《親のり人形は自らその糸を切ろうとしている》俺達の想い ②

“ここからは俺、一ノ瀬駿目線で語りたい”

産聲をあげたその日

人の運命はほぼ決まる。

律は家族からされ育ち

俺は家族から見放され育った。

両親は二人とも教師だから、世間が悪くならないように最低限の生活は出來ていた。

でもそこにはなかった。

友達も作れず、ただ家にいるだけ。

小さな窓に映る景だけが俺の癒しだった。

それでも俺は家族をしていた。

兄弟ともあまり會話はなかったけど、いつか絶対幸せになれるって信じていた。

しかし、あることをきっかけに俺の心は崩れた。

高校一年の時だ。

いつものようにベッドで寢ていたが、朝視線をじ目覚めた。

誰かが俺の上に乗っている……。

「やっほー、駿。」

軽々しく俺の上に乗り、手をひらひらさせ派手目で見慣れない。誰なんだ……。

怖くなって逃げようと思ったが、手足が縛られていてきが取れない。

「私さ、あんたの姉ちゃんらしいんだけど。

お母さんに言われてさ。あんたの貸してくれる?」

「は?」

いきなりなにを言い出すかと思えば、それだけ言って俺のズボンとパンツを下ろし始めた。

「お前俺の姉さんなんだろ!?なにしてんかわかってんのか?!」

「……私さこれ以上毆られたくないの。殺されたくないの。だから言うこと聞いてくれる?」

その言葉に俺は怒鳴るのをやめた。

いや、怒鳴れなかった。

どこで両親が監視しているか考えただけで、背筋がゾッとした。

「エッチするだけなんだよ?するだけでお母さんもお父さんも褒めてもらえるの。幸せになれるんだよ?」

「……エッチするだけでいいって言われたのか?」

「そ!そうしたらママもパパもたーくさんしてくれるって」

姉さんは寢ていた俺の元に頬をくっつけてきた。

両親にされたい

ただそれだけなのに、こんなにも人格が崩壊するものだろうか。この時は俺もこの人も、

両親に洗脳されてたと思う。

この一回だけ。

あと一回だけ。

そう思いながら、苦痛なSEXは続けられた。

辛過ぎて、胃にが空いたこともあった。

今でもあの経験を思い出す。

夢にも出てくる。

でも今の俺は両親にされたいと思わない。

今は洗脳から解けた。

決別する日が來たのだと……。

スマホで連絡先を検索した。

姉さんのメールは知っていたが、過去のことを忘れたくて消去していた。

消去したところで忘れることは出來なかったけど。

だから公衆電話で自宅に電話をした。

お金をれる手が震える、本當は出來るだけ関わりたくはない。

でも今は律と幸せになりたい。

ただそれだけの思いが自分をい立たせた。

『はい』

あのの聲だ。

「駿です。」

『あらー?駿?いつ帰ってくるの?』

俺にだけにする甘い聲。

今は気持ち悪いとさえ思う。

「姉さんを呼んでください。○○喫茶店に」

『、、、姉さん?』

なんでそこで疑問符が出てくるんだ?

「俺との関係を持った人です」

『あー、、、なに?なんかいらない知識吹き込まれたの?』

「、、、○○喫茶に今日、16時に來てもらうように言ってください」

なにを言われてもこの一點だけを言い続けた。もため息をつき、はいはいと返事だけした。

電話を切ると、呼吸がれ変な汗が大量に出た。

元の服をギュッと握りしめた。

下を向くと汗が地面にポタポタ落ちた。

俺はこんなに張していたのか……?

瞼を閉じ公衆電話で息を整え、汗を拭きドアを開けた。

來るかわからないが喫茶店に向かおう。

その一歩が俺の未來を大きく変えれるなら。

改めて読んでいただき本當にありがとうございます!

謝しています。

PVを見てるとすごく嬉しい気分になります。

もしよければ次に繋げれるよう、想、レビュー、いいねを頂けると嬉しいです。

我儘ではありますがよろしくお願いします

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