次の日、學校へ行くと中野が教頭に怒られていた。

「お前、學校に菓子を持ってきていいと誰が言った？」

「ごめんなさい…」

まだ何日かしか経っていないが、中野はそんなことする人間ではない。

「どうしました？」

「優人先生、コイツが學校に菓子とジュースを持ってきまして…」

おかしい。お菓子だけにおかしいというわけではなく、心當たりがあった。

「先生、中野は自分が指導します。」

「そうですか？じゃあ頼みますね。」

優人は中野を廊下に連れて、話を聞いた。

「中野、まさか昨日のやつか？」

「大丈夫です…」

「大丈夫じゃない！まさかパシりにされているのか?!」

「大丈夫です…」

中野は大丈夫です…としか言わないが、おそらく真希達のグループにれてしいなら大人しくパシりになれという事だろう。

「なぁ、無かったことにするから言ってくれないか？」

「先生…でも…」

「大丈夫！何とかしてやる！」

押しが足りないようなので、中野の髪留めについているグーデンモルゲンクティという貓のキャラを見て良い案を考えた。

「そうだ！クティのグッズなんでもいいから買ってやる！それでいいか?!」

「なんで私がクティ好きって…」

「そ、そりゃ俺は昔から超能力でな、好きなキャラが浮かぶんだ！」

見え見えの噓だが、中野は自分に気遣ってくれたことが嬉しいのかけれてくれた。

「じゃあ…クティちゃんのカフェに行きたいです…」

「いいぜ！」

中野は一瞬だけだが笑顔になった。

「分かりました。話します…」

狀況は、優人が想像していた通りだった。

「そうか…」

「あの…他の人には言わないでください…」

「あぁ、約束する。でもな、し手伝ってしいんだ。」

優人は中野を救うと心に決めた。

to be continued…