《『元SSSランクの最強暗殺者は再び無雙する』》VS勇者パーティ ②
2人の巨大魔法は完直前。だが、十分に間に合う距離だ。
前衛を失い、守りのなくなった後衛は脆い。
さらに魔法発直前になれば集中力を魔法につぎ込んでいる。
ベルトは左に1歩目。右に2歩目……と短時間でトップスピードにるため左右に大きく、ブレるように足を出す。
そして、最加速を実現させるための3歩目。
――――だが、3歩目は足が地面に著かなかった。
大きく前のめりになるベルト。
(つまずいた? 小石か? ……いや、そんな馬鹿な!)
倒れ行く。
しかし、ベルトは強引に右足を地面に著き転倒を防ぐ。
そして、見た。 自の背後。 何が加速を邪魔させたのか?
巨が地面を這い、ベルトのズボンの裾を摑んでいた。
その巨はアルデバランだった。
(意識が戻った? いくらなんでも早すぎる)
ベルトの思考通り、アルデバランは意識を失っていた。
失った狀態でありながら――――
≪浄化≫のために近づくメイルを突き飛ばし――――
背を向けて、走り出そうとするベルトに対して――――
地をるよう飛びついて、そのきを止めたのだ。
「お前……そこまで……そこまで、俺が憎いのか?」
泣き出しそうであり、そんな自分を耐えるように笑っているような――――
そんな複雑な顔をベルトは見せた。
しかし、それも一瞬のみ。
直ぐに戦闘思考能力を稼させる。
もう、マシロ姫とシン・シンラの魔法は止められない。
もう、間に合わない。
だが、避けることなら可能だ。
ズボンの裾を摑むアルデバランを振り払い。
そのまま、意識のない彼を見捨ててなら……回避する事は可能だ。
≪真紅のトワイライト≫
マシロの魔法が発する。
火屬の魔法が巨大な槍のように変化して迫り來る。
≪鬼神回教攻≫
シン・シンラの魔法が発する。
彼の背後に鬼神のヴィジョンが現れる。
そして、鬼神はり輝く球を放った。
ベルトは避ければアルデバランは死ぬ。
だから彼はんだ。
頼れる相棒に助けを求めて――――
「頼む! メイル!」
「はい、兄さん」
當たり前の事だが、ベルトは事前にメイルから保有スキルと保有魔法の説明を聞いてる。
その中で防系魔法を持っている事も知っていた。
≪不可侵なる壁ウォール・オブ・アンタッチャブル≫
彼は魔法名と共に杖をベルトに向ける。
すると薄っすらと青くる壁が現れる。
頼りない、脆弱そうな壁だが――――
≪真紅のトワイライト≫
≪鬼神回教攻≫
2人の魔法が直撃する。
勇者パーティの後衛2人の魔法攻撃。
おそらく、人類最強の魔法攻撃だ。
しかし弾いてる。 脆弱そうな壁は2人の魔法を弾いていた。
メイルの防魔法 ≪不可侵なる壁≫
それは短時間のみ全ての魔法を遮斷する防魔法。
どれほど巨大で強烈な魔法であれ遮斷する。ただし、短時間のみ……だ。
「兄さん! あと5秒……魔法を維持できるのは5秒です!」
いまだにマシロとシン・シンラの魔法は、小さな壁を破壊せんと押し寄せている。
たとえ、5秒だけ耐えれたしても……
逃げる事のできないベルトには僅かな延命にしかならならない。
……そのはずだ。しかし、ベルトは――――
「あぁ、十分だ」と笑った。
今まで素手だったはずの彼に武が握られていた。
それは、彼が勇者パーティから追放された日。
友人アルデバランに送ったはずの武だった。
『サウザンド・オブ・ダガー』
暗殺者であるベルトは、あらゆる武を使い、そして捨ててきた。
だが、これは武に著なき彼が唯一使い続けた武の名前だ。
そして、それが彼の手元に戻ってきた。
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※書籍化決定しました!! 詳細は活動報告をご覧ください! ※1巻発売中です。2巻 9/25(土)に発売です。 ※第三章開始しました。 魔法は詠唱するか、スクロールと呼ばれる羊皮紙の巻物を使って発動するしかない。 ギルドにはスクロールを生産する寫本係がある。スティーヴンも寫本係の一人だ。 マップしか生産させてもらえない彼はいつかスクロール係になることを夢見て毎夜遅く、スクロールを盜み見てユニークスキル〈記録と読み取り〉を使い記憶していった。 5年マップを作らされた。 あるとき突然、貴族出身の新しいマップ係が現れ、スティーヴンは無能としてギルド『グーニー』を解雇される。 しかし、『グーニー』の人間は知らなかった。 スティーヴンのマップが異常なほど正確なことを。 それがどれだけ『グーニー』に影響を與えていたかということを。 さらに長年ユニークスキルで記憶してきたスクロールが目覚め、主人公と周囲の人々を救っていく。
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