《付き合って結婚した後》姫乃先生のクラス後編

姫乃先生の教え子、尾崎君はエマちゃんというハーフの子と文化祭を回る予定だ。

勝手に尾崎はエマちゃんと付き合えたと勘違いしたため、せっかく一緒なのに気まずい。

「尾崎クン!どこ行く?」

「そうだね、隣のクラスみよう」

隣のクラスとは、優人のクラスだ。

「え、小池お前本気か?」

「おかえりなさいませ、ご主人様♡」

「おいおいキモいって!」

不細工なコスプレの小池だったが、エマちゃんはノリノリで楽しそうだった。

「わ〜!これがバケモンってやつネ!」

「なんだこの失禮なやつ。」

「あの子!可い!ねぇ、寫真とろ!」

次々と男逆転したカフェの生徒達とツーショットを撮ろうとはしゃぐエマちゃんを見て楽しかった。

「尾崎〜お前エマちゃん好きだろ?」

「はぁ?!だったらなんだよ。」

「可いもんな!」

小池が尾崎の肩を摑み引き寄せた。

「なぁ、告っちゃえよ。」

「それみたいな事したんだけど…」

「お前の事だから半端な告白だろ。」

小池はお見通しだった。

「エマちゃんとさ、フォトスポット行ってこい。」

フォトスポットとは、生徒會が開催しているカップル立を助ける為のツーショットを撮る場所だ。

「いいね。」

「尾崎クン!ハート作ろ!」

エマちゃんはノリノリで尾崎と手でハートを作ってツーショットを撮った。

「あっ!尾崎が彼連れてるぞ?!」

「ほんとだ!」

「あはは〜彼かも〜」

エマちゃんはキョトンとしていた。

「ン?彼じゃないよ?」

「そうだよな〜!はは…」

適當な振りをしていたが、実際はとても悲しかった。

「なぁ尾崎、本當に彼じゃないのか?」

「いや…本當は…」

尾崎は決心した。告白すると。

「あのさ!」

「うん?」

「付き合おうか。」

エマちゃんは驚いていた。

「いいよ!」

「マジで?!よっしゃー!!!」

急ではあったが、カップル立に周りは歓聲をあげて拍手が飛びった。

「尾崎クン!よろしくネ!」

「うぉ?!」

エマちゃんに抱きつかれ、尾崎は失神しそうなくらい嬉しかった。

「あ、昨日のぬいぐるみ持って來たヨ!」

「まじ?!俺も!」

「そこのお二人、ぬいぐるみ持ってカメラ向いて〜」

後から気づいたが、寫真を撮られた時に頬にキスされていたらしい。この時は張し過ぎて覚がなかった。

to be continued…

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