《彼氏が悪の組織の戦闘員Eなんですが…》第51話 栗生院のヤキモチ
朝…寢ていると頰をザリザリした小さな舌が僕を起こした。
目の前には白いの子貓がいる。
「こら…キナコ…頰はいいけどにはダメだからね?」
と頭をでるとスリスリと布に潛り込んでくる。まだ寒いもんな…。ここは本來時奈さんの場所なんだからね?全く貓というやつは甘え上手だよね。
しだけ寢て起きるとカレーの匂いがする。
「奴がきたか…」
うんざりする。インドさんが來る日はいつもカレーの匂いがする。しかもひたすらカレー食ってるだけで會話もしない。
これ逃げれるんじゃないの?と最初の頃は逃げ出そうとり口まで向かったが恐ろしい速さでケツにカレーを投げられた。
信じられないところに投げられたもんであれ以來軽いトラウマになり僕はこのインドを舐めてかかってはならないと學んだ。
インドさんの本名はなんだっけ?忘れた。
ともかくカレーを食ってる間に僕はトレーニングルームに行くとオシャレゴリラが待っていた。
「今日は特別にあたしが指導してやろう!年!」
と一応格闘のプロであるゴリラはどう見てもトレーニングの格好ではなく赤いカクテルドレスに濃い化粧にヒールを履いている。
「やる気あるの?」
「もしも暗殺者がだったらという設定だからね」
いや、そもそもじゃないからゴリラだから。
でもまぁ憂さ晴らしにはいいかな?
ここ數日、あのライメの後僕はちょっとムカついていたんだ。
貓は可いかったけどタオルにがついててギョッとして真相を聞いたら吹き出したけど、怪我は心配した。
そしてその後病院に行ったのか聞いたら
(牛丼:大丈夫…えっと近所の先生っいうあだ名の醫學部の大學生さんに手當てしてもらったの。大したことはないって言われたよ。治療費はただだし、練習にもなるからって)
(鰻重:ふーん、そっか…。で?その人って男の人なの?)
(牛丼:うんそうだよ?優しい人で良かったよ。そこまで大した傷でもなかったしすぐ治るって)
(鰻重:怪我が大したことなくて良かったけど…気をつけてね?)
(牛丼:あれ?もしかして何か怒ってる?)
(鰻重:ん?何のことかな?)
(牛丼:やっぱり何か怒ってる!!ごめんね!怪我したりして!!)
(鰻重:そうだね、それもあるけど今度からはもし怪我したらの人に手當てけてもらってね?)
(牛丼:はい)
そんなやり取りがありモヤモヤしてきた。誰だ!大學生って!優しいって!そんなたったしの報だけど僕はちょっと機嫌が悪い。そりゃ大學生だし?大人だし?僕はここにいて出れないし調べられないし…。
「それはヤキモチですな坊っちゃま…今まではレッドさんに抱いていたようなものですがそれと同じようなものですな」
「ヤキモチか…確かにレッドは以前から殺してやろうかと思ったけど最近は落ち著いてきたからな…。しかし顔も知らない奴が時奈さんの手當てをしたなんて!しかも手當てなんて顔るじゃん!ああっ!僕以外の男が彼にれるなんてどうしよう殺したい。そいつ殺して臓を海外に売り飛ばしてやりたいよ…」
「坊っちゃま…久々にサイコが狂気と共に大放出されてますぞ」
と鳴島に呆れられるがやはりモヤモヤはする。
大時奈さんもあっさり男の人に気を許しすぎだよ、僕だけは別だけど、僕は君の彼氏だしし合った仲なのに!やっぱり大人の男の方がいいのかっ!?
もはや黒いオーラしか出ない。
「やっぱり何とかして殺そう…はは…そうだ、呪いとかどうだろう?」
「坊っちゃまそれ系は顔と名前がはっきりしないとダメですよ?」
「ええ…そうなんだ?遠隔じゃやっぱり無理か…
やっぱりもう一回外に出て殺しに行くしかないかな」
「それはダメだよ?騒な子だねほんと」
といつの間にか小高が來ていた。
「それにしてもそんなことでヤキモチを焼くなんて…やっぱりまだ子供だなぁ…僕のストラップでも一つ貸してあげようか?」
「いるかっ!!!」
側にいるの人もいつでもウェルカムみたいな顔すんのやめてほしいんですけど。
そんなわけで僕はゴリラを相手にストレス発散してやることにした。ゴリラも戦闘モードになると容赦ないからな。
「さあ!行くよ年!あたしのに飛び込んできな!」
「それは遠慮したいね!」
と強く放たれた拳を避ける。
連続ゴリラパンチと蹴りが繰り出され必死で避ける。
「どうした!避けるだけじゃ舐められんよ!」
シュッと繰り出されるパンチに僕は空中に、ジャンプして一回転し、回転を利用してゴリラの顔に一蹴りれる。
バキっと音がして倒れるゴリラだが
「ふふっ、やっぱりいい男だ、頭もいい♡」
それにうんざりする。
「さぁ!今度はあんたから打ってきな!」
と構えられ仕方なくパンチを繰り出すがあっさり止められ足払いされそうになり咄嗟にジャンプして避けるがそこに隙が出て腕を摑まれふわりと地面に背負い投げられる。そして馬乗りにされパンチされそうになるがその拳を手で止めると
「あっ♡やだあ!手を握られるなんて卑怯者お♡」
とか言うのでゴリラの服を摑み引き寄せて回転させ、今度は自分が馬乗りになる。
「うほっ♡」
なんかだんだんイライラしてくるんだけど。とりあえず遠慮なくにこりと微笑み、ゴリラがメロメロになった隙に
「おらああ!!」
と思い切り毆る。
「グハっ!」
それでもゴリラは気絶せず立ち上がってくる。
なんてゴリラだ。流石僕を病院送りにしたことはある。
ゴリラは
「さあ!そろそろあたしのパンツでも見せてやろうかね!!」
と鋭い蹴りをかましてくる。うん、全然見たくない。それに兇とも言えるハイヒールに當たったらまた院どころじゃないな!
蹴ってきた足を左手でけ反をつけてゴリラのに飛び蹴りをかました!
ドスン!!
とマットに倒れたゴリラ。
息が切れる。
「はぁ…見た?」
「は?」
「だから…あたしのパンツ見たよね?」
「見てねーよ!!!」
「噓だっ!!見えるように蹴ったのに!!酷い男!!」
とブワリと起き上がりさっと僕の腕を取り壁にぶん投げてゴリラは恥じらいながら
「バカバカ!」
とゴリラ走りをしながらトレーニングルームを飛び出した。
ええー…。何あれ…。
「坊っちゃま…お疲れ様です…」
と鳴島がタオルと水筒を持ってやって來たので
「あのさ、消化不良で気持ち悪いから鳴島付き合ってよ…」
「坊っちゃまとの手合わせは久しぶりですな、ええやりましょうか!」
と嬉しそうに言う鳴島に數分後投げ飛ばされたことは言うまでもない。
計畫まで後し…。
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