《親のり人形は自らその糸を切ろうとしている》さようなら、俺達 ⑥
さぁ、出発だ。
同じ場所に二回行くのだから大丈夫。
ただ違うことは……
目的地が違うこと。
前回山下さんに會いに行く時、片手にスマホを持ちながら場所確認したっけ。
一回目に行った時の張と今回では張は張でも種類の違う張だ。
駿の自宅に行ってなにができるかな。
どこまでできるかわからない、俺はスーパーマンではないから。
でも、自分で出來る一杯のことはしたい。
これは俺の自己満になるかもしれないが。
ある程度までは自分の覚で行くことができたがそれ以上はスマホのマップで確認していった。
距離が近付けば近付くほど、心臓も前に出て來る。
帰りたいな。
いや、帰れないな。
あぁ、後に戻れないってこんなじなんだ。
駿の自宅が見えて來た。
「うわぁ……」
と聲がれるほどの豪邸だ。
ドラマで目の前のような家が出てきたら絶対に家政婦がいてる、そんなじの家。
は黒で統一したじ。
「よし!」
俺からしたらし背が高い玄関のチャイム。座りながら背筋をばし、鳴らした。
……
「はい」
上品そうなの聲がインターホンから聞こえた。
「一ノ瀬駿さんの通っている高校の教師です。し話があるので大丈夫であれば、門まで來てくれませんか?」
スムーズに噓をついた。
自宅に來た時、駿の両親に確実會える保証はなかった。でも考えて、會える確率を確実に上げるためにはどうしたらいいんだろう。
結果、赤の他人が來るより、教師が來たってなれば出てくれるのではないか。
そう俺は考えた。
「また、なにかしたんですか?」
また……。以前も教師が來たのか?
引っかかる言葉だが怪しまれないように次の言葉を伝えた。
「ここでは話せないんで、門扉まで來てくれませんか?」
「……」
なにも返事はなく、インターホンからの聲は聞こえなくなった。
怪しまれたかな。
し待っていると、門が自で開いた。
「ってください」
インターホン越しにまたあのの人の聲が聞こえた。
全く段差がない玄関ポーチ、
まるで、俺がるのが予想できていたかのような造りだった。
一度大きな深呼吸をして、俺は玄関まで向かった。
玄関に著くと、ドアをトントンと鳴らした。
ガチャっと鈍い音がして扉が開く。
40.50歳代くらいの人だろうか?
黒髪でとても綺麗なの人が出迎えてくれた。
まさか來客が車椅子を乗ってると予想できてなかったのか、下を見て驚いていた。
「名を名乗って貰っていいですか?」
「白咲律です。」
「先生の中で車椅子に乗ってる人は聞いたことがないです」
「最近、足を怪我してしまって……」
「……そうですか」
絶対俺のこと怪しんでる。
そんな目をしていた。
俺はの人の目をわざと見ないで、後をついて行った。
「々気をつけてくださいね」
々ってなに……?
しかも今
ニヤッて笑ったよな……。
大きなリビングに著くと、機と椅子が並べられていた。
椅子は、1.2.3……。何個あるんだ?
何人座れるんだ?って思うくらい沢山ある。
駿はこんなお金持ちのところで産まれたのか。
周りをキョロキョロ見ていると、いきなりが俺の目の前に立った。
「立って貰えますか?」
「え?」
有無言わず、いきなり俺の両手を引っ張った。
「待って!俺は立てない……」
足には全く力がらず、そのまま俺は前に倒れた。
「あら、慘め、ねぇ。」
さっきは気づかなかったが、のし後ろに小太りな男の人が立っていた。
手をひっぱられたせいで、こけたときにけが取れず顔を床にぶつけてしまった。
床を見ると微かにがついていた。
「いた……」
本能的に舌打ちをしてしまった。
床を見ていると目の前に影が見えた。
やばいと思い上を見上げるとその男が俺を見下ろしていた。
「誰に雇われてここに來たんだ?あぁ?」
怒鳴り聲がリビング中に響く。
どこからかの笑い聲が響く。
ここは地獄か……。
考えてる暇もなく、うつ伏せで倒れた俺のぐらを摑み、上に持ち上げられた。
苦しい……。
こ……
殺される……。
「だ、、誰にも雇われてないです」
やっと発した言葉がこれだった。
「ここの家に來れるのは俺達家族だけなんだよ!!」
罵聲を上げながら、そのまま俺を投げ飛ばした。
飛ばされた拍子にポケットにっていた攜帯が床に叩きつけられ飛ばされた。
手をばしたが攜帯が屆かない。
これじゃ、助けも呼べない。
なんだよ、こいつ……。
怒りが込み上げるが、なにも出來ない。
男は攜帯を勝手に取り、俺の目の前に持ってきた。
「スマホロック解除して、俺に見せろ」
俺はスマホを見て、男を見た。
ロックを解除したら、メールや電話を見られ駿や先生に危害を及ぶかもしれない。
出來ない、そんなこと。
「無理……」
「あーそう。」
男は立ち上がり、俺の背中を一回力ずくで踏みつけた。
「うっ……」
衝撃が強すぎて聲が出なかった。に激しい痛みが走り思わず蹲った。
口角からはがタラっと流れ落ちた。
初めて“死”というものをじた。
痛い……
怖い……
「ね、あなた。この人手もかなくなったらどうなるのかしら」
なに言ってるんだ……。
見上げると男もも笑っている。
恐怖で中が震え出した。
「本當、お前ら家族は昔から変わんないなぁ」
「……え?」
は俺の右手を押さえつけた。
「や……やめてくれ……」
男は俺の言った言葉に全く聞く耳を持たず、俺の腕を軽く何回も踏みつけてくる。
「やめてくれ!!」
「あー、人が恐怖に慄く顔大好きなんだよ」
「駿と一緒で可い顔してるわね」
は俺の顎を持ち上げた。
駿と……一緒?
「あーいつ思いっきり腕を踏んでやろうかな」
なんで
なんでこんなことになったんだ。
駿が言ってた
「家に帰ったら殺されるかもしれない」
先生が言ってた
「危険があったら必ず僕を呼んで」
今わかったよ、駿……その意味が。
無理だよ、先生。攜帯取られたから……。
「お前らは異常だよ」
「あ?」
「俺の腕を折ってもいいから……駿を解放させてあげてください……」
「今ので、俺プツーンと切れました」
この狀況でよく笑えるよ。
この家族まじで狂ってる……。
本當は本當は腕を折らないでください。
それが本音だった。
でもこれが俺の宿命ならけ止めるからさ、駿の宿命は変えてあげてしい。
でもこれ以上痛いのは嫌だ。
折るなら一瞬でお願い……。
「お前が教師じゃないのは最初から知ってたんだよ!!俺達を舐めんな!!覚悟しろよ!!」
男は足が高く上げた……。
俺は恐怖のあまり目をぎゅっと瞑った。
冷たい部長の甘い素顔【完】
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