《付き合って結婚した後》空港の準備
「お〜き〜ろ〜!」
「ぐほぉ!」
今日行くドレスの試著が待ちきれず、菜は優人にダイブする。
「早くご飯食べて!もう行くよ!」
「分かったから、ちょっとそこどけ。」
菜が作ってくれたサンドウィッチを頬張りながら予定を話した。
「今日はドレスの試著して、病院行ったら明日の準備だからな。」
「明日の準備…」
菜がし心配そうな顔をした。この顔は、いつものあれだ。
「まさか…準備してないのか?!」
「手伝ってね!」
やはり毎回のように菜の荷を準備する羽目になってしまった優人であった。
2人は、ドレスの試著をしに出かけた。
「優人…やっぱり恥ずかしい…」
「開けますよー!」
試著室のカーテンが開くと、菜が現れた。それもとびきりしい純白のドレス姿だった。
「どう…かな…?」
「ぅおお…に、似合って…るぞ…」
可いすぎて聲が出ないのだ。
「もぉ〜!毎回それ以外ないの?!」
「う、しい?」
「違う〜!」
次は病院へ來た。
「五十嵐さーん」
「はーい!」
菜は呼ばれると大きな聲で反応した。
今回の検査は簡単で、飛行機に乗っても大丈夫か検査するだけだ。
「どう…ですか…腫瘍は…」
「腫瘍なんて無いからな?!」
「賑やかな家族ですね。」
病院の先生も苦笑いしてしまう。
「とりあえず飛行機に乗っても大丈夫です。何かあればまた來てください。」
「ありがとうございます。」
家に帰ると、菜が抱きついてきた。
「ねぇ優人〜!」
「お前手洗ったか?!早くしろよ?」
菜は無視して頬にキスした。
「ねぇ…今夜は…甘えたい…です…」
菜を襲いたいと思ったが、グッとこらえた。
「お前まだ準備してないんだろ?さっさとやるぞ。」
「もー!ケチ〜!」
結局、何も起こらず準備してこの日は終わった。
to be continued…
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