《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》誰もいない拠點

到著した拠點には人が全くいなかった。

「いやいや、隠れてるだけじゃないの?」

「いえ、探知魔法でもなんの反応もありません」

「だが爭った形跡は特にないのだ」

そう、まるで人だけがいなくなったような………

「魔に襲われたにしては変だよね」

とりあえず拠點にって様子を見てるけど、ところどころ人がいた形跡は見つけられた。

「ん〜、こんなこともあるのね。でも魔の反応もないんでしょ?なら一度ここで休むことはできそうね」

確かに人もいないけど魔もいないなら休むことはできそう

「一応ギルドとかには行ってみますか?」

「そうね」

冒険者ギルドに行ってみてもやはり人はいなかった。

「………隠れているわけでもなさそうなのだ」

「そうね、でも本當に最近まではいた形跡があるのよね」

長い間いないならホコリとかがあると思うけど、特に汚れてるわけではないし、何より依頼ボードに急の調査依頼がってあったことで最近まで人がいたことがわかる

「それじゃあどうして誰もいないの?」

まるで全員が神隠しにあったような………でもそんなことってありえるの?

「まぁとにかくこのこともちゃんと報告しておくべきですね」

恐ろしい想像をすると、みんな寢てる間に殺されて、ダンジョンだから証拠が殘らないとか、何かがあって逃げたけどだめだったとか

「寢泊まりはどうするのだ?宿を借りるか?」

「そうね、お金を置いて借りることにしましょう」

やっと休めるよ………今日はとっても疲れた

「明日は拠點とこの階層をある程度調べてから上を目指すわよ」

「もっと深くまで行かないんですか?」

「さすがにこのことは報告しないといけないわ。人がいなくなったなんてことがあったんだから。それに魔のことだって言わなきゃだからね」

「あ、それもそうですね」

テナちゃんには悪いけど、もう冒険するという空気ではないかな

私達は宿にり部屋を借りることにした。誰もいないからちょっと悪いことだけど、お金はおいていくからまぁ許してくれるだろう。

「テナちゃんとクロエさんは苦しくないですか」

「リィアさんの魔法が効いてるみたいで平気です」

「我も問題ない」

一時的とは言ってたけど一日くらいはもつのかな?

「ねぇリィア、その、あたしにも」

ルーナちゃんと二人きりになるとかわいくおねだりしてきた。

「なにをしてほしいんですか?」

「なにって、その、あの、わかるでしょ」

「ちゃんと言ってくれないとわからないです」

そんなルーナちゃんがらしくてついついいじわるしたくなっちゃう

「………あぁもう!リィアのばかー!」

「うわっ!?」

「別に、リィアからじゃなくてもいいんだからね」

ルーナちゃんに押し倒される。そしてそのまま………

次の日私達は他のみんなより起きるのが遅くなってしまった。

「ったくもう久しぶりに休めるからって二人して我よりも起きるのが遅いのはどうかと思うのだ」

「「ごめんなさい」」

「うぅ、もうおなかすきましたよ〜」

急いで朝食と出かける準備をする。

「さて、何か手がかりがないか探すわよ」

「昨日し心配して様子を見に行ったのだが、拠點に魔が現れる様子はなかったのだ」

やっぱり魔のせいってことじゃないのかなぁ

「本當にここには魔どころか死もないのよね?」

改めて探知魔法をすると、ものすごい數の魔の反応があった。

この拠點の中には確かに魔はいないけど、その周りには數え切れないほどの強い反応があった。

「っ!みなさんここじゃなくてこの外ですよ!」

「えっ?ほんとに?って!ほんとだ………こんなのどうしたら」

この拠點には強い魔除けの魔があるのだろう、もしそれがなかったら今頃私達は………

「こんな數の魔が外に出ていったら大慘事になるのだ」

「わ、私上から様子を見てきます」

テナちゃんはドラゴンの姿になって空から様子を見に行った。

「私達も見に行くわよ」

テナちゃんが見に行く間に私達も実際に魔がいる場所へ行ってみる

外壁があるからよく見えないけど、通ってきた門から外を見てみると昨日見た弱い魔だけでなく苦戦させられた強い魔も見えた。

「こ、こんなにいるのね」

「これじゃあ帰れないんじゃ………」

「本當にここの魔除けがしっかりしたものでよかったのだ」

真正面から倒すのは無理そうだね。

さすがに私でもこんなに一気に戦うのは無理だ。なんとかヒットアンドアウェイを続ければできるかもしれないけど、また湧いてくるならジリ貧すぎる

「もどりました。えっと、魔がいるのはこの拠點の周辺だけみたいです。他のところにはそんなに多くいませんでした。でも普通に出ていくのは無理そうです」

々と謎は殘るけど、ここは一旦どうにかして外に出るわよ。幸い上の階層には行ってないみたいだから私達が塞いじゃえばしばらくはもつだろうし」

「でもどうやって?」

「忘れたの?私達にはとっても頼れるドラゴンがいることを」

「あっ、そうですね。私に乗っていけば安全に階段まで飛んでいけますよ」

私も結構々どうやって抜け出すか考えてたけど、テナちゃんのことを忘れてた。

周りに人がいることが前提のことが多いから頭から抜けてたね

「っと、その前に」

私はここに戻ってくることを考えて転移魔法の用意をする。

っていうかダンジョンにもぐる前に転移魔法の用意をしていけば帰りの心配がいらないんじゃ………

今度ダンジョンに行くときは必ず用意していこう

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