《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》地下の楽園
今日は一日休憩ということでルーナちゃんと出かけることにした。
ダンジョンの中とは思えないけど、ちゃんと外との違いはある。まず太とかがないから常に明るいことだ。時間の覚がわからなくなりそうだけど、ちゃんと決められた時間に鐘が鳴るのと時計もそこかしこにあるのでそこまで困らなかった。
宿の部屋の窓には黒いカーテンが付いていて寢るときは真っ暗にすることもできる。
「來た時は思ってたより発展しててびっくりしたけど、改めて見たらそんなに広くはないんだね」
「ですね、そもそも人の數もダンジョンの中だってことにしては多いだけでそこまで多いわけじゃないですし」
それと男の人は多いけどの人は全然いない、ラキトピアにあるから人間以外の種族の人もいないし
「サーティアたちはさっさとギルドに行っちゃったけどあたし達も行く?」
「それよりもルーナちゃんの服を変えないとですよ」
ルーナちゃんは昨日服を買いに行ってないから冒険者とは思えないかわいい服を著ている
というかみんなしれっとそれっぽい服を買ってきたけどよく見つけたよね、どこに売ってるのかな?
「あたしはそんな前で戦わないから裝備はそんなにいいのじゃなくてもいいんだけど」
「汚れちゃいますし、破けちゃったりするのでちゃんと著替えなきゃダメですよ。ダンジョンの探索が終わったら改めて裝備を買わないとですね」
まさか服がぼろぼろになるまで溶かされるとは思わなかったよ
「リィアの著ているやつは無傷なのにね〜もしかしてそれも神様の?」
「そうですね」
「普段いろんな服を著てるけど旅とか依頼の時はいっつもそれ著てるよね」
「最強裝備は外せませんからね」
この世界は私の都合のいいことばっかり起きてるけど、確かに現実だから一つの油斷で簡単に壊れてしまうかもしれない。
そうならないように気を引き締めないとね
「一応一通りの裝備品とかはあるんだね」
町があんまり広くなかったこともあり、裝備屋もすぐに見つけることができた。
「ん〜、そもそもルーナちゃんに合うサイズが………これが一番小さいサイズみたいですね」
なんとかルーナちゃんの著れそうな裝備を見つけた。ラキトピアは屬が得意なヒーラーが多いからそういう人向けの裝備が富でよかった。戦士とかの裝備で私のサイズとか絶対ないもんね
「がちょっときついけど、著れないことはないかな」
「そのくらいは我慢してください」
無事にルーナちゃんの裝備を買えたところで改めて一緒に町を回ることにした。
「そういえば門番の人が地下の楽園って言ってたけどどういうことなんだろう?」
「やっぱり食料や資が沢山あるからなんじゃないんですか?」
娯楽はないって言ってたから単純に食に困ることがないって意味だと思うけど
「あんな危ないことがあった後だとそうは思えないけど、たしかに天候とか気溫によっての変化がないから安定して食料が得られるのがいいところだよね」
ついでに魔石も手にるんだからダンジョンは本當に資源の寶庫だよね
「あ、リィア、ルーナ、ここにいたのね」
歩いているとサーティアさんと會った。てっきり他2人も一緒だと思ってたけど違うみたいだ
「どうかしたんですか?」
「さっきクロエとテナとでギルドに報告しに行ったんだけど、そしたらすごいお金をもらっちゃって、どうにも長い間ずっと困ってたらしいわ。私が持ってるのも危ないからリィアに渡しておこうと思って探してたのよ」
「わかりました、それじゃあこのお金で改めて裝備を買いなおしましょうね」
「そうね、リィアとルーナのおかげで傷は殘らなかったけど、お気にりの裝備がボロボロになっちゃったから助かるわ」
「サーティアはこの後どうする?あたし達と一緒に町を回る?」
「それもいいけど裝備を見てきてもいいかしら?昨日は慌てて買ったからあんまりよく見れてなかったのよね、もちろん買うお金はあるわ」
お金を渡そうとしたら最初からその気だったみたいでそれ用のお金は取っておいてあったようだ。
「わかりました」
サーティアさんと別れ私達もギルドに行ってみようということになり向かった。
