《彼氏が悪の組織の戦闘員Eなんですが…》第24話 ゴリラの調教
私はガキの頃からゴリラのようにがデカくあだ名は當然ゴリラ。
本名は安達優あだちみゆという。
しく優しい子になるようにと両親がつけてくれたらしい。
その両親も事故死で施設にれられる。
「よぉ、ゴリラ!バナナ投げるから取ってきな!」
同じ施設にいたちょっとカッコいい男の子山口くんに私はやかなをしていた。
投げられたバナナを取ってくると彼は
「よく出來た!だが遅い!5秒って言っただろ?」
ええ?言ってないよ!言ってないわよ山口くん!今言ったわよね?
私は足を鍛えることにした。
5秒でバナナを部屋の端から端まで取ってこれるよう。
腳力を鍛えて頑張り見事5秒でバナナを取ることに功した頃…
山口くんは同じ施設にれられてきたなんかめっちゃ可くての子らしい子に惚れていた…。
グッバイ私の初。
大人になると私は自衛隊にりそこで鬼教と出會う。
彼は男らしく強く私は再びをした。
訓練は朝から晩まで厳しく新人いびりもある。
部屋は個室ではなく隊員の班でり立っていた。
「ゴリ子…あたし…もう耐えられないわ辭める…」
一人の隊員は訓練の厳しさについていけず辭めることになり鬼教に辭表を出しに行ったが、何故か戻ってきた。
きっと説得されたのか。でもその後彼は會計の方に回った。
私は鬼教のパンツや他の隊員のパンツを洗いながらも訓練に勤しんだ。
私は小銃の訓練を楽しみどんどん上達していった。
しかしある日の休日私はあの會計と鬼教がデートしている場面に出くわした。
鬼教は見たこともないくらい甘いマスクで會計と笑い合い人前でキスをかまし最後はラブホに消えた。
私はまた失した。
やはりゴリラには無理だと悟った。
それからは人を捨てた。
どう猛な野獣と化し恐れられた。
孤獨なゴリラ…それがあたし。
ある日の休日に銀行に行くと円寺葵という超の金お嬢様がいた。
そうお嬢様との出會いだ。
しかしそこへ銀行強盜がりお嬢様を人質にした。
自衛隊として見過ごせず隙を伺い犯人の一人を締め上げぶん投げて結局応援がくるまで私は犯人をボコボコにのしていた。
お嬢様は私の腕を買いボディガードに雇った。自衛隊は辭めた。
お嬢様はこんな超人なのに婚約者と一度會っただけで後は全く會えないという。
相手はお嬢様に興味がないだと?そんな男いるのか?
お嬢様から食事に何度もおうと招待狀を送るが全て斷られた。
お嬢様は頑張って自分磨きを始め、勉強やスポーツも進んでやってきた。
もちろん花嫁修業にもだ。だがそこである日いきなりの婚約破棄をされる。
お嬢様は泣き崩れ弱ったが調査をして婚約者のイケメンの人を突き止めてその寫真を見た瞬間、起き上がって怒りに震えた。
どこにでもいそうなというかクソダサいメガネが寫っていた。
「はあ?このが?何でよ?ねぇ安達!何でよ?許さない!絶対に許さないわ!こんなに吉城様を取られるなんておかしいわよ!私がしてきたことは何だったの?」
そしてお嬢様はこのを殺すことを決めた。
そして私は…栗生院吉城と戦闘になり…負けてしまう。
彼の部下に囚われ目隠しされどこかの孤島に送られた。
孤島に向かう船の中でモニターに映る栗生院吉城はちょっと微笑んだ。
イケメンフラッシュに當てられるが何とか耐えた。
「これから向かう無人島で3ヶ月生き延びられたら…君を幹部にしてやろう…この僕をここまで怪我させたんだから簡単だろう…時々暇な時は様子を見てやろう」
と彼は通信を切りモニターが消える。
船の中には簡易なサバイバルナイフにペットボトルの水…ドライフルーツ一袋それだけだ。
完全にサバイバルだ。
「あ、忘れてたよ」
と言ってモニターがまた繋がると
「無人島と言っても人がいないだけでその島には一応怪人もわんさかいるからね、まぁ頑張りな!怪人共を 全員倒せたら幹部昇進とご褒をあげるよ」
と冷たく笑って私の心がざわついた。
モニターは切れ、これから上陸する島では危険な怪人共がいると言う。
ほう、ゴリラと怪人…どちらが強いかデーターでも取るのか、それともあたし自が怪人と化すかだ。
元々人の心などとうに捨てた。
あたしに勝ったあの男は悔しいがカッコよかった!
ガキのくせに妙に強いのがまたそそる。
ん?待て!私まさか!人の心は捨てたのに!まだ微かに殘っていた?
ときめくゴリラなんて気持ち悪いだけ!解ってる!
だがあの男にはクソダサメガネという人が!!
葉わぬか…私なら一瞬でクソダサメガネを抹殺できるだろうが…それをしたら私はあの男に殺されるだろう。
くっ!
「3ヶ月か…時々様子を見ると言っていたな…いつ見られるんだ?まさか島にカメラでも?」
それなら戦闘を見られている可能は高い。
カッコ悪いあたしを見られるわけにはいかない!
そこで島に上陸した。
何かの気配を確かにじる。
五を研ぎ澄ませるのだ優!
そして私はんだ!!
「うおおおおおおお!!!かかってきな!怪人共おおおお!!ぶち殺してやるわああ!!」
私のサバイバル生活はスタートした。
*
病室で暇な僕はトレーニングをしずつしながら、定期で幹部達とモニター會議しながら怪人の訓練狀況を聞く。
そう、怪人達やヒーローに負けて帰ってきた怪人を無人島に集め、その中に兇暴なゴリラを放り込んだのだ。
怪人共には
「ゴリラがお前らを殺しに來るから全力で戦え、ゴリラと互角か生き延びたらお前らもちょっとはヒーローと戦えるようになるからな!」
と言っておいた。
これならゴリラも怪人共もさらに強く訓練できるので一石二鳥。ゴリラは後で最強の怪人として扱えばいい。
「使えるものは使わないとね…正義の組織を潰す足がかりにはなるだろう」
とモニターの電源をれる。
島中のあちこちにカメラを設置していてそのうちの一つにゴリラが暴れている姿があった。
「うがああああ!!」
「ひぎいいいいいい!!!」
蟹怪人のい甲羅に噛み付いて
「蟹のじゃああああ!!!」
と甲羅を砕くゴリラ…恐ろしい…流石僕を3ヶ月も院させるゴリラだ。
いい部下になるだろうな…。
とそこで時奈さんが病室にってきて急いでテレビを切った。
「?何見てたの?」
「ええと…ゴリラが蟹食べてる弱強食ドキュメンタリーだよ」
「何それ?ゴリラって海に行くの?」
「時奈さん…それより今日も可いね…。ああ、今日は蟹鍋の夕飯でも取る?」
「ここ…病院だよ?」
「問題ないよ?ちゃんと僕が蟹剝いて食べさせてあげるよ」
「ぐはっっ!!」
とびつつ彼はいつものように目をグルグルし始めた。
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