《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》一方地上では

ルーナ視點

リィアが行ってしまった。今までで一番無力をじた。やっぱりあたしは神様に従うしかなく、ついて行くことすらできなかった。

「ルーナ、きっとリィアなら平気よ」

「まったく、サーティアは何もわかってないのだ。ルーナはリィアを心配しているのではなく単純に離れ離れになっていることが悲しいのだ」

「そう、ですよね………ルーナさんはリィアさんとずっと一緒でしたし」

みんなであたしを勵ましてくれる。本當に嬉しいけど、あんまり気分は晴れなかった。

そんなとき、見知った人があたし達の元へ來た。

「久しぶりだね、クロエ、元気にしてた?」

「師匠!どうしてここに!?」

「魔王様から直々に命令されて來たんだよね。なんでもここに邪竜信者がいるみたいで、ついでにクロエもいたから直接會いにきちゃった」

「やっぱり魔族が関係してたのね」

「今回のは見つけづらいところにいたから私達にもわからなかったんだ。邪竜信者は今やアドレントだけでなく世界各地にいる。それで裏に邪竜復活を目論んでいるんだよ」

あれだけで終わらなかったんだね。なんか生贄とか言ってたし怖い集団だ

「直接その魔族には會ってないけど、そいつらの影響でおかしくなった魔とは戦ったのだ」

「その辺についてはある程度報は得ているよ。ほら、今は町中がお祭り騒ぎでしょ?何があったくらいはすぐにわかったよ。だからどういった魔とかダンジョンの狀況とかを教えてほしい」

「あの」

「なんだい?君は確か半人半竜の………」

「はい、テナです。ドラゴンの方は今回いないんですか?」

「キャリーは別件で來てないね、そもそもここラキトピアに行ける魔族は限られるから、キャリーはラキトピアの調査に向いてないんだよ」

「そうですか………」

「ダンジョンでは魔族が暴れたときと同じようなことが魔に対して起きていて、さらにとてつもなく強力になっている。今はリィアとルチアが対処に向かっている」

「ルチアって、幸神教の一緒にいた人だよね、一誰なの?リィア程の力をもっているってこと?」

「正は言えないけど、リィアと同等以上の力はあると思う」

「それじゃあもうひとりのの子は?一緒じゃないみたいだけど」

「彼はシロル、幸神教の修道でルチアの補佐というか見聞を広めるために旅についていっているじだ」

「まぁとにかく今は対処に向かってるんだね。でも、クロエ達は一緒に戦わないの?」

「私達は力不足とのことよ、だからおいてかれたわ」

「それほどまでに強大な力を手にれてるってことじゃないの」

「あともう一つ重要なことがあったのだ。奴らの魔と戦っているときに我とテナの様子がおかしくなった」

「もっと詳しく教えてくれない?」

「ルーナのほうが狀況を見ていたからわかると思う」

「え?あたし?うん、わかったよ」

あたしはクロエとテナの様子がおかしくなったときのことを話す。

「それは厄介ね、多分まともな魔族だったら正気を完全に失っていたと思う。でも、そんな力を使うのに使う本人は平気なのかな?」

確かに、使う方も魔族なら狂っちゃいそうな気もするけど

「まぁその辺は後で調べるとして、直接魔族が調べづらいのは面倒だなぁ」

魔族が対処できないとなると本當にリィア達を頼るしかなくなっちゃうね。

「リィアならきっと大丈夫だよ。全部やっつけてくれると思う」

「魔王様には調査までしか頼まれてないから解決までしてくれるのは本當に助かるよ。はぁ〜、これのせいで世界各地の怪しい場所を調べないといけなくなるんだから本當に面倒だよ………」

リィア達がダンジョンで魔と戦っている間は何もすることができないからあたし達は地上で何が起きたのかを知るためにシロルの元へ行くことにした。

が大量に襲ってきたってリィアが言ってたけど、どうやって倒したのかは有耶無耶に言ってたんだよね

神様のルチアがやったんだろうけど、それでもどうやって?

そんなに強いのかな

「我は師匠と話してるのだ」

「私も〜!」

「それじゃあ私と一緒に行こうか」

まぁクロエとルーミーは家族みたいなものだもんね、久しぶりにあったなら仕方ないか

「ねぇサーティア、サーティアは家族に會いたいって思わないの?」

「特には思わないかしら?まぁたまに妹達のことを考えたりするけどね。ルーナは孤児だったわよね。その、やっぱり寂しいのかしら」

「ううん、みんながいるから全然寂しくないよ。リィアだけじゃなくてサーティアやクロエ、テナも大切な仲間だからね」

教會に著くと相変わらず人が沢山いた。

「すごい數ね、シロルはいるかしら?」

「あ、いたなんか忙しそうだけど、大丈夫かな?」

シロルを見つけると目が合った。

「あ、ルーナさんにサーティアさん、お祈りしに來た………訳じゃないですよね。どうしたんですか?」

「ちょっと話を聞きたいんだけどいいかしら?」

「話?ですか?」

「そうそう、魔が大量に襲ってきたってリィアが言ってたんだけど、実際の様子とかが気になったんだよね」

「それとこの騒ぎ?に関しても教えてくれない?」

「ん〜、今は落ち著いてきたのでこっち部屋で話しましょうか」

教會の奧の部屋に案される

「といっても私もそんなに詳しく知らないんですけどね」

「どういうこと?」

「実は………私、神様から力をもらったんです」

シロルは幸神教の神様によって力を與えられ、消えた拠點の人の元にいたという

「噓を言ってるわけではないようだけど、本當かしら?」

「本當です。その証拠に………浄化!」

「ひゃあ!?」

シロルの魔法で部屋の中がきれいになる。ついでにあたし達にもかけられた。

「今までこんなに強力な魔法は使えませんでした」

確かにシロルの魔法は戦えるほどではなかったけど、明らかに強くなってる

「わかったよ、信じる。それじゃあシロルは何も知らないんだね」

「一応神様から教えてもらいましたけど、神様が現れた魔を殲滅したとしか………」

ん〜、神話なのか本當なのかよくわからないけど、ここまで言うなら本當なんだろう。

「実は今魔王軍の関係者が來ているんだけど、その人にも詳しく話してほしいんだけど、いいかしら?」

「魔王軍って、あの魔王の………わかりました」

こうしてあたし達はルーミーに何が起きたのかを伝えた。

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