「結構立派な建ですね」
てっきり臨時ギルド的なじで簡素なものだと思ってたけど地上にあるものとそう変わらないものだった
中ではし騒がしい様子だ
「あれクロエとテナじゃない?」
クロエさんとテナちゃんが他の冒険者に絡まれている様子だった。
「テナ、ちゃんと手加減するのだぞ?」
「わかってますよクロエお姉ちゃん」
「なめやがって………うわっ!?」
そして、テナちゃんが絡んできた冒険者を投げ飛ばしていた
「おっと、これ以上近づいたら痛い目を見るぞ?」
今度はクロエさんが魔法で冒険者達を脅している
「な、な、何やってるの二人とも!」
「あ、ちょっとルーナちゃん」
見かねたルーナちゃんが飛び出して行ってしまった
「ルーナ、リィアも、どうかしたのだ?」
「どうしたもこうしたもないよ、何やってるの」
「周りの奴らが我らの実力を知りたがっていたから教えてあげていたのだ」
「はぁ、もう周りの迷だからやめてね?」
「だが発端は周りの奴らが……」
「と、とにかくここを出ましょうか」
クロエさんとテナちゃんを連れてギルドの外へ出た
「問題になるといけないのであんまり派手なことはしないでくださいね?まぁ今回のは仕方ないと思いますが」
絡まれてたんだから多は仕方ないけど、さすがにちょっとやりすぎだ
「………ちょっとやりすぎたのだ」
「私はちゃんと手加減しましたよ!」
「テナはクロエに指示されたからなんだろうけど、あんまり暴れすぎないでね?」
「はーい!」
ギルドでのことがあってからより一層注目されるようになってしまった。
絡まれてたこともありギルドからは何も言われなかったけど、いたたまれなくなっちゃったね
「はぁ、そんなことがあったのね?まぁ向こうが悪いから仕方ないと思うけど、ここはダンジョンの中だってことは忘れないことよ、平気で犯罪をしてくる人だっているんだから」
「今度から気をつけるのだ」
夜にサーティアさんにも話したら注意してくれた。
確かに、地上と違ってここは証拠が殘りにくいし恨まれたりして不意打ちされることも考えられる
「しばらくここにいてもよかったけど今日のことがあったなら早めに出た方がいいわね。明日には次の階層まで行くわよ」
ということで次の階層を目指すことになった。
- 連載中38 章
6/15発売【書籍化】番外編2本完結「わたしと隣の和菓子さま」(舊「和菓子さま 剣士さま」)
「わたしと隣の和菓子さま」は、アルファポリスさま主催、第三回青春小説大賞の読者賞受賞作品「和菓子さま 剣士さま」を改題した作品です。 2022年6月15日(偶然にも6/16の「和菓子の日」の前日)に、KADOKAWA富士見L文庫さまより刊行されました。書籍版は、戀愛風味を足して大幅に加筆修正を行いました。 書籍発行記念で番外編を2本掲載します。 1本目「青い柿、青い心」(3話完結) 2本目「嵐を呼ぶ水無月」(全7話完結) ♢♢♢ 高三でようやく青春することができた慶子さんと和菓子屋の若旦那(?)との未知との遭遇な物語。 物語は三月から始まり、ひと月ごとの読み切りで進んで行きます。 和菓子に魅せられた女の子の目を通して、季節の和菓子(上生菓子)も出てきます。 また、剣道部での様子や、そこでの仲間とのあれこれも展開していきます。 番外編の主人公は、慶子とその周りの人たちです。 ※2021年4月 「前に進む、鈴木學君の三月」(鈴木學) ※2021年5月 「ハザクラ、ハザクラ、桜餅」(柏木伸二郎 慶子父) ※2021年5月 「餡子嫌いの若鮎」(田中那美 學の実母) ※2021年6月 「青い柿 青い心」(呉田充 學と因縁のある剣道部の先輩) ※2021年6月「嵐を呼ぶ水無月」(慶子の大學生編& 學のミニミニ京都レポート)
8 193 - 連載中87 章
じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】
【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
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