《親のり人形は自らその糸を切ろうとしている》失いそうな俺達の友 ①
「眠たい……」
窓の外を見ると朝日が眩しい。
昨日はずっと調べていたから全然寢ていない。
瞼が重たく、頭もまわらない。
今日は土曜日、學校が休みでよかった。
「おはよ……」
階段を降りると律は驚いた顔をしていた。
「顔、浮腫んでるけど」
顔を凝視され、心配そうな顔をされた。(というかし引かれた)
俺は自分の頬をりマッサージをした。
「勉強大変?」
「んー……」
曖昧な返事をして、顔を洗いに行った。
洗面所で濡れた顔をあげると鏡に浮腫んでいる自分が映った。
やばい顔をしている。水風船みたいだ。
タオルで顔を拭こうとすると、車椅子が近くでいている音が聞こえた。その音はだんだんと遠くなる。
洗面所のドアから顔をし出した。
「あ……はい。大丈夫です。行きます……」
よく聞こえないが、スマホで誰かと話しているじだった。
それにしても顔を洗っても眠い。
やっぱりきちんと寢ようかな……。
俺はタオルを持ったまま、律に近づいて行った。
「なぁ、律」
聲をかけると、律の肩がビクッときスマホの送話口を手で隠した。電話の相手に俺達の聲が聞こえないようにしていた。
俺は電話の相手を気にせず、話を続けた。
「ごめん、俺もう一回寢るわ」
小さな聲で二階を指差した。
「え……」
し何か言いたげだった律を橫目に俺はフラフラしながら二階へ行った。
とりあえず寢たい。そればかり思っていて律の言葉や表をきちんと見ていなかった。
律達の部屋にはベッドはあるが、布団を干したりしていないため埃臭い。
ベッドに乗れば埃が舞い上がりそうだった。
機の上にうつ伏せになって、そのまま寢た。
……
そして眠りにつくのも早かった。
……
一何時間寢ただろうか。
……
だんだんと頭の重みで手の先にが行き屆かなくなっていた。だんだんと手が痺れてきた。
「いった……」
手の先に痛みが走り、目が覚めた。
痺れた手を振り、スマホで時間を見た。
「げ……」
世間のお子様はおやつを食べている時間に俺は起きた。睡できたのか頭もしっかり働いてるようにじた。
も渇き、お腹も空いたため一度キッチンに向かった。頭を掻きながら下に降りると誰もいないことに気づいた。
「律?」
周りを見渡し、他の部屋も探したが人の気配もない。
ふとリビングの機を見ると一枚の紙が置かれていた。
【お疲れ様。し出かけてきます】
紙の橫には、おにぎりが三つも置かれていた。おにぎりを一つ取り律にメールを送った。
【どこにいるの?】
メールの返信を待っている間、もう一度顔を洗い、著替えてもう一つおにぎりを食べた。いくら待ってもメールは返ってこない、それどころか既読にもならない。
電話もかけてみたが出ない。
「……」
落ちつけ。俺だって毎回スマホを見ているわけではない。
……そういや、律にGPSつけてたな。
大丈夫だろうと自分に言い聞かせ、軽い気持ちでGPSを開いた。
しかし、その軽い気持ちはGPSがある場所を示していたため打ち砕かれることになる。
「な……」
GPSが示していたのは、俺の実家付近だった。
俺は目を見開いた。
前に律は事故を調べるのに、俺のお父さんに聞いてみてはどうかと提案してきた。俺は拒否したがもしかすると律は律で調べていたのかもしれない。
ありえない。
俺も一人で行してたから、律もするなとは言わない。でもあれだけ俺の家族に近づくなって忠告したのに勝手に行くなんて許せない。
俺は急いで家を出た。
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