《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》不思議な特殊階層
リィア視點
無雙狀態でどんどん進んでいくと新たな特殊階層に著いた。
まだ特殊階層があったんだね。
今度の特殊階層は山だった、階段を降りたときに山がそびえ立っているのが見えた。
そして空中にはいくつもの魔が飛んでいた。
「ワイバーンまでいるんだ………」
「周りを気にする必要はありません。私達も飛んで行きましょうか」
普通なら一度下まで降りてからまた山登りをするんだろうけど、私達は飛べるから簡単に次の階層への階段に行ける
と思ったけど、そう簡単にはいかなかった
「全然攻撃が當たらない………」
剣はもちろん魔法もなかなか當てられない
「そういえば空中戦するの初めてかもしれない」
飛べるようになってもなかなか人前じゃできないし空中にいる魔とそんなに戦わないから今までなかったんだ
「ルチアさん私……って大丈夫ですか!?」
ルチアさんも苦戦してるみたい
「大丈夫です。こんなに面倒だとは思いませんでしたけど。仕方ありません、し我慢してください」
「えっ!?」
私はルチアさんに手を握られる
すると私達の周りでいくつもの雷が落ちてきた
「うわっ!?」
私も雷の魔法を使うけどこんなに大規模な魔法は使ったことがない
次々に飛んでいた魔が落ちていく
「これが神の裁きです。私はしたことがないんですけどね、斷罪神はよくやるそうてすよ」
神の怒りって意味での神鳴りっていうこともあるよね。神様はみんな雷を使うのかな?
「別にこれにこだわってるわけではないですよ。神の多くは自然現象と接ですから雨や雷など、特に天気に関する魔法は得意なのです」
へぇ〜
焦げ臭い中を飛んでいき、階段へと進んだ。
次は普通の階層っぽいけど……
「………あの、ルチアさんどうしました?」
「ここの階層は最短がありません、出口が特殊なようです」
普通じゃなかった。
「ということは探索が必要ですね……面倒ですけど」
神の力を持ってしても一筋縄ではいかないんだね
そして、それが地獄の始まりだった。
「行き止まりですね……」
「おかしいですねどこへ行っても行き止まりです」
「もしかしてあの寶箱になにかあるんじゃないですか?」
行き止まりには寶箱が置いてあって、これまでも結構見つけてきたけど、急いでいるのとほぼずるしてここにいるから寶箱の中を見てなかった。
「特殊階層なようですし、何か仕掛けがあるのかもしれませんね。調べてみましょう」
寶箱に近づいて、警戒しつつ中を開ける
「ってこれミミックですね!?」
剣でちょっとグサッと刺すと襲ってきた
本來防力が高く対処に面倒なミミックだけど、神の前には無力、すぐに倒すことができた。
次の寶箱まで行くと今度は普通にアイテムがっていて、その次の寶箱でやっとのこと進める道のようなものを発見した。
「この中を通れそうですね」
「このダンジョンがこんなふうになっているとは思いませんでした。ラキトピアのことは知り盡くしていると思っていたのですが」
このダンジョンも元勇者達は突破したんだよね?そう考えるとすごいなぁ。
その後も寶箱を開いては道かどうかを調べることを続けた
「寶箱ガチャきつい………ミミックばっかりもうほんとに」
本の寶箱だとしても中はそこまでいいのではなく、なんなら空っぽのやつもあった。あくまでもギミックとしておいてあるだけのようだ
なんかワクワクも何もないし、暗いからか気も落ち込む
ルチアさんの空間把握で迷うことはないにしてもなかなか進めなくてじれったい
「ダンジョンって完全に人間がることを想定されてるみたいですけど、どういう存在とかどういう仕組みでできるんでしょうか」
「それは私にもわかりません………ただダンジョン信仰もあるくらい人間と深い関係にあります」
山岳信仰とかと同じで自然の恵みって考え方もありそうだね
「信仰ってことはダンジョンの神様もいるんですか?」
「いますよ。ですがダンジョンの誕生に関わっているわけではありません。ただ人間が信仰しているから存在している神です」
この世界の神様って思ってたより知らないこと多いよね
まぁそれも神様が人間とかの信仰によって生まれるからなんだろうけど
「普通の自然は人間以外の生が形作ってますけど、ダンジョンの場合は窟とか山そのもの、しかも魔が特殊な條件で出てきますからね。寶箱もありますしダンジョン自が一つの生とは考えづらいです」
「ロミスが渡っている世界にはないんですか?あなたも別の世界から來たのでしょう?」
「ありません、私の世界には目立つ魔法や魔もいませんし、もっと科學や文明も発展していました」
「ロミスから聞いてます、文明の発展している世界の魂をこちらの世界に持ってきたらこちらも発展するんじゃないかって、、一部はそうかもしれませんが魔や魔法の影響で數百年は停滯するでしょうね」
神様からしか聞けないような話をしつつ著実に進んでいく
時間だけはかかるので休憩もはさみつつなんとか迷宮階層を抜けることができた。
- 連載中95 章
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