《付き合ってから結婚するまで》文化祭の練習

夏休みも終盤の頃、優人達は生徒會室へ呼ばれた。

「なんすか、急に呼び出して。」

「よく來てくれた!夏休み明けに文化祭があるのは分かるよな?」

「という事で、生徒會のメンバーで出ししまーす!」

なんと、毎年恒例の生徒會によるステージが今年もあるらしい。

「は?何で俺達まで。」

容はバンドにするぞー。」

「ちょっと?!聞いてます?!」

メンバーは優人、菜、芽、空、優樹菜になった。

優人はベースの経験があるのでベース、菜は吹部の休み時間でたまに使っていたキーボード、昨年に引き続き芽はギター、空はドラム、優樹菜はボーカルに決まった。

「あの…俺そんな上手くないんですけど。」

「だーいじょうぶ!何とかなる!」

「私歌っちゃいますよ〜!」

という事で、部活が終わった後に育館へ集まり、練習が始まった。

「なぁ空、文化祭までに間に合うのか?」

「任せとけって。」

芽は疑いつつ、自分のマイギターを持ってきていた。

「やっぱお前やる気だったんじゃん。」

「べっ、別に昨年のやつなだけだし!」

空はドラムのウォーミングアップを始めたが、プロなのかと疑うレベルで上手かった。

対して優人と菜は、本當に遊びでやっていたレベルだったので中々上手く出來ない。

「おい優人、私が教えてやる。」

「でも芽さんギターでは?」

「同じ弦楽だ、何となく分かる。」

芽は優人に難しいサビを中心に教えてくれた。

しかもいつもよりも優しかった。

菜ちゃん、大丈夫?」

「優樹菜ちゃん…私、やっぱ無理。」

優樹菜もまた、ピアノのコンテストで優勝経験があるので教えてくれた。

to be continued…

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