《【書籍化】俺は冒険者ギルドの悪徳ギルドマスター~無駄な人材を適材適所に追放してるだけなのに、なぜかめちゃくちゃ謝されている件「なに?今更ギルドに戻ってきたいだと?まだ早い、君はそこで頑張れるはずだ」》番外編 化けに化けの面倒を見てもらう

ヘンリエッタは馬車に乗って、ウルガー、そしてローレンとともに、王都へと向かっていた。

「の、のうローレンよ。本當にうちにくるのか?」

「うむ! ギルドの役に立ちたいぞ!」

「そ、そうか……」

ヘンリエッタは心で大きくため息をついた。

この、有り余るパワーの持ち主が、ギルドに加わる。

ただでさえ今のメンツには、やばいのが多い。

そこにをかけてやばいローレンが加わると、ヘンリエッタの心労はさらにますだろう。

できるだろうか、この化けを……。

「む! 待てよ……そうじゃ!」

ヘンリエッタは名案を思い付く。

「わしで無理なら、任せればよい!」

「ぬ? 何を任せるのだ?」

そうだ。なにも自分が直接面倒を見なくていいじゃないか。

化けには、化けを。

「ローレンよ。王都についたら、先輩を紹介してやろう」

「おお! 先輩! して、どんなやつだ!」

「規格外の力を持ちながら、その力に自覚的じゃあない変わった子じゃ。いい子じゃけども」

「おお! そんなひとがいるのか! その人に面倒を見てもらえるのか! たのしみだ!」

すまん、と心で彼に謝るヘンリエッタ。

面倒を押し付ける形になって。

いやでもしかし、彼もまた化け

化け同士なら、うまくやってくれる……よね?

こうしてヘンリエッタは、新たなる弾を抱えたまま、王都へと戻るのだった。

【★☆新連載スタート!】

先日の短編が好評のため、新連載はじめました!

タイトルは――

『伝説の鍛冶師は無自覚に伝説を作りまくる~弟に婚約者と店を奪われた俺、技を磨く旅に出る。実は副業で勇者の聖剣や町の結界をメンテする仕事も楽々こなしてたと、今更気づいて土下座されても戻りません』

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