ウチのクラスには、三大がいる。

一人は菜で、二人目は真奈という地味目な子だ。

ちなみに三人目は語呂を良くする為なので居ない。

「真奈おはよ！」

「お、おはよ菜ちゃん。」

そして見かけによらず菜と仲の良い一軍だ。

「真奈ちゃんって凄いよね〜！」

「裁のコンテストでグランプリ取ったんでしょ?!」

「そうなの?!今度制服の直し頼もうかな」

真奈はこのようにいつも周りに人がいるが、自分からは話さない。

「そうだ！今度渋谷とか出かけない？」

「いいね〜！真奈ちゃんもどう？」

「わ、私はいいかな…そういう所苦手だし…」

「確かにナンパされそうだもんね〜」

真奈は男子からも評判が良い。

特に、スタイルの良さや授業中の姿勢が人気だ。

「なぁ、このクラスの中で結局誰が一番可いんだ？」

「菜ちゃんだろ！」

「俺の彼が一番だ！」

「真奈ちゃんも可いよな。」

いつもの優人、祐一、翔に加えて拓真の4人で毎日の様に會議をしている。

「真奈ちゃんFカップはあるよな。」

「真奈ちゃんの彼氏はあれ獨占かよ〜」

「お前らなぁ…」

そして、変態四人衆でもある。

「優人は菜ちゃんのどこが好きなんだ？」

「そりゃ、可いとか、優しいとか…」

未だに菜を完全な彼として見られていないのか、彼として好きな部分が思いつかない。

「そーいや菜ちゃんと泊まりで勉強會したって本當？」

「えぇ?!もう一緒に寢たの?!」

「馴染だから昔からよくあったけど。」

確かに今思うとあれは高校生のカップルにしてはまだ早いのかもしれない。

「真奈ちゃんって可いよなぁ。」

いつもはアホな事しか言わない翔が珍しく大人しく放った言葉に殘りの三人は驚いた。

「あの翔が?!」

「どうした?!調子悪いのか?!」

「失禮な?!俺だって可いとか思うし！」

to be continued…