《出來損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出來損ないをむ》38
クーリア達が転移されたのは……草原だった。
見晴らしの良い、遮るものなどほぼないフィールド。
「また戦いにくい場所…」
サラが思わず悪態をつく。
お互いに魔法を當てやすいが、その分お互い避けるのが難しい。
「クー」
「終わったよ」
サラが確認するまでもなく、既にクーリアはフラッグに防魔法を施し終わっていた。
サラはその対応の速さに謝しつつ、クーリアに笑顔を向けた。クーリアも笑顔で答える。
「じゃあ任せるね」
「うん。何(・)も(・)無(・)い(・)こ(・)と(・)を(・)願うよ」
そんなクーリアの言葉に苦笑を零しつつ、サラ達は駆け出した。
「さーてと。敵は……4人どころじゃないね」
サラ達が去った後、クーリアが魔力を広げて確認すると、明らかに敵の數が4人以上いることが確認できた。
(サラの予が當たったか…)
以前サラが使った魔法によるダミー作戦ということも考えられるが、そもそもクーリアは魔法と人の反応の違いを理解しており、それはありえないと分かっていた。
(サラにも言ってないからね…)
クーリアはサラにだいぶ自のことを打ち明けているが、それでも隠していることは多い。
サラのことを信じていない訳では無いが、それでも話すことは躊躇われた。
(それはサラを危険にさらすことと同義だからね…)
クーリアはそれを危懼していたのだ。
サラがクーリアの魔法を出來なかったとしても、そういう魔法があるということを知られるだけでも危険なのだ。
しかし、知らなければふとした拍子に零すこともない。それ故にクーリアはサラに話さなかった。
(おっと。そろそろきそうかな)
索敵に意識を集中する。
今回フラッグに施した防魔法は、魔法反型ではない。なので相手が魔法で攻撃を加えてから、魔法反の機能を付與する予定だ。
(そっちの方が監視の魔道を誤魔化しやすいからね)
そんなことを考えていると、4つほどの反応が近づいてくるのが分かった。
(監視の魔道の死角から、か)
それだけで、魔道の場所を把握していることが窺えた。
クーリアのように魔力で把握するなど普通できないので、どこかで報を得たとしか考えられなかった。
「ただの模擬戦なのにねぇ」
クーリアはそういうが、この対抗戦の結果は貴族からすればかなり重要なものだった。
なぜなら、勝てばそれだけ実力をアピール出來るからである。この結果は王家にも開示されるので、尚更であった。
「とりあえず、向かいますか」
クーリアは反応が近づいていた方へと向かっていった。
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