《たった一つの願いを葉えるために》公爵家
「…は?作る?」
「テルさんが作ってくれたアイテムボックスは、容量は聞いてませんがかなりあると思います。その上、中の時間は止まっていて、食べをれても腐ったりすることがないそうですよ」
「……」
もう聲にすらなっていなかった。しばらくその狀態が続き、そのあと頭を抱え出した。
「アイテムボックスを作ることができる者が、まだいたとはな。しかも國寶級と同等かもしくは、それ以上のものかもしれない。このことは、他のものには緒にしといたほうがいいだろう」
「そうですね」
「今からだと宿を取るのは難しいだろうから、今日は泊まっていきなさい」
窓の外に目を向けると、王都は夕焼けに染まっていた。
確かに、今から宿を取るのは難しそうだ。
「お言葉に甘えて、泊めさせていただきます」
「では、私がお部屋に案します」
「そうか、では頼むぞ」
「はい!じゃあテルさん、ついてきてください」
「わかった」
アリスについて行き、応接室を出る。
◆◇◇◆
side.グラン
「失禮します」
ミッシェルが出て行き、応接室には私とロランの2人になった。
「しかし、裏切り者とはいえ、仮にも騎士の肩書きを持つものたちに加え、盜賊を合わせて四十人近くいたものたちに圧勝するとは。何者だろうな、テルという青年は」
「し會話をして詮索しましたが、貴族という言葉に何も反応を示さなかったのと、ウィスタリアという名前の貴族には心當たりがないので、貴族の可能は低いかと思われます。ですが、湯浴みの作法を知っていらしたので可能が全くのゼロというわけではないかと」
「それに、ロストアイテムであるはずのアイテムボックスを作れる魔導技師。それも腕は超一流ときた」
「ますますわからなくなりましたな」
「とりあえず、敵意はなさそうだし慌てなくても良いか」
「ですが調査は続けたほうが良いかと」
「わかっておる。さて、殘りの仕事を終わらせよう」
◇◆◆◇
「ここがテルさんに泊まってもらう部屋です」
案されたのは、かなり大きめの豪華な部屋だった。
「えっと、客室ってこんなに大きいものなの?」
「この部屋は、その屋敷で一番大きい客室です」
「いや、こんなに大きくなくてもいいんだけど」
「私たちの命の恩人なんだから遠慮しないでください」
「遠慮ではないんだけど…じゃあ使わせてもらうよ」
「の回りのお世話をするメイドを1人つけますがどうしますか?」
「いや、いらないよ」
「わかりました。では、夕食の時間に呼びにきますのでくつろいでて下さい」
「ありがとう、アリス」
アリスは微笑み、ドアを閉めた。そして、1人になった俺はローブをぎ、ベッドにダイブした。
「はぁ〜、なんだろこの安心。アレだな、もう迷宮や樹海でモンスターに襲われる心配がないからだな」
〈特に樹海のモンスターたちはひどかったですもんね〉
「ああ、キャンディッドモンキーとかいう魔はやばかった」
今思い出しても鳥が立ち、震えが止まらなくなる。なんせ、オスメス関係なく発し、襲いかかってくる。間にあるモノをおったてて襲いかかってくる恐怖は、尋常ではなかった。
〈スキルである私でさえ、恐怖を覚えましたよ〉
「それにハーピーって魔は、糞を投げつけてくるし、変態コンガなんていう酷い名前の魔もいたしな。アレって何が変態なんだ?」
〈なんでも、重度のドMらしいですよ?どんなに攻撃してもめちゃめちゃ嬉しそうな雄び上げて向かってくるそうです〉
「怖っ!瞬殺して正解だった」
「あ〜、なんか思い出したら謎の疲れが、し寢るよ」
〈おやすみなさい、マスター〉
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