《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》混沌としたダンジョン

々強引に私とルチアさんの二人でダンジョンへ潛ることになった。

準備もルチアさんの方でしてくれたみたいで大量の資が用意されていた。

多分こんなにいらないと思うし運ぶの大変だとか思わないのかな?

それともルチアさんが神様だってここの神とかに伝えたとか?あまりに分りが良すぎる。

「さぁ、行きましょうか。異教徒の、それも道の外れた神を信仰している輩にこの聖地を荒らされる訳にはいきませんからね」

ルチアさん、結構怒ってるみたいだ。なんか覇気というか強者のオーラというかそういう圧みたいなのをじる。

正直怖いんだけど

「あの、私転移魔法を用意してあるので一気に下まで行けますよ」

「知ってます。なぜあなたと一緒じゃなきゃダメだったかの理由ですからね。それにあなたの魔力じゃ私一人連れて行くのが限界でしょうから」

うっ、そうだった。転移魔法は魔力の消費が激しすぎて大変なんだった。

(あの、ロミス様、一人じゃ自信ないので手伝ってもらえませんか?)

(ハピネのわがままに付き合わせてごめんね?もちろん手伝うよ)

(いえ、ルチアさんに言われなくてもきっとダンジョンに行くつもりでしたから)

(ありがとうリィアちゃん)

人気のないところに魔法陣を書いてダンジョンで大量に手にれた魔石を置く。

「それじゃあいきますよ」

「よろしく頼みます」

(リィアちゃん準備はいい?いっせーのでいくよ)

(はい!)

「(繋がりの契約、我らをかのもとへ連れて行け!転移テレポート!)」

私は意識を失った。

「さぁ起きてください。気を失ってる暇はありませんよ」

溫かい覚とともに目を覚ます。えっとここは……ダンジョンのあの拠點だ!

確か転移魔法をして……結局気を失っちゃったのか。ロミス様が手伝ってくれなかったらそもそも功しなかっただろうなぁ

「ってあれ?なんともなくなってる」

転移魔法をしたあとはしばらく頭がぐわんぐわんするんだけどなんともない

「私が回復させました。転移魔法は得意じゃないですが回復なら得意ですからね」

(ある程度條件がそろえば蘇生だってできちゃうし、ハピネってほんとにチートだよ)

どうやら神様の力は本らしい。

「さて、休んでる暇はなくなりますよ。これから沢山戦わなくちゃいけなくなるので」

「え、あの、それって………」

今は拠點の中の建ってるからわからなかったけど、拠點の外は魔で溢れかえっていた。前見たときより圧倒的に多くなってる。

「私は攻撃があまり得意じゃありません、上に出てきた魔も殲滅するまでに時間がかかってしまいましたし、なので主な攻撃役はリィア、あなたにお願いしたいのです」

「私ですか!?」

流石にあんな大量の魔相手じゃ無理!

(リィアちゃん、ハピネは支援や回復が得意だから心配しなくても大丈夫、思いっきり暴れちゃっていいから。安全はこの私が保証するよ)

ロミス様が言うなら安全安心………なのかなぁ

今にもこっちに襲ってきそうなほどひしめき合っている魔達を目の前にする。

天使モードになって神の力も開放した私は気合をれる。

「それでは行ってきます!」

私は魔の中には飛び込んだ。

いつもよりもが軽く、切る覚もないほど簡単に魔が切れていく

さらに剣を振るうのにも軽すぎてほとんど力を使わない。

まさしく無雙狀態だ。

魔力を込めて剣を振り下ろせば斬撃によって前にいる魔達は真っ二つになり、反撃してきた魔は、避けるか當たっても全くダメージはない

なるほど、これがいわゆる私つえぇ!ってやつ?

溢れかえっていた魔達は徐々に數を減らしていった。

でもどうやら一番弱いのが沢山いたらしく、強いのは一旦距離を取っていたようだ。ここからは各個撃破になりそうだ

みんなを苦しめてた魔も結構な數いるみたいだね

最初はちょっと苦戦したけど、今の狀態なら全く苦戦しない

速さも力も何もかも私のほうが勝っている

「なんか癖になりそう」

いつもクロエさんやテナちゃんに戦闘狂だなって思うけど、今ならその気持ちがわかる。

なんかゲーム時代にひたすらやってたレベル上げ作業を思い出す。もちろん今はそんな気楽なものじゃないけどね

そんなこんなで、魔達を一掃することができた

こんなに戦ったのは初めてだ。回復の心配をしなくてもいいし、手加減も全く必要ないから気持ちよく戦えた。

「お疲れ様でした。早かったですね」

「はぁ〜、終わってみたらどっと疲れました……」

なんというか力的にとか魔力的に疲れたわけじゃないんだけど、神的に疲れた

「これはまだ序の口ですよ。これからこのダンジョンを踏破して元兇を絶ちます」

え?今ダンジョンを踏破するって……

「踏破ってもしかして黒幕が最下層にいるってことですか?」

「そういうことです。道中もまだまだ強力な魔が出てくることでしょう」

確かこのダンジョンの階層って30くらいとかなんとか言ってなかったっけ?

今は15階だから……あと半分もあるじゃん

「どうしてそんなところにいるってわかるんですか?」

「神はすべてを見通せる、わけではないですが、聖地においては全てを見通すことができるのです」

つまりルチアさんはラキトピアで何が起こってるのかすぐにわかるってこと?

「ラキトピア全域ですが、特に都市や町など人の多いところはよく見ることができます」

「なんかしれっと私の心の聲を聞いてませんか?」

ロミス様ならともかく別の神様にも心が読まれるの?

「今は一時的にですが私の管理下にありますから、これが終われば心を読むまではできませんよ」

つまり今は心の聲がだだれってことなのか、気をつけないと。

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