《コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!》最下層

休憩しつつ寶箱の階層を進んでいく、帰りは転移魔法があるから通らなくてよくていいね。

こんなのもう絶対やりたくない

「やっと抜けれそうですね」

「さて、ここからは急ぎますよ」

そういえば元兇の魔族って地上に出てたみたいだけどどうやって最下層に?もしかしてその魔族も転移魔法が使えるってこと?

「あの、ルチアさん、一つ疑問なんですけど、どうして元兇の魔族は逃げないんでしょうか?転移魔法が使えるんですよね?」

「いいえ、あの魔族が使っているのは幻影の魔法でした。転移魔法ではありません。転移系召喚系など瞬時に空間移する魔法は一部の者にしか使えません。それこそロミス関係でないとほぼできませんからね」

てっきり転移魔法は魔族なら割りと使えるのかと思ったけどそういうわけではないんだね

「幻影魔法はそんなに難しくないんですか?」

「幻影は邪神関連の魔法ですね。魔族ならば使えるものもいるでしょうね」

信仰する神によっても使える魔法が変わるんだね。

「ちなみに神ハピネ関連の魔法はどういうのがあるんですか?」

「強力な魔法だと聖のみが使える闇払い、封印ですね。一般的な幸神教徒が使う魔法では癒し魔法です」

癒し魔法?リフレッシュのことかな?

「リフレッシュではありません。その名の通り癒しを與える魔法です。リラクシング」

ルチアさんが魔法をかけてくれた。確かに、これは癒しだ

ルーナちゃんをぎゅっとしたときと同じような気持ちになる

幸神教らしい魔法だ

ルーナちゃんを思い出したらみんながしくなってきたなぁ。みんなのためとはいえちょっと寂しい

「はぁ〜」

「なぜリラクシングをけた人はみなため息を吐くのでしょうか。シロルもあなたと同じような反応をしました」

「多分ルチアさんの魔法が強すぎるせいだと思います。人は幸せな時を思い出してあのときはよかったなぁと懐かしむので」

「なるほど?」

「シロルちゃんにかけてもらったら多分わかると思いますよ」

「今度頼んでみます」

順調にダンジョンを進んでいき、もうすぐで最下層のところまで來た

特殊階層はあの寶箱以降もあったけど、神様のチート能力で余裕で通り抜けることができた

「やっとここが最下層ですね」

「思ったより時間がかかってしまいましたね。ですがあの魔族達を追い詰めたということです。邪神にも許可をもらったので必ず天罰を下します」

ルチアさんは本気で起こっているようだ。なんというか覇気がすごい

ここまで來たら私帰ってもいいんじゃ……あ、はい帰るとき私がいないと転移が大変なんですよね冗談です

神様が心を読めるとわかっていても心の聲は勝手に出てくるから許してほしい

目が怖いです

「あなたも一緒に戦うのですよ。わかってますか?」

「ちょっと、あんまりリィアちゃんに圧をかけないでくれる?リィアちゃんは私のなんだから、そこのところをちゃんと理解してね」

「……わかってます。怠惰なロミスのことだから私のことを置いていきそうだったので」

「信用ないなぁ」

最下層では強烈な魔力の反応と殺気をじる

出てくる魔はこれまでよりも兇暴化していて、もはや自我をもっていないようだ

「ひどいですね」

「ダンジョンの魔とはいえ生を使った実験改造は許せませんね」

神様も天使を使って々してそうだけど……あ~はい、創造主が自分ならまた別の話ですよね!そうですよね

「どうして魔族達はこんなことを?やっぱり生贄を必要としているのでしょうか?」

前にもこうした偏った考えの邪教徒と戦ったことがあるけど確かそれには生贄が必要だとか言ってたんだよね

「目的は邪龍の復活でしょうね。奴は今現在も封印されていますが死んではいません。封印を解くために必要なものは當時の勇者と聖に聞くしかありませんが生贄が必要なのでしょうか?」

あ、そこは神様も知らないんだね

「もし邪龍が復活したらどうなっちゃうんですか?」

「おそらくは世界中の生が殺されて神含め全てが滅亡すると考えていますが、実際はどうなるかわかりません。弱化しているかもしれませんし、墮天したことで滅ぼす意がなくなっているかもしれませんし逆に全てが憎くなっているかもしれません」

必ずしも最悪な狀況になるとは限らないんだね

でも強大な力を持っていて世界が危なくなることに変わりはない

「それに、邪龍の厄介なところは呪いです。封印されてもなお呪いによって人を苦しめています。本來邪神や當時強力していた契約神が邪龍を止めるべきだったのてすが……」

「いやいや封印されちゃこっちは手出しできないから。それにあの大戦は一方的過ぎた、邪龍の力を使った邪神は正しいことをしていると思ってるよ。というか殺されかけたら全力で抗うでしょ?」

「………まぁあれは止めようもない大戦でしたからね。人間側の神としては許したわけではありませんが」

ずっと前に人と魔族が全面戦爭をしたって話は神様から聞いたことがある

実際どのくらいの規模で爭ったのかはわからないけど、今も魔族と人間の國があるから結果は引き分けだったのだろう

「元々敵同士だったのに今はいいんですか?」

「神の敵対は信者同士で爭わない限りありませんからね」

「そうそう、まだこの世界じゃ起きてない話なんだけど、リィアちゃんのいた世界だとその力が大きすぎて同じ神を進行しているのに爭いが起きていることもあるみたいだよ力がありすぎるのも大変だよね」

確かに………異なる宗教の爭いよりも同じ宗教の宗派の違いで爭うことの方が多いような気がする

「さて、やっと追い詰めたようですね」

私達は最後の階層の最奧にあるボス部屋の前までたどり著いた。

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