《獻遊戯 ~エリートな彼とTLちっくな人ごっこ~》「俺と付き合ってくれる?」4
カーテンの開いたホテルの部屋からは、東京の夜景が見えていた。
解放溢れるこの高層階の一室で、私たちは素で絡まり合う。
「あっ……あっ、清澄くんっ……」
清澄くんのらかな舌は、時折固くなって私の濡れたところを刺激する。
「待って、あっ、んんんん」
イッてもすぐに弱いところを攻められて、彼の手は魔法のように私の度を引き上げていった。
恥ずかしくてたまらないけど、もうお互いをさらけ出して、どんな自分でも隠さずにいたい。
「清澄くん、ここ……もっと……」
 
「いいよ。莉の気持ちいいところ全部ってあげる」
け止めてもらえる喜びにが震える。
それはに変わり、どんどん自分のに積もっていく気がした。
盡くして盡くし返して、一方的ではない彼とのエッチは、まるで甘な遊戯のようだ。
キングサイズのベッドにふたりで沈み、どちらの溫かわからないほど深くし合う。
「清澄くん、清澄くんっ、好き」
「莉、好きだよ」
好きという言葉で快が増していく。
幸せに包まれるエッチに、私は虜になっている。
繋がったままキスをして、を重ね、抱きついて、私たちは何度も果てた──。
もうこれ以上はできないというほど疲れきったをベッドに投げ出し、ふたりでくっついて布団をかぶった。
「莉かわいかった」
「そんなことないよ……」
「本當だって。全部かわいい」
この甘々なピロートークも、清澄くんは必ずしてくれる。
幸せに溺れそうになりながら、私は彼の腕に絡み付いた。
そこへ、目の覚めるような著信音が鳴り響く。
「あっ……」
清澄くんはサイドチェストの上に置いていた私のスマホに手をばし、それを私へと渡してくれた。
畫面には【お母さん】と表示されている。
「出たら?  お母さんからの電話」
清澄くんは爽やかな顔でそう促した。
後押しをされると、いつもより手が震えなかった。
でも、ここでお母さんとの電話を取るのは張する。
せっかく素敵な場所にいるのに、私とお母さんのぎこちなさを知られるのは気まずいし。
「う、ううん。大丈夫。あとで出るね」
「どうして?  出ていいよ」
プルルル、プルルル、という音は鳴り止まず、私はし汗ばんできた。
「……お母さんとなにを話したらいいか、よくわからなくて」
言っちゃった。
そんなことを言われてもきっと困るだろう。
家族の問題はどうしようもないもの。
「じゃあ、報告しなよ。今日、彼氏ができたって」
あ……。
「話すことなんていくらでもあるさ。そんなの、俺が毎日作ってあげるよ」
清澄くんの指先が通話ボタンをタップし、私の耳もとへと優しく持ち上げた。
いつも重かったスマホが、すごく軽い。
『もしもし。莉?』
「お母さん。あのね、今日──」
ひとりで悩んでいたことも、彼と一緒ならきっと答えが出せる。
だって私たちは、この語のヒーローとヒロインなんだから。
END
50日間のデスゲーム
最も戦爭に最適な兵器とはなんだろうか。 それは敵の中に別の敵を仕込みそれと爭わせらせ、その上で制御可能な兵器だ。 我々が作ったのは正確に言うと少し違うが死者を操ることが可能な細菌兵器。 試算では50日以內で敵を壊滅可能だ。 これから始まるのはゲームだ、町にばらまきその町を壊滅させて見せよう。 さぁゲームの始まりだ ◆◆◆◆◆◆ この物語は主人公井上がバイオハザードが発生した町を生き抜くお話 感想隨時募集
8 151身代わり婚約者は生真面目社長に甘く愛される
ごく普通のOL本條あやめ(26)は、縁談前に逃げ出した本家令嬢の代わりに、デザイン會社社長の香月悠馬(31)との見合いの席に出ることになってしまう。 このまま解散かと思っていたのに、まさかの「婚約しましょう」と言われてしまい…!? 自分を偽ったまま悠馬のそばにいるうちに、彼のことが好きになってしまうあやめ。 そんな矢先、隠していた傷を見られて…。 身代わり婚約者になってしまった平凡なOL×生真面目でちょっと抜けている社長のヒミツの戀愛。
8 59ただいま冷徹上司を調・教・中・!
同期から男を取られた崖っぷちOL 久瀬千尋 ✖ 容姿端麗で仕事も完璧、誰からも一目置かれる課長 平嶋凱莉 二人はひょんなことから(仮)戀人になることに。 今まで知らなかったお互いの素顔を知るたびに、二人の関係はどんどん近くなる。 意地と恥から始まった(仮)戀人は(本)戀人になれるのか? 戀愛下手な二人の戀愛が今始まる。
8 56俺の隣の席の人が毎日違うのですが?
俺の隣の席の女子は何故か毎日違う人がくる。 青髪ポニーテール、緋色ショート、金髪ロング×2黒髪の本人 そして月曜になったらまた最初に戻るを繰り返している。なのに誰にも気がつかれていない彼女達 これはそんな彼女達と俺との日常
8 174ボクの彼女は頭がおかしい。
「その消しゴム拾ったら、彼氏になってもらうけど大丈夫?」 「へ…?」 ある日突然、パーフェクト美少女に告白された普通すぎる高校生の僕。 クレデレ系(※)ヒロインに振り回される日常を、ゆるゆる描寫のオンパレードでお送りします。 つまりはラブコメです。はい。 ※クレイジー×デレ
8 150家族に売られた令嬢は、化け物公爵の元で溺愛されて幸せです~第二の人生は辺境地でほのぼのスローライフを満喫するので、もう実家には戻りません~
「レーネが売れた! 化け物公爵が娶りたいと言ってきたんだ!」 家族に虐げられていたレーネは、祖母が殘した形見の薬草と共に、化け物と恐れられる獣人、マーベリック公爵の元に嫁ぐことを決意する。 決して不安がないわけではないが、狂気に満ちた笑顔で人の不幸を喜ぶ家族の方が化け物に思えて仕方なかった。 「早く出ていけ。目障りだ」 すでに自分の居場所がないと悟るレーネは、祖母とのある約束を守るため、化け物公爵の元を訪ねる。 しかし、黒い噂が流れる殘虐な公爵様の姿はなく――。 「嬢ちゃん。今は無理せずに休むべきだ」 「無理は良くない、奧方。筋肉が悲鳴を上げている」 屋敷で働く家臣の獣人たちに親切にされ、傷ついた心が癒されていく。 もしかしたら、本當の旦那さまは優しい人かもしれない。 會えない気持ちで思いが募り、妄想という名の戀心が芽生え始めるのだった。 「はぁ~。私の旦那さまはいったいどこに……」 一方その頃、レーネを売り払った家族の元には、なぜか次々に災難が押し寄せてくることになり……? ※この作品は他サイトにも掲載しています。 【無斷転載禁止】小説投稿サイトやYouTubeに載せないでください。
8 153