《付き合って結婚した後》

今日もいつも通り、翔が帰ると真奈が料理を作って待っててくれている。

「ただいま〜」

「おかえりなさいっ!」

翔は今日、目標がある。

真奈の指のサイズを何とかして知りたいのだ。

直接聞いてもいいが、絶対照れて教えてくれないのでさりげなく探りたい。

「翔君、どうかな?」

真奈は自分の料理の想を自信無さげに聞く。

「今回も手が込んでるね〜」

「えへへ、嬉しい。」

真奈は可い。褒めると翔の前ではあまり分からないが、裏ではとても嬉しそうにしているのだ。

夕食後テレビを見ていると、新婚夫婦の特集に変わった。

菜ちゃん達もこんなじだよね。」

「そ、そうだな。」

もうしで真奈の誕生日ということもあり、指のサイズを調べるチャンスだ。

「真奈ちゃんって指のサイズいくつだっけ?」

「何で?」

「そろそろ誕生日じゃん、プレゼントにしようかなって」

「私、指とかしないんだよね。測ってみようか。」

「おっ、いいね〜」

という事で、糸を指に巻き付けて測ってみた。

真奈は10號、翔は15號だった。

「真奈ちゃんって意外と小さいんだな。」

「誕生日、楽しみにしてるね。」

それから1ヶ月後。

真奈はすっかり忘れていた。

「真奈ちゃん、話って?」

菜ちゃんってさ、プロポーズは優人君から?」

「うん、そうだね。」

「私さ…プロポーズしたい!」

翔はいつまで経ってもずっと人のままでまだキスくらいまでしか進展していないのだ。

「いいじゃん、逆プロポーズ。」

「だよね!…で、何すればいいの。」

「とりあえず指かな…」

何故か翔とは指のサイズを測っていたのですぐ用意出來る。

「とりあえず用意しようかな。」

「後は夜景の見えるレストランね。」

「大丈夫かなぁ、張しそう…」

「でも大丈夫?真奈ちゃん達まだキス1回しか経験ないんでしょ?」

知り合いに料理人が居るのでそこに任せよう。

あれ、何か忘れているような…?

to be continued…

    人が読んでいる<付き合って結婚した後>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください