【★おしらせ】

あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。

最後まで読んでくださると嬉しいです。

魔王ドストエフスキーを討伐した、超勇者ローレンスと、その仲間達。

既にパーティメンバーの全員がボロボロで、その場から一歩もけないでいた。

彼らは水月をはじめとした、極東の勇者パーティに、治療してもらっている。

「すまないでござる、ローレンスどの、ウルガーどの。ぬしらがウケた傷は、どうにも再生されないのでござる」

ウルガーは右腕切斷。ローレンスは片足切斷、両腕は神経が焼き切れて、自分の意思ではけなくなっている。

魔王の呪いは強力で、世界最高の治癒師であるルーナの治療を以てしても治らないという。

ローレンスもウルガーも、別に気にしている様子はなかった。

「問題ないな！　生きてるのだからな！」

「ほんとそのとおりさ。生きてるのだから、右腕くらい安いものだよ」

失った部位は技者に頼んで、義手、義足を作ってもらうことになった。

「応急処置は済んだでござる」

「帰るわよ、あんたら」

極東のリーダー、火賀《ひがみ》がローレンスたちにいう。

だが彼らはその場からかない。

「どうしたの？」

「來るのを、待ってるのだ！」

「來る？　誰が……？」

「來たぞ！！！！！！」

ローレンスが空を見上げる。

巨大な邪竜が、こちらに向かってゆっくりと降下してくる。

「！　ヴィーヴル殿！　ということは……」

「ギルマス……！！！！」

ヴィーヴルの背にはアクト・エイジとメイドのフレデリカが乗っている。

ローレンス、そして勇者パーティのメンバー達は皆が笑顔になった。

あのマスターならば、自分たちの居る場所をきっと探し當ててくれる。

誰よりも、早く駆けつけてくれる。そう思ったから、かなかったのだ。

誰もが、笑っていた。自分たちを育て、才能を磨き上げてくれた恩人に、最高の恩返しができたのだから。

「「「ギルマスぅううううううううううううううう！」」」

ヴィーヴルが著陸する。ローレンス達は背中に乗っていたアクトに抱きついた。

彼は……普段通り、小憎たらしい顔でみなを見渡して……。

そして……。

笑った。

「よくやった、おまえら！」

……それは滅多に見せない、悪徳ギルドマスターが見せる笑顔だった。

それくらいの大きなことをし遂げたのだと……。

ローレンス達は改めて実し、そして、達から來る安堵と喜びの涙を流した。

……こうして。

長きにわたる、超越者の謀は、悪徳ギルドマスターとその仲間達によって、打ち砕かれたのであった。

【★新作の短編投稿しました！】

タイトルは――

『時空勇者のやりなおし〜１周目の知識と時の魔剣で悲劇を全て回避する〜』

ページ下部にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください！

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