《付き合って結婚した後》姫乃先生のクラス中編

尾崎君の話によると、家庭科室で作っていたぬいぐるみの目に使ってたいたボタンが無くなってしまったらしい。

多分、姫乃が見つけたボタンの事だろう。

「姫乃先生、好きなんです。」

「えぇ?!ささささ流石に年齢の差が…」

「いやいやいや!エマちゃんです!」

エマ…ちゃん?

そう言えば、うちのクラスにはエマちゃんというハーフのの子がいるのだ。

話によると、エマちゃんの事が好きで気を惹く為にプレゼント作戦をするようで、ぬいぐるみを作っていたらしい。

「あの…にしててください!」

「大丈夫よ!安心して。」

姫乃は拾ったボタンを見せた。

「それ!」

「うん、さっき拾ったんだ。裁セット持ってきたから治そうか。」

尾崎君は目を輝かせて喜んだ。

ボタンを付けると、ぬいぐるみが完した。

そのぬいぐるみは、和服を著た昔ながらの男のぬいぐるみだった。たぶん、日本文化が好きなエマちゃんを考えたのだろう。

「おーざきクン!」

「うわぁ?!エマちゃん!」

エマちゃんは活発で可らしい金髪だった。しかも高長でダイナマイト。

「そ、そうだ!これ!あげる!」

「わァ!ありがとう!もしかしてお揃い?」

「その…カップルってやつなんだ。そのぬいぐるみ。」

エマちゃんは何かを悟ったのか、嬉しそうにして頬にキスをした。

「尾崎クン!大好き!」

「俺もだよ!」

姫乃は新しいカップルの立を見れてニヤニヤしてしまった。

「オーケイ!明日の文化祭は一緒に回るよ!」

「なんか…意外と早く付き合えちゃったな。」

尾崎君が嬉しくてエマちゃんを見ると、不思議そうな顔をしていた。

「いや、私はlikeよ!付き合うとかじゃないよ〜」

「だ!だよね〜!冗談だよ…はは…」

こうして失した尾崎だった。

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