《付き合ってから結婚するまで》波先輩からの告白

波先輩と帰った次の日、いつも通り部活に行くと、春樹が怒った表を見せた。

「おい、波先輩と帰ったんだって?」

「うん。」

「お前さ、菜ちゃんいるのに大丈夫かよ。なぁ、聞いてるか?」

優人は昇降口に昨日會った波先輩の仲間を見つけた。

「え?おう、聞いてるぞ。」

「あのな、波先輩と関わることで菜ちゃんに迷かけてるんだぞ。」

春樹は、菜から聞いた上靴に畫鋲がっていた事を伝えた。

「何でそんな事菜が教えてくれなかったんだ?!」

「當たり前だろ!お前に伝えたらどんな事が…」

優人はさっき見た波先輩の友達を思い出して、昇降口へと向かった。

らは、菜の下駄箱の前でこそこそと何かしていた。

「何してんだ?!」

優人が來たのに気づくと、すぐに逃げてしまった。

菜の優人と別れたいと伝えた理由が分かった。

「おい!部活始まるぞ!って、優人?どうした?」

「分かったぞ…」

「は?」

部活が終わり、菜のいる音楽室へ向かった。

「後輩君!」

中庭を通り音楽室まで後しの所で波先輩に呼ばれた。

丁度部活が終わり生徒達が帰る時間だったので、波先輩ということもあり優人は注目を集めた。

「後輩君…あのさ、話したいことがあるの。」

「はい?」

嫌な予がした。優人には何を言われるのか容易に分かった。

「あなたが好きです。付き合ってください!」

波先輩は、勢いよく頭を下げた。

告白されたのだ。

注目していた生徒達が歓聲を上げた。

「ごめんなさい。俺には、大好きな人がいるんです。」

「それも分かってる…けど、私は…」

波先輩の取り巻きは菜を見つけるなり囲んだ。

菜ちゃんだよね?」

「なんであんたが付き合える訳?」

今朝の出來事を思い出した優人は、急いで菜の元へ向かった。

「あんたら!いくら波先輩が可いくても、限度があるだろ?!」

「何で?!波ちゃんは特別なの!」

「俺にとっては菜が特別なんです!」

波先輩は泣きながら逃げてしまった。

菜をいじめていたのは分かってる!それ以上するなら俺が許さない!」

「優人やめて!波先輩を選んで…私なんかもういいでしょ?!」

「俺は菜が好きだ!してる!將來的には結婚したいとも思ってる!」

つい的になってしまい、々と言ってしまった。

「みんな、いいの。分かってたから。」

波ちゃん…」

波は戻ってきて、取り巻き達を止めた。

「私はそんな事頼んでないよ。」

「でも、波ちゃんの立場が…」

「私、嫌な奴みたいになるじゃない。もういいわ。」

優人は菜の手を取り、その場を離れた。

「優人、良かったの?」

「ぶっちゃけ波先輩は一緒に居て息苦しい!お前の方がいい!」

とりあえず人目につかない空き教室へった。

「あのさ、一ついい?」

「うん?」

「言い過ぎ。」

「へ?」

「『將來的には結婚』って何よ!恥づかしいじゃん!」

菜は真っ赤な顔を見せて怒った。

「悪ぃ。」

「私も今すぐ結婚したいけど、時と場所を考えてよ?!」

「すまん。」

菜は嬉しそうに優人に抱きつく。

「プロポーズ、待ってるわよ。」

この時、將來2人が結婚することになるとは思わなかった。

to be continued…

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