【★おしらせ】

あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。

最後まで読んでくださると嬉しいです。

それからの話をしよう。

ローレンスたちが王都へと帰還。魔王ドストエフスキーが討伐されたことを大々的に発表した。

ローレンスは國王主催の凱旋パレードにて、天與の原石に所屬する、俺のおかげだと公言した。

その後、新聞社がローレンスの取材を敢行。

元々はひょろがりだった過去から、俺によって鍛えられて、そして一流の勇者に長したことが、大陸中に知らされた。

その結果……。

どんな弱い者でも、長い目で見れば、功する可能をめている。

そのことが大きく世間に広がることになった。

世の中を席巻していた【追放ブーム】は、ローレンスの大功により、これにて収束を迎えたのである。

そうなると、天與の原石のありようもかえる必要があった。

弱者救済。それはもう、俺が大手振ってやらずとも、どこのギルドや、組織でも當たり前に見られるようになったからだ。

大規模な組織改革とともに、俺は、ギルドを引退することにした。

もう、俺の理想は敵ったのだ。

弱者を許さないという、追放ブームの終焉とともに。

だがギルドをやめたからと言って、引退させてはくれないようだった。

かねてから打診のあった、ギルド教會の本部長に就任することになったのだ。

俺はただ目標のために頑張っていただけなのだが、いつの間にかえらく出世した者だ。

ローレンスたち勇者パーティは、解散後、彼らは自分たちの道を歩むことになった。

學園の長になったもの、新しいギルドを立ち上げた者。

何を思ってか、天與の原石にとどまる者。々いた。だが俺はもう口を挾まなかった。

もう彼らは原石じゃない。俺が磨いてやる必要は無くなったのだ。

極東の勇者パーティたちは元いた故郷へと戻った。

他のメンツも、収まるべき場所に収まった。

俺は教會本部長に就任したと同時に、フレデリカと結婚した。

王都に一戸建てを作りそこで二人暮らしを始めている。

來年には赤ん坊が産まれる予定だ。

名前は二人で決めることした。の子の名前だ。

「どうしての子の名前しか決めないのですか？」

「愚問だな」

……最後に、時王の目について。

俺の目は超越者、天羽によって強制的に與えられた者だ。

やつとの戦いの時に失ったはずの目だが、知らぬ間に復活していた。

もっとも、前のように自在に、時をる力はないようだった。

即死させる力や、世界の時間を止めたり、巻き戻したりすることはできなくなった。

俺に出來るのはは、ちょっと先の未來見れるくらい。それでも十分に反則的だ。

そいつの才能を見いだす力が無くなったのは殘念だが……今の俺には必要ない。

世界は、弱者に優しくなった。

弱いことを悪だと思わなくなった。

だから……もう、悪徳ギルドマスターは、お役目ごめんとなったのだ。

あの目があってこその、悪徳ギルマスだからな。

それがない俺は……もうただのアクト・エイジだ。

でも俺はそれをさみしいと思わない。俺にはもう、未來が見えている。

……いや。

ともに未來を向いてくれる、仲間や友達、何よりするを、得たのだから。

★

……そして。

時は流れて、世代は代する……。

次回、最終回です。

【★☆★新作、投稿しました！】

先日の短編が好評だったので、連載版はじめました！

タイトルは――

『転生魔の気ままなグルメ旅～婚約破棄された落ちこぼれ令嬢、実は世界唯一の魔法使いだった「魔討伐？人助け？いや食材採取です」』

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