今日は教師として働いて2日目。今日もジャージを選んで、教える容をイメージして玄関へ立った。

「優人！何か忘れてない?!」

「忘れてるって何を…」

菜は背びして優人にキスした。

「お前っ！」

「えへへ…行ってらっしゃい！」

笑顔で見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。

「優人先生、おはようございます。」

「お、おはようございます！」

昨日含めて分かったことは、教頭はし厳しいというか、嫌味を言いそうで、校長は穏やかで熱意を持っている人だということだ。

「優人先生！おはようございます！」

「あ、姫乃先生！おはようございます〜頑張りましょうね！」

この先生のメガネ、伊達メガネか？レンズの奧に違和がない…?!

「優人先生！隣りのクラス同士、頑張りましょうね！」

「えぇ、よろしくお願いします！」

この先生は、爽やか系の柊ひいらぎ先生だ。

チャイムが鳴り、教室のドアを開ける。

「お、おはようございます…」

「「優人先生おはよ〜！」」

もっと怖いじかと思っていたが、意外と賑やかで楽しそうなクラスで安心した。

「先生！彼いますか?!」

早速子軍団に囲まれてしまった。

「あはは…どう見える？」

「んなの子と付き合ってそう！」

そんなチャラくないけどな…

「ごめんな〜俺結婚してるんだ。」

「えぇ〜?!こんな若い人がもう結婚?!」

子達に囲まれるこのじ、教育実習時代を思い出す。

「待って、もしかして奧さんってヒナさん?!」

「え、あぁ…その話は…」

「やっぱり蕓能人よこの人！」

バレてしまった。流石にこの世代には分からないと思ったが、男子からも菜は人気なようでクラス全員から囲まれてしまった。

「お前ら待て！」

「先生〜奧さん可い〜？」「奧さんになんてプロポーズしたの〜？」「不倫しないの〜？」

朝學習の時間が終わってしまった。

「先生〜！次育だよ〜！」

「そ、そうだな。育館行こうな。」

廊下へ逃げると、姫乃先生がいた。

「姫乃先生！大変ですね〜みんな元気で！」

「そ、そうですね…若いっていいですね〜」

姫乃先生は妙に堅苦しいじで、どこか違和がある。

「先生〜！育館行こ〜！」

優人は無理やり連れて行かれてしまった。

to be continued…