《付き合って結婚した後》神木くんとデート

今回は姫乃先生の話。

「姫乃先生!ついに明日ですよ!」

「そ、そうですね…」

「なぁに張してんですか〜!」

有棲川先生は背中を思い切り叩く。

明日はこの前約束した神木くんとのデートなのだ。

「優人先生…男の人ってどんな事すれば好きになってくれます?」

「俺は…上目遣いとか…」

咄嗟に菜を見て思うことを言ってしまった。

「い、今のは無しで!」

「分かりました!上目遣いですね!」

「聞いてました?!」

「ま、まぁ明日から夏休みですし泊まっちゃってもいいですよ!」

デート當日

神木くんは青っぽい服裝らしい。探していると、それっぽい人がいた。

「あ、あのっ!」

「お〜!姫ちゃん!久しぶり!」

いきなり抱きつかれた。し驚いて変な聲が出てしまった。

終わると、神木くんはしばらく自分を見つめた。

「な、何…?」

「いや…可くなったなって…」

「ふぇ?!」

変な所がないか心配だったがまさか可いと言われるとは。

「まだ予約してた時間まであるし、どこか寄ろうか。」

「う、うん」

近くのモールに寄った。

「姫ちゃん!プリクラ撮ろ!」

「えぇ?!この歳で…?」

地味に人生で2回目のプリクラだ。

「懐かしいな〜!學生の時も撮ったよね!」

「う、うん…」

機械にると、一気に2人の距離が近づいた。

そして、音聲に合わせて何枚か撮った。

「あ〜!楽しかった!」

「そ、そうだね!」

神木くんは橫にある落書き臺で、撮った寫真をJK並にデコった。

「なぁ。勘違いだったら悪いんだけど…」

「どうしたの?」

「姫ちゃん、楽しくないだろ。もしかして同僚の人に無理やりやらされてるのか?」

神木くんは落ち著いた口調で姫乃に問いかけた。

「そんなことないよ!張してるだけ!」

張…?じゃあ嫌じゃない?」 

「うん!」

姫乃は張していることを悟られまいと出來るだけ言葉をなくしていたつもりだったが、逆に気を使わせてしまった。

「良かった〜!実はさ、俺も張してたんだよね…姫ちゃんを楽しませる事が出來るかって。」

「そうだったんだね…」

神木くんもこのデートを良いものにしようとしてくれているのを知って嬉しかった。

後編へ続く

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