さな魔石が殘った。
「…あれ?が違う。“鑑定”」
ゴブリンの魔石
ゴブリンのにある核。【常闇の樹海】に生息するゴブリンから獲れる。
「…とりあえず騒な名前は一旦置いておいて、あの迷宮に居たゴブリンの魔石は黒く濁っていたよな?」
〈マスター、そのことも含めて報告が…〉
「ん?なんだ?」
〈あの迷宮に居た時はなぜか取得できなかったこの世界の報が、先ほど取得可能となり、あの迷宮は【深淵の迷宮】と呼ばれる、8大迷宮のひとつということがわかりました〉
〈そのうえ、まだ【煉獄の迷宮】【虛無の迷宮】の2つしか見つかっておらず、いずれも過去に大規模な攻略隊が組まれましたが、第1層のそれも初戦の魔に全滅しかけ撤退した記録が殘されており、今では迷宮にるものはただの馬鹿か自殺志願者だけだそうです〉
〈また、先の攻略時に死に狂いで仕留めた魔から獲れた魔石が、赤く濁っていたとの記録も殘っています〉
〈それと今いるこの森は、【常闇の樹海】と呼ばれ、冒険者ギルドのレートで表すと最低でもB+ランクの魔であふれている森で、誰も近づかない危険な森だそうです〉
「…[叡智神]なんて言う割に、戦闘や鑑定の時しか報をくれないからしがっかりしてたんだけど、そういうことだったんだ」
〈失禮ですね。私だって頑張ってたんですよ〉
「悪かったよ、使えないスキルだと思って」
〈ディスって來ましたね。他のスキル巻き込んで発しますよ?〉
「ごめんなさい」
その場にテルしかいないのに一人で喋っていたり、いきなり頭を下げるという、傍から見たらやばい人の様な行しているが、しっかり探索しながら森を抜けるために歩き続けるのだった。……上から見渡すということを忘れて。
【電子書籍化決定】わたしの婚約者の瞳に映るのはわたしではないということ
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