《付き合って結婚した後》優人と菜、家を買う。2

前回のあらすじ

産にきた2人は、菜の上目遣いに負けて土地を購してしまった!

「次は家の間取りですね。どのくらいをご予定ですか?」

「1LDKで!」

菜がそれっぽい事を言ったが、1LDKとは一人暮らし用の小さい部屋だ。

「あのなぁ…」

「お子さんは、どのくらいの予定ですか?」

「あぁ…3人?」

「3人?!多くない…?」

思わず余計な事を言ってしまった自分を呪いたい。

「一応一般家庭の場合ですと、リビング・キッチンの他にご夫婦、お子様2人で2部屋ずつですね。」

「じゃあそんなじで。」

「優人!子供なんて…!」

流石に菜の意見を聞かないのも悪いな。部屋の配置だけなら參加させてあげよう。

菜、ダイニングキッチンにしようぜ!」

「私、屋裏部屋しい!」

「それいいな!地下室も作ろうぜ!」

々組み合わさって、やっと終わった。

が、しかし、詰め込み過ぎて大豪邸になってしまった。

「あれ…おかしいな…」

「やっぱ地下室いらないわよ!」

「地下室は地下だからいいの!」

中々まとまらず、夕方になってしまった。

「じゃあ、こんどモデルハウスを見に行きましょうか。」

「それだ!菜、見に行くぞ!」

というわけで、次の週に近くのモデルハウスへ行くことになった。

「いやぁ〜お腹空いたね〜!」

「確かにな。じゃあラーメン食べいくか!」

ラーメン店は近くに何軒かあるが、その中でもダントツの味さを誇る店があるのだ。

「へいいらっしゃい!」

「太るかな〜」

「へい嬢ちゃん!ここはヘルシーなもやし増し増しラーメンがあるぜ!」

この店が味しいと言われるのには、もやし増し増し、超こってり、出にこだわった醤油ラーメンがあり、幅広い世代や好みの人に人気だからだ。

「じゃあ俺は塩ラーメンで。」

「兄ちゃん、そりゃ酷いぜ〜塩はこだわってねぇよ〜!」

「あはは、冗談だよ!醤油で頼むな!」

ラーメン店の店主とは小さい頃から會っていたので、この會話は恒例になっていた。

「仲良いのね。」

「何?嫉妬?俺は菜が好きだぜ〜?」

「可いな嬢ちゃん、もしかしてモデルか?」

菜を連れて來たのは初めてなので、店主は知らないようだ。

「え、ヒナ知らないの?!」

「あらあのヒナちゃんなの?!似てるわねって話してたのよ〜!」

奧から店主の奧さんが出てきた。

やはりこんな近くに有名人がいるとは思わないのか。

「じゃあサイン貰おうかしら〜!」

「いいわよ〜!」

「そういや、あんちゃんも蕓能人だったよな?」

後日2人のサインした紙は、店の壁に飾られ、周りに裝飾までされてしまった。

to be continued…

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