《いじめられっ子のキャJKは自分を変えるため、ダンジョンに挑む〜底辺弱者は枕とレベルアップで強者へと駆け上がる〜》家出と最大の味方
育ではまず、腕を裝著する。
レベルシステムは本來の能力に付け加えるじのモノである。
そのレベルシステムを遮斷出來るのがこの腕(名前なんて知らん)。
これで平等(笑)で育等が出來るらしい。
ちなみに卓球が始まると分かった事がある。
花が何故この人とペアを組んだのは分かった。この卓球部の人だ。
しかもめっちゃ上手い。
私何もしなくても勝ち上がって行く。最高だぜ。
寄生プレイ程最高なモノがこの世にあるだろうか? いや無いね!
「あ」
だが、もしも相手が同等の力がある場合、私の出番も存在する。
そして、部活の中でも上手い方であろうペアの子に寄生していた私は反応出來ず、一點取られた。
次は私の番であり、相手のサーブをける事に。絶対に返せない。棒立ちにる。
でも、嫌々でも私に手をばしてくれたこの子に迷を掛けてしまう。
「うぅ」
相手のサーブめっちゃ速い。
ラケットを振るうが突然ボールに當たる筈なんて無い⋯⋯んだけど、打ち返せた。
しかも、だいぶ強く打ち返せた用で點數をゲットする。
その景に驚く相手とペアと私。
「⋯⋯」
ヒノが何時の間にか付いて來ていた様だ。
バレない様に【質化】でサポートしてくれたようだ。
目視ではなかなか見れないサイズで浮遊している。
後で叱るべきなのかもだが、今は助かったので、お咎めなしにしておこう。
それから私達のペアが一位となり授業は終了した。
終わり後に優さんが話し掛けて來そうだったが、子が群がりその心配は無くった。
「疲れたぁ」
レベルのあるとないでは力もかなり違う様だ。
育の時間が苦痛過ぎるよ。
晝放課。
「うぐっ」
私は早々のサンドバッグとっていた。
理由としては優さんであった。正確にはイケメンの人が私に関わるのが気に食わいのだろう。
その事を教える為にこの様に暴力を振るう。
こいつら三人、私よりもレベルが高い。當然、元の能力等もこいつらの方が高い。
抵抗なんて出來る筈も無かった。
「ほら、言えよ」
頭を踏まれて地面にデコをり付けられる。
これならまだ痛みはじない。
じてはダメなのかもしれない。ヒノが來てしまう。
ヒノにだけは、見られたくない。今の私の思いをじてしくない。
「私、のような、下等生が、上等生と、會話をして、申し訳ござい、ませんでした」
なんだよ、上等生って。
「気持ちが籠ってないなぁ。波やっちゃえ」
「いやーふー!」
意気揚々と私を空中に投げ出して、腹に向かって連撃を放って來る。
その重み、そしてじる痛み!
前とは異なるその攻撃。この歳って、口とか悪口が主流じゃないのだろうか。
「あれ? ちょっとくったんじゃない? 今レベル22なんだけどなぁ」
有り得ないだろ。
こちとら11で、そのくらいのレベルアップを同じ期間で終わらせるなんて。
しかも、こっちには魔剣の【長加速】があんだぞ。
ふざけんな。どうしてこうも、搾取する側が有利なんだ。
「がはっ!」
この世は弱強食。
弱ければ食われ、強ければ食う。
そして私は弱い。ただ強者に食われるだけの弱者。
⋯⋯りたい。強くりたい。
強者に食われる弱者ではなく、強者だと思っている様な奴を食らうくらいの強者にりたい!
それから下校の時とった。
「私の神好戦的に変わったのかな?」
無に強くなりたい。
この世が弱強食なら、食う側にりたい。
その為には強くなるしか他ない。
強くなる方法は明確に存在する今の世の中は私に取って最高なのかもしれない。
モンスターを殺し、己を鍛え、レベルを上げる。
ゲームの様な世界だろうが、ゲームじゃない。
「ネットでレベル上げに有効そうなダンジョンでも探すか?」
今日は部活で滝宮君も居ないし、最高の帰り時間だ。
しかも、財布の中にはまだ千円以上もあるから贅沢も出來る。
「いや、今日は寢よ」
いつも以上にボッコボッコにされたのでまだが痛む。
ヒノで寢てちゃっちゃっと回復しよう。
帰ってすぐに寢て、夜遅くに起きる。
夜十時だ。晩飯を食べよう。
「痣も何も無い。ヒノ、君は最高だよ」
でると喜ぶ素振りを見せる。可過ぎる。にしてもコレ、利用出來るかもしれない。
枕にペットに向けるを向ける私は変だろうか? 全く変じゃないよね。
私の味方だし、當然だよね。
夜だし、部屋の前に晩飯も無いし、リビングへと向かう。
洗面所の電気が付いていた。見ると、そこには義父が居てを拭いて居た。
「あ」
「へ」
に私は直した訳じゃない。私が見た景、湯気を出しながら全を吹いている景に直したのだ。
まるでシャワーを浴びたかの様な姿。風呂場のドアか開いていた。
そこではお湯が溜まっていた。
「なに、して」
「あーいや」
「ふ、ふざけないでよ! どれだけ頑張って節約していると思っているの! なんで無駄金を使おうとするの! 未だに借金は増える一方なのに、なんで努力しないの! ふざけないでよ!」
「んだとてめぇ、誰のおで飯が食えてると思ってんだあぁ!」
「それは私がきちんとやりくりしているおだし、そもそもあんたは自分の給料を全部パチンコに使い潰すでしょうがっ!」
「親に向かってその態度はねぇよなぁ!」
腕を摑まれて壁に押し當てられる。
筋力で敗北し、抜け出せない。
なんでこんなに力が強いんだよ。なんでパチカスがこんな筋してんだよ!
お前の仕事はなんだよ!
「離せっ!」
「教育が必要だよなぁ。親に反抗するなんて」
「え、止め」
私の無駄なでっぱりに向かって手をゆっくりとばして來る。
脳裏に過ぎるのは初めてダンジョンに潛った日のあの景。
恐怖、混がりじり何も思考が出來なくなる現象。
嫌だ、逃げたい、そう思ってもが言う事を聞けない。
なんであの時はけたの? なんであの時は戦えたの?
そう考えてしまう。
義父の目が、義父の笑みが、私の中から吐き気を生み出す。
學校でも、家でも、私は食われる側の人間なのか。
嫌だ。
こんな所で死にたくない。
私は強くなるんだ。
弱者を食らう強者にるんだ。
私は今は弱い。だけど、味方が居る。
「助けて、ヒノ」
あの日けた理由も戦えた理由も、私の最大の味方のおだ。
「何を言って⋯⋯ひぶっ!」
ヒノが義父に當たりしてバランスを崩させ、私は開放された。
すぐさま玄関に向かって走る。
私のは全てヒノの中にある。
ヒノが靴を食べ、私を擔いで夜空に飛び立つ。
「もう、嫌だ」
ヒノにしがみつく。今は全的にヒノに乗っている狀態だ。
涙が止まらない。
「ヒノ、一緒に強くなろう。世界なんてどうでも良い。私とヒノが強者にれるなら、食う側にれるなら、なんだって利用してやる! ヒノ、遠くのコンビニに行くよ! お腹が減った!」
涙を払い、私は次のステップの為に腹を満たしに行く。
腹が減っては戦は出來ぬ。
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