《たった一つの願いを葉えるために》幸運3
この世界にも勇者が存在する。いや、正確には召喚されると言ったほうが正しいが。
その勇者たちの中でも歴代最強の勇者のLVは800である。
これは、人類の到達しうる限界、頂とまで思われていた。その勇者でさえ、Sランクの魔に対して、無詠唱の中級魔法で瞬殺なんてできない。
倒した魔を[無限収納]に仕舞う。
(ナビ抜きお願いね)
〈了解です〉
「テルさんは、収納魔法まで使えるんですね」
収納魔法?
〈[無限収納]の下位互換に當たる魔法です。使用者のMPに依存し、容量が決まります。その他に、アイテムボックスと呼ばれる魔道があり、そちらはあらかじめ容量が決まっています。アイテムボックスの方が一般的で、収納魔法が使える者は稀です〉
「…ああ、そうなんだ。人よりMPの量が多いからたくさんるんだよ」
「それは羨ましいですね。私も使えたらよかったなぁ」
「アイテムボックスは持ってないの?」
「アイテムボックスは、高価な上にあまり容量がないんですよ。大半が1メートル四方あるかないかなんですが、そのくらいでも値段が白金貨一枚なんです」
「高っ!そんなにするもんなのか」
「アイテムボックスなどの魔道は、もう作れる人がおらず、跡やダンジョンなどからごく稀に発見されるくらいしかないんです。なので、ロストアイテムとも呼ばれています」
これは容量無限ということは、バレないようにしないとな。
〈マスター、魔が來た北方向のさらに先に面白いものを発見いたしました〉
(面白いもの?どんなの?)
〈行ってみてからのお楽しみです〉
ずいぶんもったいぶった言い方するな。凄い気になる。
「テルさん?どうされたのですか?」
「ん?ああ、この先にし気になるものを発見したんだ。寄ってみてもいいかな?」
「私は大丈夫です。ミッシェルは?」
「お嬢様が付いていくなら私も同行いたします」
「じゃあ、行こうか」
魔が來た方向に向かって歩いていく。5分くらい歩いていると、探索者に違和のようなものをじた。
なんだこれ?なんか意識にぽっかりが空いたようなじするな。
そんな空白の場所に向かって歩いていると、突然何かを通り抜けるような覚に襲われた。そして明らかにあたりの雰囲気が変わった。だがそれは、【常闇の樹海】なんて騒な名前に似つかわしくない、暖かな覚だった。
「これは…」
「ミッシェル、何か知ってるのか?」
「文獻でしか見たことがないのですが、おそらくセーフティゾーンと呼ばれる場所かと」
〈ミッシェルさんの言う通りです〉
(セーフティゾーンってなんだ?)
〈セーフティゾーンとは、主にダンジョンや迷宮に多く見られるのですが、危険地帯で唯一その場所だけ魔の発生、および進がない安全地帯なのです〉
(ナビは、これを見せたかったのか?)
〈いえ、私が見せたいのはこの先です〉
「もうし先に進んでみよう」
そうしてしばらく生い茂る森の中を歩いていると、森が開けた。
「これは…」
「うわ〜!」
「すごい」
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